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ローハン・デニスは2020ジロ・デ・イタリアのリーダーも狙っている?

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ついに、彼の夢であったチームイネオスとの契約を発表したローハン・デニス。

 

彼のいう夢のチームという意味には、彼の完璧主義をかなえることも含まれており、常にチームにプッシュし続けるとも言っている。

そして、彼の発言の中にはジロ・デ・イタリアのタイムトライヤルを成功させれば表彰台も見えるのではないかと言っているのだが。

果たしてローハン・デニスはジロ・デ・イタリアのリーダーも狙っているのか?

 

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トラック出身選手ならではのこだわり

Photo Rohan Dennis instagram

ローハン・デニスは、トラック出身の選手だ。2008年の18歳の時に世界選手権ジュニア団体追い抜きでオーストラリア代表として出場している。

2009年には世界選手権団体追抜で銀メダル。2010年、2011年は団体追抜で金メダルを獲得しているのだ。

2012年も団体追い抜きのメンバーとして出場しているが、この時にはイギリス代表のゲラント・トーマスのチームが当時の世界新記録で優勝し銀メダルに終わっている。

平均時速60km/hで走る団体追い抜きにおいては最先端の機材を使うのは当たり前だ。彼がタイムトライヤルにこだわるのは、このトラック競技出身ということもあるだろう。

ローハン・デニスは、タイムトライヤルに関して厳しい要求をすることを自分でも認めており、チームイネオスを選択したのは正しい判断だと明確に信じている。

私は常に改善できるものがある。だからこそ、私はイネオスを選んだ。

私は自分が所属するチームをプッシュして、可能な限りあらゆることを改善しようとする。夢中になりすぎることはない。

だが、それは結果的にチームに恩恵を貰らすものだと信じている。トップを維持するには、プッシュし続けなければならない。

 

彼はこうも言っている。

市場で入手可能な最高の製品を使用する革新は、特にタイムトライアルに関しては、私が本当に情熱を注いでいるものです。

それりゃあ、イネオスじゃないと経済的に付いていけないですよね。初めてのものは高いし~。

 

オリンピックの目標

Photo Rohan Dennis instagram

リオデジャネイロオリンピックでは、第3計測ポイントまで優勝したカンチェラーラとほぼ同タイム、もしくは上回るタイムで走っていたローハン・デニス。

メダルは確実かと思われたが、機材トラブルでバイク交換。これで完全にリズムを狂わせて5位に終わってしまう。

オリンピックは4年に1度しかない。デニスは表彰台にいるべきだったことを証明したいと考えている。

銀や銅メダルではなく金メダルが欲しいのだ。

 

ジロでは表彰台を狙う?

Photo Rohan Dennis instagram

ローハン・デニスは、東京オリンピック金メダルの目標の前に5月9日にハンガリーのブダペストでスタートするジロ・デ・イタリアでの3つのタイムトライヤルに集中するつもりだ。

8.6kmのプロローグ。5月31日ミラノで16.5kmのタイムトライアルで終える。間にあるのは、ステージ14の33.7kmのTTで、イタリアの3週間のレースの合計で60km弱にもなる。

これまでのジロではデニスはあまり興奮しなかったが、今回のジロはタイムトライヤルスペシャリストに最適なツアーだ。

彼はGCライダーとしても同じように働くことが出来ると言っている。

グランドツアーのGCリーダーに関しては、このチームが非常に強力なラインナップを持っていることを知っておりとてもエキサイティングだ。

完走して表彰台に上がる可能性が非常に高いこと、そしてミラノのトップステップに立つ可能性が高いことを知っている。

この言葉の意味はなんだろう?

自分が完走すれば、自らが表彰台に立てると考えているのだろうか?  タイムトライヤルで優位に立てるのはわかる。

だが、チームの役割としてアシストとして走るならば、TT前にも全力で身を粉にして働かないといけないかもしれない。

すでにイネオスでは、ジロ・デ・イタリアに出場予定となっているライダーがいる。

リーダー候補
  • ゲラント・トーマス
  • リチャル・カラパス
  • エガン・べルナル
  • ローハン・デニス

すでにエガン・ベルナルはジロとツールのダブルツールを狙うことを言っており、レース予定にもすでに入っている。

 

リチャル・カラパスもディフェンディングチャンピオンなので出場が決まっている。

 

ゲラント・トーマスも、ツールは出場せずジロ・デ・イタリアを狙っているのだ。

そこにローハン・デニスも立候補するのだろうか?

チームの人数は8人だ。そこに4人もリーダーがいたらアシストは4人しかいない。

ローハン・デニスがリーダーとして振舞うには山岳でも、彼らと互角以上に走らなければアシストは得られないだろう。

彼の言葉の真意はわからないが、60kmのTTで稼ぎ出すタイムによってはリーダーの覇権争いが激化するのは必至だ。

 

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