昨年のツール・ド・ポローニュでの事故以来、長く厳しい回復の道を歩んできた、ファビオ・ヤコブセンがDeceuninck-Quick-Stepと2年の延長契約を結んだ。
ファビオ・ヤコブセンは、ツアー・オブ・ターキーで感動的なカムバックを果たしている。
マーク・カヴェンデッシュのトルコでの4つのステージ優勝に貢献したファビオは、今回の勝利が自分にとって最大の勝利であり、復帰への旅の重要なステップになったと語っている。
再び勝つことを目指して
プロになってからこれまで、グランツールデビューのブエルタ・ア・エスパーニャでのステージ優勝やスヘルデプライスでの連勝など、ウルフパックで18回の勝利を収めてきた。
昨年のツール・ド・ポローニュの事故は酷かった。歯が無くなり、口蓋の半分が無くなり、アゴの一部が無くなった。
当時は死を覚悟した時もあったと言う。
復帰には時間もかかったが、ヤコブセンは、2023年末までチームとの契約に合意し、ウルフパックで次のステップに進む。
チームからは、エーススプリンターだった、サム・ベネットが移籍することが報道されている。だが、新たにスプリンターを連れてくることはない。
チームは、ファビオ・ヤコブセンの復帰を期待している。更に、マーク・カヴェンデッシュが完全復活したことで、2枚体制になることも可能だ。
チームのGMパトリック・ルフェーブルの選手を見る目は凄いものがある。彼が見込んだライダーは必ず大成する。ファビオ・ヤコブセンも必ず以前のレベルまで戻ると確信しているから2年の延長契約を結んだのだ。
通常ならば、チームが契約を打ち切るところだっただろう。
今後、ファビオ・ヤコブセンは。ツール・ド・ワロニーにブエルタ・ア・エスパーニャにも出場する。あとはスプリントで勝利をあげることだけだ。
完全復活はあと少しで成し遂げられる。
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