Time Bicyclesは、剛性や重量を損なうことなくフレーム構造の強度を高めるために、「世界最強の繊維」であるバイオベースのDyneemaを組み込んだ2023 Time Alpe D’Huezを発売。
ツール・ド・フランスでお馴染みの、アルプデュエズの名前が入っており、ブランドは究極のロードバイクだと言う。
ブランドは、数十年前にさかのぼる手作りのカーボンバイクで定評がある。創設者のRoland Cattinが2014年に亡くなり、同社のペダル事業はSRAMの傘下に入っている。
2023 Time Alpe D’Huez
フレームには、Dyneema 繊維が入っている。
Dyneemaは、同じ重量の鋼よりも15倍強く、引張強度は最大43 cN/dtex。それに加えて、非常に軽いので水に浮くだけでなく、非常に高い弾性率(変形に対する耐性)を備えている。
衝撃時にフレームの強度を段階的に増加させるように設計されたDyneemaファイバーは、カーボンファイバーが破損した後も構造的に健全な状態を維持し、バイクが壊滅的な方法で破損するのを防いでくれる。
Dyneema補強により、カーボンバイクは、従来のカーボンバイクの従来のより脆い故障モードと比較して、スチールバイクのように曲がることができる。
これにより衝撃抵抗が劇的に増加し、以前のフレームよりも数倍高い衝撃力の下でフレームが損なわれないようにするのに役立つと述べている。
ただ、Dyneemaはヘッドチューブ、ダウンチューブ、トップチューブの接合部にある「BCSソックス」の内部構造に織り込むだけ。
そこでは、20〜25%のDyneema組成が、クラッシュ時に高い内力に抵抗し、バイクをまとめてライダーをより安全に保つ。
大きな変更点は、ステルスケーブルルーティングが統合されたフロントにある。
Deda S DCR ヘッドセットシステムにより、あらゆるコックピットで完全および部分的な内部ルーティングが可能となっている。
従来のバーとステム、および上部ヘッドセットキャップのケーブルポートでも使用可能。
チューブの形状と構造は前世代と非常に似ており、後部の三角形が前部の三角形に結合されている。
編組カーボン構造を示すために塗装されていない部分もある。必要な場合は、クロマペイントを使用しないグロスクリアコーティングカーボン仕上げを選択する。
2023 Time Alpe D’Huez spec
- フレーム : BCSカーボン Vectan Dyneema
- サイズ : XS-S-M-L-XL
- シートポスト : ø27.2mm
- 配線 : 機械的または電子的
- ホイールサイズ : 700c,ETRTO 38-622
- ボトムブラケット: PF BB 386 EVO
- カラー : Gloss Carbon、Choroma Red、Choroma Pink、Choroma Blue
- 価格 : 5,999ドルから (約79万円)
フレーム素材など、詳しくは公式サイトに出ているのでご覧ください。
コメント