ツアー・オブ・オマーンの前日に、マスカット・クラシックのワンデーレースが開催。Muscat Classic(1.1)
オマーンで開催される第1回目のレースとなる。オマーンの観光とか紹介したいのかな。
アル・マウジ・マスカット~アル・ブスタン 173.7km
中東で最も古い都市の1つである首都マスカットのアルムージ地区からスタート。都市はアラビア海とハジャール山脈に囲まれているため、風景は乾燥して砂漠が多い。
前半は平坦基調だけど、後半には6回の登りが待っている。短いけれども、勾配のきつい登りが多く、スプリンターが残るのは難しいかもしれない。
- 山岳 Al Jabal Street 3.5 km・9.2% (84km)
- 山岳 ハムリヤ 0.9km・10.1%(108.3km)
- 山岳 アルジサ 1km・10%(125.9km)
- 山岳 Wadi Al Kabir 2.1km・7.3%(135.6km)
- 山岳 ハムリヤ 0.9km・10.1%(152km)
- 山岳 アルジサ 1km・10% (169.5km)
注目されるライダーは
-
Astana Qazaqstan Team マーク・カヴェンディシュ、アレクセイ・ルチェンコ
-
BORA – hansgrohe エマヌエル・ブッフマン、マシュー・ウォールズ
-
Intermarché – Circus – Wanty ルイス・メンチェス
-
UAE Team Emirates パスカル・アッカーマン、ディエゴ・ウリッシ、ダヴィテ・フォルモロ
-
Cofidis ヘスス・エラダ、アクセル・ジングル
-
Team Arkéa Samsic クリスティアン・ロドリゲス、デビット・デッカー
-
Movistar Team マッテオ・ヨルゲルソン、マックス・カンター、イバン・ソーサ
-
AG2R Citroën Team グレッグ・ファンアーヴェルマート、ブノワ・コヌフロワ、オリバー・ナーセン
-
Soudal – Quick Step ヤン・ヒルト、ファウスト・マスナダ、ティム・メルリエ、マウリ・ファンセベナント
-
Lotto Dstny トーマス・デヘント、マキシム・ファンジルス
-
Uno-X Pro Cycling Team クリストファー・ハルヴォルセン
-
JCL Team UKYO 岡篤史
単独の逃げ
JCL Team UKYOの石橋 学選手が単独の逃げ。単独は厳しいなあ~。
集団は、のんびり走っている。
スプリンターチームが先頭を固めている。チームのスプリンターは
- BORA – hansgroheはマシュー・ウォールズ
- Quick-Step Alpha Vinyl Teamはティム・メルリエ
- Astana Qazaqstan Team はマーク・カヴェンディシュ
- UAE Team Emiratesはパスカル・アッカーマン
石橋選手は、Stravaで2022年間獲得標高のトップだった。422,000m。エベレストを47回分登ったとfacebookには書かれている。どんだけ~。
スタートから60kmで16分のタイム差。
Lotto-Dstnyは、トーマス・デヘントが先頭に。リュディガー・ゼーリッヒでスプリントを狙うのかな。
山岳 Al Jabal Street 3.5 km・9.2% (84km)
最初の山岳を越えた。
集団も少しペースアップか。
Equipo Kern Pharmaが必死に集団を引く。その後ろはLotto-Dstnyが続いている。
山岳 ハムリヤ 0.9km・10.1%(108.3km)
トーマス・デヘント先頭で登る。
Astana Qazaqstan Teamのマヌエーレ・ボアーロからUAE Team Emiratesが集団牽引に。
先頭を引くのはUAE Team Emiratesのマイケル・ヴィング。無料のバーチャルプラットフォームMyWhooshのレースで注目されてプロ契約となった31歳。
山岳ポイント アルジサ 1km・10%(125.9km)
結構な勾配。BORA – hansgroheが先頭を引く。
山岳ポイント Wadi Al Kabir 2.1km・7.3%(135.6km)
石橋選手は相当頑張っている。これだけ単独で走り続けるなんて。まだ10分のタイム差。
集団は横一列だ。残り50kmで、もう4分のタイム差となっているけど、そんなに詰まったのかな。
集団は、まだどこが引くと言った感じではない。
まだ、全く後ろにサポートカーとかも見えない。
AG2R Citroën Teamが集団を引き始めた。
サポートカーらしき車が抜いていったので、そろそろ集団が近づいてきたのかな。
あ~、後ろに集団が見えてきた。
長く逃げてくれた!
石橋選手は、集団に吸収された。
各チームが縦になって進む。残り30kmを切っている。
山岳ポイント ハムリヤ 0.9km・10.1%(152km)
登り入り口まで、アシストが全開で引いて突入。
UKYOの武山が遅れる。
先頭付近は、スプリンターを落とすためか猛烈にペースを上げる。
それほど、ばらけずに集団で通過。
下りで、アタックがかかる。
20人ほどが、抜け出したが誰が入っているか。
ヘリからの映像では誰だかわからない。Lotto-Dstnyのシルヴァン・モニケ。Team Arkéa Samsicは、アントニー・ドゥラプラス。Intermarché – Circus – Wantyから、ルイス・メンチェス、レイン・タラマエ。後は、見えない~。
集団が詰めてきた。
山岳ポイント アルジサ 1km・10% (169.5km)
集団が追いついたけど、どうなっているのやら。
やっと地上カメラ。でも、前から映してくれないと~。
前方のモトバイクのカメラの調子が悪いんでしょうね。
集団の後方を映されてもなあ~。
もう、少し寄って貰いたい。
これはスプリンターは残ってないな。
BORA – hansgroheのシアン・エイテブルックスが先頭。
もう、ひとつ登り返しがある。
誰かアタックをかけている。
長く伸びてきた。
残り4km。
これはゴール前まで、誰が残っているかわからない。
30人ほどか。
先頭はTeam Arkéa Samsicのアントニー・ドゥラプラス。
Astana Qazaqstan Team が先頭に代わる。
残り200mを切ってAstana Qazaqstan Team が前に出た。
残り100mでTeam Arkéa Samsicのイエンセ・ビエルマンスとSoudal – Quick Stepのヨルディ・ワルロップが前に。
ヨルディ・ワルロップがわずかに前に出ていたが、イエンセ・ビエルマンスが追い込む。
イエンセ・ビエルマンスが前に出た。
イエンセ・ビエルマンスが勝利だ~!
Israel – Premier Techから今シーズンTeam Arkéa Samsicに移籍。見事にプロ初勝利となった。
イエンセ・ビエルマンスは、2017年にTeam Katusha Alpecinでワールドツアーデビュー。チームの解散に伴って、2020年からIsrael – Premier Techで走っていた。
今シーズンは、クラシカ・コムニタット・バレンシアナ 1969 – グラン・プレミ・ヴァレンシアでアルノー・デリーについで2位になっていた。27歳で嬉しいプロ初勝利だ。
2位となったのは、B&B Hotels – KTMの消滅でチームを失っていた、ヨルディ・ワルロップ。2022年11月末のパンネ・ビーチ・エンデュランスの時には、まだ所属チームがなかった。
ヨルディ・ワルロップは、Soudal – Quick-Step Devo Teamで走っている。ワールドツアーは出場出来ないが、プロレースまでは可能。
今回の勝利があれば、来シーズンは昇格だったかもしれない。惜しい2位だ。
リザルト
イエンセ・ビエルマンスのコメント
チームは私を完全に信じている。これは私のレースであり、チーム全体が私のために一生懸命働いてくれると前もって言ってくれた。
クラシカ・コムニタット・バレンシアナで2位で、今は初勝利だす。すごいね。
この成功の鍵は何ですか?
それは重要だ。非常に多くの有名人がIsrael – Premier Techで走っていたので、私は自分自身を犠牲にし続けた。
チームは、この種のレースでトップ10に乗るために私を迎えに来た。私はその機会を得ている。バレンシアですでに表彰台を獲得しており、今日勝利を確認できてうれしい。
マスカット クラシックの決勝戦はどうでしたか?
クライミングでは、アントニー・ドゥラプラスとミヘル・リースが一緒にいた。 結局、二人は、最後の登りで一緒にいて、その後アントニーは完璧なリードアウトをしてくれた。
私はヨルディ・ワルロップのハンドルを握っていたが、私たちは箱詰めになった。 その後、ペースが止まり、200mのスプリントに十分な余裕ができた。結局、誰も来なかった。
2位のヨルディ・ワルロップのコメント
この機会にとても満足している。一方で、それは私にとって非常に素晴らしいことだが、もちろん、自分自身とチームのために勝ちたいと思っていた。
私は常に最初のグループにいたが、限界に達していた。最後の登りの直前に、Movistarを通じてすべてがまとまった。その後、トップ10に入っていることを知り、さらに良くなった。私はそれにとても満足している。
昨年、B&B Hotels – KTMにいましたが、フランスのチームは崩壊しましたね。
確かに刺激的でした。私は6月にベルギー選手権でひどく転倒したので、6 週間ベッドで横になっていなければならなかった。その後、B&B からチームが停止したという悪い知らせが届いた。
ちょっとしたパニックだった。特に私の結果については、良くなかったから。たくさんの不運に見舞われた。エンジンを始動させるためにビーチレースを行った。
そして、チームを探しに行った。しかし、すべてが一杯だったか、予算がなかったか、チームが私を信じてくれなかった…そして、私は思い切ってパトリック・ルフェーブルに電話をかけた。
そしてパトリックがチャンスを与えてくれたことにとても満足している。もっと頻繁に行きたいと思っている。仕事を続けて、来年またプロになれることを願っている。
Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
---|---|---|---|---|
1 |
BIERMANS Jenthe
|
Team Arkéa Samsic | 125 | 4:27:48 |
2 |
WARLOP Jordi
|
Soudal – Quick Step | 85 | ,, |
3 |
VENDRAME Andrea
|
AG2R Citroën Team | 70 | ,, |
4 |
BUSATTO Francesco
|
Intermarché – Circus – Wanty | 60 | ,, |
5 |
VAN GILS Maxim
|
Lotto Dstny | 50 | ,, |
6 |
ULISSI Diego
|
UAE Team Emirates | 40 | ,, |
7 |
ADRIÀ Roger
|
Equipo Kern Pharma | 35 | ,, |
8 |
SCHELLING Ide
|
BORA – hansgrohe | 30 | ,, |
9 |
TEUGELS Lennert
|
Bingoal WB | 25 | ,, |
10 |
VERONA Carlos
|
Movistar Team | 20 | ,, |
11 |
HERRADA Jesús
|
Cofidis | 15 | ,, |
12 |
JORGENSON Matteo
|
Movistar Team | 10 | ,, |
13 |
EG Niklas
|
Uno-X Pro Cycling Team | 5 | ,, |
14 |
ALEOTTI Giovanni
|
BORA – hansgrohe | 5 | ,, |
15 |
VAN AVERMAET Greg
|
AG2R Citroën Team | 5 | ,, |
16 |
CARBONI Giovanni
|
Equipo Kern Pharma | 3 | ,, |
17 |
DVERSNES Fredrik
|
Uno-X Pro Cycling Team | 3 | ,, |
18 |
LÓPEZ Jordi
|
Equipo Kern Pharma | 3 | ,, |
19 |
MONIQUET Sylvain
|
Lotto Dstny | 3 | ,, |
20 |
FORMOLO Davide
|
UAE Team Emirates | 3 | ,, |
21 |
LANGELLOTTI Victor
|
Burgos-BH | 3 | ,, |
22 |
VANSEVENANT Mauri
|
Soudal – Quick Step | 3 | ,, |
23 |
PETILLI Simone
|
Intermarché – Circus – Wanty | 3 | ,, |
24 |
BUCHMANN Emanuel
|
BORA – hansgrohe | 3 | ,, |
25 |
MASNADA Fausto
|
Soudal – Quick Step | 3 | ,, |
26 |
LUTSENKO Alexey
|
Astana Qazaqstan Team | ,, | |
27 |
HIRT Jan
|
Soudal – Quick Step | ,, | |
28 |
UIJTDEBROEKS Cian
|
BORA – hansgrohe | ,, | |
29 |
BOUCHARD Geoffrey
|
AG2R Citroën Team | ,, | |
30 |
RODRÍGUEZ Cristián
|
Team Arkéa Samsic | ,, |
マーク・カヴェンディシュのAstana Qazaqstan TeamデビューはDNF。
コメント