ティレーノ〜アドリアティコ の最終ステージは個人タイムトライヤル。
誰もが、トップタイムをたたき出すのは世界選手権TT王者のフィリッポ・ガンナ(INEOS Grenadiers)だと思っていただろう。
ここまでタイムトライヤルでは8連勝を飾っており、まさに敵なしの状態だったのだから。
だが、結果は、ワウト・ファンアールトとシュテファン・キュングに破れて3位となってしまう。
ガンナはフニッシュで「私はロボットではなく人間であることを示しました。」と語っている。
走る時間帯
この投稿をInstagramで見る
Velonのデータによると、最後の2.2kmでは、平均585wで走っており、ピークは700Wを越えている。
11分17秒で平均時速は53.7km/h。昨年のガンナ自身の記録と比べると35秒も遅い。
フィリッポ・ガンナは、第5ステージで最初の1時間をav50kmを越えるスピードで逃げ続けている。捕まったのはラスト60km付近。約140kmに渡って逃げ続けていた。
雨の降る中でもあり気温も下がっていた。疲れがあったことは間違いない。だが、それは優勝したワウト・ファンアールトも同じだ。
ゴール後ガンナは
私はすぐに自分の足が良くないと感じた。私はなんとか何かを引き戻すことができたが、今は次のチャンスまでしか考えることができません。
悲しいことではない。すべての人種は異なる。より強くなることができる人は常にいる。
ガンナ自身は言い訳をすることを拒否していた。
だが、コースの後半部分の風は、その日の前半にスタートしたライダーのほうが強かったようだ。
ワウト・ファンアールトがスタートする頃には、風が弱まっていたと、多くのライダーが証言している。
気象条件だけは、誰にも制御することが出来ない。全く同じ条件だったから、ガンナのほうが速かったかもしれない。
だが、これは屋外で走る以上誰でも起こり得ることだ。ガンナには次を期待したいと思う。必ず、更に強くなった走りを見せてくれるはずだ。
コメント