Factorは、第2世代のオールラウンダーエアロロードバイクである新型Ostro VAMを発表。
2024 Ostro VAM は、第1世代の Ostro VAMよりも空力性能が、48km/hで7ワット向上し、267.8 g軽量化されている。
これは、主要な競合他社であるSpecialized S-Works Tarmac SL8とCervélo S5の 2 台よりも空力性能が優れていると主張している。
すでに、Israel – Premier Techのステューブン・ウィリアムズがサントス・ツアーダウンアンダーで乗って総合優勝を飾っている。
Factor Ostro VAM
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Ostroの名前は、地中海の8つの主要な風の1つにちなんで名付けられている。OSTROはコートダジュールを通過する南向きの風のこと。
トップチューブを飾る、VAMは「Velocità Ascensionale Mmedia」平均上昇速度を表しており、エアロバイクでありながら軽量化を目指していることを示している。
つまり、エアロと軽量化を一つにしたバイクだ。これが、第2世代で更に進化する。
フレーム重量は大きくは変わっていない。54cmのフレームで820g。軽量化に貢献したのは、新しくなったBlack Incホイールによるものだ。
そのため、Factorは重量ではなくエアロに重点をおいて改善している。
Time to introduce our new beast, the OSTRO VAM. Gotta love the aerodynamic design 🤩 Can’t wait! #FactorBikes #OSTROVAM pic.twitter.com/LM3xttLYiE
— Dylan Teuns (@dylan_teuns) February 14, 2024
フレームセットは 5 つの「ゾーン」に分割され、それぞれが最新のUCI機器規制に従って最適化された。 5つのゾーンのうち 4つのゾーンで空気力学が改善され、5つのゾーンのうち 3つのゾーンで重量が削減されたとのこと。
もの凄く細かい部分のアップデートがされている。要点だけまとめてみると
UCIのフレームに関する規定改定もアップデートに含まれている。3:1 ルール (フレーム チューブとコンポーネントの長さと厚さの比率が 3:1 以下であることを意味する) を削除し、必要な最小厚さを減らすことで、リアエンドをスリム化することができている。
今回Factorは詳細な情報シートを公開しているので、詳しくは下記を参照までに。
Israel – Premier Techのライダーからのフィードバックで、乗り心地は変えずにエアロをより推進してほしいとの要望をかなえている。
上記のフレームの改善により、時速48km/hでは以前の
に比べて7W改善。数値データでは、Specialized S-Works Tarmac SL8とCervélo S5よりも、ヨー角が大きくなるほど数値は良くなっている。フレーム重量は、865gから45g節約され820g(サイズ54cm)。フォークは9g増加。
すべてのフィッティング (バー、フォーク、ハードウェア付きシートポストなど) を含むフレームのシステム総重量は、2,144.8gから 2,096gになり、合計で 48.8g軽量化されている。
価格については、以下の通り。
プレミアムパッケージ フレームセット£5,499(約100万円)
プレミアムパッケージ + Black Inc 48/58 ホイール£8,900(約170万円)
Shimano Ultegra 8100 Di2 £8,999(約170万円)
Shimano Dura-Ace 9200 Di2 £10,799(約200万円)
SRAM Force eTap AXS + Quarq パワーメーター£ 9,299(約175万円)
SRAM Red eTap AXS £10,999(約200万円)
SRAM Red eTap AXS + Quarq パワーメーター£11,399(約215万円)
詳しくは公式サイトを参考に。
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