2024 ヴォルタ・アン・アルガルヴェ第1ステージ　レムコとワウトの初日の走りは?

ポルトガルで行われるヴォルタ・アン・アルガルヴェ。Volta ao Algarve em Bicicleta(2.Pro)

多くのクラシックライダーにとって準備レースとして理想的なコース設定となっている。

過去の優勝者

2023:  ダニエル・マルティネス
2022:  レムコ・エヴェネプール
2021:  ジョアン・ロドリゲス
2020:  レムコ・エヴェネプール
2019:  タデイ・ポガチャル
2018:  ミハウ・クフィアトコフスキ
2017:  プリモッシュ・ログリッチ
2016:  ゲラント・トーマス
2015:  ゲラント・トーマス
2014:  ミハウ・クフィアトコフスキ
2013:  トニー・マルティン
2012: リッチー・ポート

 

第1ステージ　ポルティマン～ラゴス　 200.8km

 

初日はスプリンターの日となる。スタートは大西洋のアルガルヴェの最南端のポルティマンから。

ポルトガル海岸に沿って西に向かい、その後内陸に向かう。中間に山岳もあるけど、ゴールまでの距離が長いのでスプリントで決着だ。

 

1. 4級山岳　Aldeia dos Matos  1.6km・6.1%
2. 3級山岳 Nave  6.0km・4.2%
3. スプリントポイント　Vila do Bispo

 

注目のライダーは

• BORA – hansgrohe　ダニエル・マルティネス、ボブ・ユンゲルス、セルジオ・イギータ、マキシミリアン・シャフマン、ヨルディ・メイウス
• Alpecin – Deceuninck　クイントン・ヘルマンス、スタン・ファントリヒト
• Arkéa – B&B Hotels　アルノー・デマール
• Astana Qazaqstan Team　サムエーレ・バティステッラ、シモーネ・ヴィラスコ
• EF Education – EasyPost　シュテファン・ビッセガー、ルイ・コスタ、ベン・ヒーリー、マライン・ファンデンベルフ
• Groupama – FDJ　シュテファン・キュング、ヴァランタン・マデュアス
• INEOS Grenadiers　テイメン・アレンスマン、フィリッポ・ガンナ、トム・ピドコック、ゲラント・トーマス
• Intermarché – Wanty　マイク・テウニッセン、ヘルベン・タイッセン、ローレンス・レックス
• Lidl – Trek　テイオ・ゲイガンハート、アンドレア・バジオーリ、サム・オーメン、ジャスバー・ストゥイヴェン
• Soudal – Quick Step　レムコ・エヴェネプール、ミケル・ランダ
• Team dsm-firmenich PostNL　ジョン・デゲンコルプ
• Team Visma | Lease a Bike　ワウト・ファンアールト、セップ・クス、ティシュ・ベノート、ヤン・トラトニク
• UAE Team Emirates　アイザック・デルトロ、マルク・ヒルシ、ニルス・ポリッツ
• Tudor Pro Cycling Team  マッテオ・トレンティン
• Uno-X Mobility　マグナス・コルトニールセン、マライン・ファンデンベルフ

 

スタート前

Team Visma | Lease a Bikeは、セップ・クスにワウト・ファンアールト、好調なヤン・トラトニクを投入。

 

 INEOS Grenadiersのゲラント・トーマスは2024年の初レースに。

 

Lidl – Trekに移籍したテイオ・ゲイガンハートが登場だ。昨年のジロ以来のレースとなる。

 

スタートライン先頭には、セップ・クスとワウト・ファンアールトが並ぶ。

 

そこにレムコ・エヴェネプールがきて、主役がそろった。

 

ニュートラルスタートに。

 

オフィシャルスタート。

 

7人の逃げ

残り186kmから7人が逃げている。

1.  トビアス・バイアー (Alpecin – Deceuninck)
2.  COSTA Fábio (ABTF Betão – Feirense)
3.  CONTTE Tomas (Aviludo – Louletano – Loulé Concelho)
4.  NARCISO Diogo (Credibom / LA Alumínios / Marcos Car)
5.  CAMPOS Noah (Kelly / Simoldes / UDO)
6.  FONTE César (Rádio Popular – Paredes – Boavista)
7.  AMADO Gonçalo (Tavfer-Ovos Matinados-Mortágua)

 

4級山岳　Aldeia dos Matos  1.6km・6.1%

ポイント獲得順位は

1. CONTTE Tomas (Aviludo – Louletano – Loulé Concelho)　3ポイント
2. FONTE César (Rádio Popular – Paredes – Boavista)　2ポイント 
3.  AMADO Gonçalo (Tavfer-Ovos Matinados-Mortágua)　1ポイント

 

3級山岳 Nave  6.0km・4.2%

ポイント獲得順位は

1. CONTTE Tomas (Aviludo – Louletano – Loulé Concelho)　4ポイント
2. AMADO Gonçalo (Tavfer-Ovos Matinados-Mortágua)　3ポイント 
3. トビアス・バイアー 　Alpecin-Deceuninck　2ポイント

 

残り68kmで3分30秒差。

 

集団はArkéa – B&B Hotels、Intermarché – Wanty、Team dsm-firmenich PostNLが引いている。

 

UAE Team Emiratesのエースナンバー、アイザック・デルトロがパンク。

 

少し、時間はかかったけれど再スタート。

 

先頭集団では、唯一のワールドチームプロのトビアス・バイアーは補給中。残り60kmで1分58秒差に。

 

今度は、BORA – hansgroheのセルジオ・イギータがパンクだ。

 

残り58km。雨が降ってきたのがいけない。

 

アイザック・デルトロは、今度は後輪がパンクして復帰中。

 

トビアス・バイアーがアタック!

 

さあ、先頭からトビアス・バイアーが飛びだした。

 

逃げていたライダーが捕まる。

 

さらに一人。

 

残り51kmで1分25秒差。

 

 

ワウト・ファンアールトも集団先頭に。

 

トビアス・バイアーは、残り48kmで2分14秒とタイム差を広げる。2020・2021年オーストリアU23タイムトライヤル王者だ。

 

スプリントポイント　Vila do Bispo

トビアス・バイアーが単独でスプリントポイントを通過。

1. トビアス・バイアー 　Alpecin-Deceuninck　6ポイント
2. FONTE César (Rádio Popular – Paredes – Boavista)　4ポイント
3. CONTTE Tomas (Aviludo – Louletano – Loulé Concelho)　2ポイント

 

単独で逃げ続けている。

 

残っていた2人も集団に捕まる。これで逃げているのはトビアス・バイアーだけに。

 

集団で落車。

 

 

最後まで倒れていたライダーも走り出した。

•  MIXÃO Duarte (Kelly / Simoldes / UDO)
•  VIE François (Credibom / LA Alumínios / Marcos Car)

 

橋のある部分で大落車が。少し狭くなっている。

 

これはいけない。

 

上空からの映像ではワウト・ファンアールトも巻き込まれている。ティシュ・ベノートは、左の路肩に落ちたように見えた。

 

よく見ると、ワウト・ファンアールトはギリギリで止まったようだ。

•  ヴァランタン・マデュアス (Groupama – FDJ)
•  CAMPOS Francisco (APHotels & Resorts / Tavira / SC Farense)
•  EULÁLIO Afonso (ABTF Betão – Feirense)
•  FERREIRA António (Efapel Cycling)
•  DOMINGUES Duarte (Sabgal / Anicolor)
•  ティシュ・ベノート (Team Visma | Lease a Bike)
•  MORAIS Francisco (Tavfer-Ovos Matinados-Mortágua)
•  AMADO Gonçalo (Tavfer-Ovos Matinados-Mortágua)

 

レムコ・エヴェネプールは、集団の前方にいる。

 

残り24km。集団が見えている。

 

トビアス・バイアーは、ゴールするために補給している。

 

トビアス・バイアーは、残り22kmで捕まった。

 

Soudal – Quick Stepが集団を引く。

 

残り16km。スプリントとなるので、集団のままだ。

 

ワウト・ファンアールトは、後方でフランス王者のヴァランタン・マデュアスと話ししながら走っている。

 

アイザック・デルトロが、また止まる。

 

アイザック・デルトロは、3回目。今度はバイク交換に。

 

集団のペースは上がっていないので追いつくだろうけど、3回もパンクはやってられない。

 

残り8km。

 

残り3kmのゲートをくぐってペースが上がる。

 

Arkéa – B&B Hotelsのトレインが上がってくる。

 

さあ、Arkéa – B&B Hotelsが先頭だ。

 

アルノー・デマールは、期待に応えることができるか。

 

残り1kmのゲートをくぐった。

 

Arkéa – B&B Hotelsの後ろはIntermarché – Wanty。

 

まだ、500mある。

 

横一線だ。

 

Uno-X Mobility、Intermarché – Wanty、Tudor Pro Cycling Teamが先頭。

 

誰が出てくるか。

 

左からUAE Team Emiratesのルイ・オリヴェイラ、Tudor Pro Cycling Teamのロビン・フロワデヴォー、BORA – hansgroheのヨルディ・メイウス。

 

ルイ・オリヴェイラが先頭。Intermarché – Wantyのヘルベン・タイッセンがリードアウトから飛び出す。

 

後ろでは、Intermarché – Wantyのローレンツ・レックスがすでに手をあげて勝利を確信しているぞ。

 

ヘルベン・タイッセンが、そのままゴールを駆け抜けた!

 

ゴールを大きく駆け抜けてから、ヘルベン・タイッセンが勝利のポーズ。

ヘルベン・タイッセンは、チャレンジマヨルカのトロフェオ パルマに続いての今シーズン2勝目。

 

ヘルベン・タイッセンは、明日はリーダージャージで出走だ。2位はEF Education-EasyPostのマライン・ファンデンベルフ。3位にはBORA – hansgroheのヨルディ・メイウスが入った。

 

リザルト

ステージ優勝のヘルベン・タイッセンのコメント

すでに2勝しているが、まだ2月中旬だ。それは信じられないことだ。昨年はシーズンのスタートがうまくいかなかったので、この時期は私にとって非常に重要なんだ。特にこのレベルでは。

自分は今このコンデションになるために一生懸命努力してきた。そして努力は報われている。決勝は向かい風で厳しかったし、ゴール2キロ地点でキックもあった。それはかなり重かった。

良い位置につければ勝てると分かっていた。今週はさらなる成功を期待している。ルーン・ヘレゴッツでランキング上位を目指す。彼はタイムトライアルが得意だ。そして3日目には再びスプリントしたいと思っているが、この勝利ですでに気分は最高だ。

チームも素晴らしい仕事をしてくれた。常に6人の男性と一緒にいて、チームがコースをコントロールしていた。それはチームが懸命に取り組んできたことを示している。ヴィト・ブレットのような選手が一日中私の代わりに乗ってくれたが、それは彼にとって簡単でないはずだが、彼はそれをやり遂げた。

だから本当にこれを終わらせなければならなかった。そしてローレンツ・レックスの2度目のリードアウトだった、彼はその点では最高の一人だ。彼は私が何を望んでいるのかを知っているし、私たちはお互いのことをよく知っている。私にとって、マイク・テウニッセンが私の下で働きたいと思ってくれたことも光栄だ。

 

2位のマライン・ファンデンベルフのコメント

スプリントはできたが、到着が遅すぎた。最後の丘で全力を尽くし、その後に非常に速い下り坂が続いた。チームはそれを非常にうまくやってくれた。我々が前線にいたからであり、それは本当に必要なことだった。

シュテファン・ビッセガーが別のリードアウトを試みたが、彼を見つけるのに苦労した。最終的にはスパートできたが、到着が遅すぎて遠すぎて2位になってしまった…。

 

3位のヨルディ・メイウスのコメント

そこにはいたけど、正直に言うと私の脚は最高ではなかった。150キロを越えた後は、かなり空虚な気分になった。３位は悪くないが、まだ調子が上がっていないのが残念だ。

決勝は向かい風が強かったが、最後のキックで全力で走った。向かい風もあり、フィニッシュは難しものとなった。今、私にとっての次の目標は、金曜日に予定されているスプリントのチャンスだ。

 

第1ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞