8月15日にイタリアでイル・ロンバルディアが開催される。例年ならば落ち葉のクラシックと呼ばれ秋に開催されるはずだけど。
今年のイル・ロンバルディアも異例尽くめだ。コース短縮に無観客での開催。
この大会に出場するジョージ・ベネット(Jumbo-Visma)は、かなり強気な発言をしておりレムコと逃げるか勝負するようだ。
200km走ったあとの登りに注目
ジョージ・ベネットはツール・ド・レンでプリモッシュ・ログリッチを助けて自らも総合5位に入る活躍。
続く、イタリアのワンデイレース、グランビアモンテで優勝。
現在、乗りに乗っているジョージ・ベネットはツール・ド・フランス前の最後のレース、イル・ロンバルディアに出場する。
2018年に10位に入る好走を見せているが今回は優勝を狙っているようだ。
レムコはこれまでのところ彼の評判を順守しているようだ。イル・ロンバルディアはレムコとのクールな戦いになるでしょう。私はそれを楽しみにしている。我々は両方とも勝とうとするでしょうし、私たちの1人がトップに立つでしょう。
ロンバルディアの丘を偵察したあとに、ベネットはインタビューに答えている。どちらか一人がトップに立つと明言するとは凄い自信だ。
私にとっては、これは素晴らしいチャンスだと思っている。チームには才能が集まっているので、可能であればチャンスを逃さない。多くの善良な人たちもレースをしているが、私たちが鋭い終焉を迎えられない理由はない。
と語っており、ここでも強気の姿勢だ。
ベネットは彼の仲間のライダーを尊敬しているが、ロンバルディアでは彼とレムコの間の単純な戦いになると考えている。彼はロンバルディアを5回走っており、それが長い登りと下りでの消耗の戦いになることを知っている。
200kmを走ったあとのフィニッシュから17 kmのシビリオの登りが勝負だと考えているようだ。
ベネットはグランビアモンテでも、最後の登りを攻撃し、ライバルを落とし、そして雨の中で勝利するために登った。ウリッシは彼を捕まえるところに近づいたが、ベネットはフィニッシュラインに到達するまで速度を落とさなかった。
これはイル・ロンバルディアでも同じようなレース展開となることは考えられる。
だが、常識の通じない男もいるからねえ~。
レムコは試走を入念に
ジョージ・ベネットに名指しでライバル扱いされているレムコはロンバルディアの丘を入念に試走している。
ロンバルディアは、クラシカサンセバスチャンよりもさらに難しいと思う。決勝は非常に厳しい。最後の80キロは特に難しい。Ghisalloからは、もうフラットストリップはほとんどありません。
レムコには他のライダーにない、誰も追いつけない独走力がある。
ツール・ド・ポローニュ第4ステージで見せたレムコの50kmに及ぶ独走は凄かった。
昨年は、バウケ・モレマが独走したが、これをレムコが狙わない手はないだろう。少しでも追走が躊躇してお見合いしてくれれば勝てる可能性はある。
平地だけでなく、山岳でも強さを身に着けているレムコを独走させたら、もうかなう相手はいないだろう。
しかし、レムコとジョージ・ベネットだけが主役ではない。ディフェンディングチャンピオンのバウケ・モレマにチームメイトのヴィンチェンツォ・ニバリ。ディエゴ・ウリッシ、マチュー・ファンデルプール、ヤコブ・フルサンもいる。
レムコの強みとしては、ジョアン・アルメイダがいることだろう。この新星アシストがロンバルディアの丘でアシストしてくれるのは心強い限りだ。
初のモニュメントでどんな驚きの走りを見せてくれるのか楽しみだ。
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