ジョージ・ベネットはプリモッシュ・ログリッチのアシストとしてツール・ド・フランスに出場が予定されていた。
トム・デュムランが抜けたので、当然入るかと思っていたけどデュムランのあとにはヨナス・ヴィゲゴーが入っている。
ジョージ・ベネットは2020年にジロのエースとして走ることが決定していた。
だが、ジロの開催がコロナによって微妙になったこと。そして、 クリテリウム・デュ・ドーフィネでステファン・クライスヴァイクが肩を脱臼してしまい急遽ツールに出場となっている。
今度こそ、グランツールでの単独エースだが、ジョージ・ベネットは今年は特別だという。来年からはツール・ド・フランスに戻ると言う。
単独エースとほうが良いと思うけど、ジロに出ることが今年プラスになるということも言っている。
ニュージーランドのサイクリング事情
🇫🇷 #ParisNice
Someone’s having a new look 👀
The NZ champs jersey is looking good on you George 👍 pic.twitter.com/1oyQZMyXeJ
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) March 7, 2021
今回のTeam
ジロ・デ・イタリアのメンバーは
9か月振りのレースとなる、ディラン・フルーネウェーヘンも入っている。売り出し中のディビット・デッカーもいるので、どちらがスプリントで勝利を狙うのかはわからない。
ジョージ・ベネットは、ジロ・デ・イタリアの目標を上位5位以内に入ることを目指している。
ニュージーランドチャンピオンの今シーズンの一番の目標は、オリンピックだ。オリンピックは、明らかに世界中で、そして彼の母国でも非常に人気のあるイベントとなっている。
ジョージ・ベネットは2018ジロ・デ・イタリア総合8位を獲得するが、その後、滑りリブ骨症候群となり、走ると胸や胃にキリキリと痛みが走り満足な走りが出来なかった。
この手術を2019年オフにしている。
出術後の2020年は復活の年となり、ツール、ブエルタでプリモッシュ・ログリッチを献身的にアシスト。
ブエルタはアシストしつつも総合12位と確実にレベルを戻すことが出来ている。今後、数年間はまたツール・ド・フランスに戻ってくるが、今年は特別だ。
ジョージ・ベネットは
オリンピックはユニークな機会であり、そのコースは私に適している。東京の暑さも強みとなる。ツールではなくジロを行うことは、私にとっていくつかの素晴らしい可能性を提供してくれる。
ジロで素晴らしい結果を得て、オリンピックではるかに良い走りをしたい。
ジロを選ぶことで準備を確認し、新たに始めることができる。ツールを走っていたら、同じことをする可能性はなかっただろう。
また、ニュージーランドのサイクリング事情の問題も上げている。ニュージーランドではサイクリングの伝統はない。
ニュージーランド人にとって、オリンピックはオランダ人よりもはるかに特別なんだ。
ニュージーランドはサイクリングで成長することはなく、ツールはテレビでほとんど放送されていない。 しかし、オリンピックは誰もがそれらを知っている。これは子供の頃に夢見ていたものなんだ。
ツール・ド・フランスはテレビでは放送しないが、オリンピックはニュージーランドでもテレビ放送される。
日本でもマイナースポーツはテレビ放送されない。オリンピックで活躍して初めて脚光を浴びる感じだ。ニュージーランドも一緒だろう。
ジョージ・ベネットは、オリンピックで活躍する姿を地元の人に見せることでサイクリングの魅力も広めて行きたいと思っている。
ジロからオリンピックまでは、十分に時間があるので暑さに強いジョージ・ベネットには有利になる。だけど、高温多湿というのは大丈夫なんだろうか?
きっと、日本の蒸し暑さにはびっくりするのではないかな。東京でのジョージ・ベネットの走りに期待しておこう。
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