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フィリッポ・ガンナが4km個人追抜の世界記録を奪還 1週間で2度目の世界記録更新!

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Ruwad Al KaremによるPixabayからの画像
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INEOS Grenadiersのフィリッポ・ガンナがアワーレーコード更新に続いて世界記録も更新した。

ガンナが更新したのは、4km個人追い抜きのトラック種目だ。

アメリカのトラックレーサー、アシュトン・ランビーが2021年8月18日、メキシコのアグアスカリエンテス競輪場で3分59秒930を出していた。

それまでは、ガンナの4分1秒934が人類最速だった。

 

フィリッポ・ガンナは、この記録をパリのトラック世界選手権で抜いて見せた。しかも、海抜0mでの記録達成だ。ガンナは前から高地でという枕詞がつくことを嫌っていた。

ガンナの記録は、人類史上二人目の4分切り達成の大記録でもある。

 

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1週間で二つの世界記録更新

 

フィリッポ・ガンナが記録したタイムは3分59秒636で、0.3秒世界記録を更新した。

アシュトン・ランビーの場合には、メキシコの高地で記録されており、ガンナの場合には海抜0m。この記録がいかに凄いかが分かる結果だ。

木曜日にガンナは4km団体追い抜きに出場して2位。オリンピックでは優勝していた種目だ。

 

フィリッポ・ガンナはレース後のインタビューで以下のように語る。

私たち全員にとって素晴らしい瞬間だ。今日は9時に目が覚めた。10時、個人追撃はしたくなかった。

15時過ぎに、代表チームの全員が私の部屋に来て、私が決断を下すのを手伝おうとした。

今夜から、私はただ祝うつもりだ。ビールかもしれないし、ジントニックかもしれないが、状況によって異なるだろう。

たぶんシャンパン、私たちはフランスにいるからね。

 

自分では、それほど調子が良いとは思えない目覚めだったことがわかる。団抜きでも2位だから、本調子ではなかったのかもしれない。それでも世界記録を出すところが凄い。

 

ガンナとコーチのダン・ビンガムの対決?

 

彼をコーチしているINEOS Grenadiersの空力アドバイザーのダン・ビンガムは個人追い抜き予選では英国記録の4分5秒181を出していたのだけど、3位決定戦では5秒以上遅れてしまった。

ダン・ビンガムはガンナが抜くまでアワーレコード保持者だった。

 

団体追抜きでは、ダン・ビンガムとイーサン・ヘイターが率いる英国チームが勝利。団抜きでは英国が勝利したが、個人追抜きではイタリアが勝利したことになる。

それにしても、アワーレコード更新に、個人追抜の世界記録更新を1週間の間にやってしまうとは。

これで、フィリッポ・ガンナは6回目の世界トラックタイトルを獲得した。凄い男だ。

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