ツール・ド・フランスのプロが使用しているフレームやヘルメットのブランドについては、多くのレースファンが注目。
でも、ソックスについてはそこまで注目してないですよね。
ただ、最近はシューズカバーやエアロソックスについても空力抵抗の低減が図られている。UCIもその長さについて規則を復活しているほど。
しかし、Decuninick – Quick-Stepのライダーが連続で勝利した靴下が、DeFeetのエアロソックスだったとなると気になってしまいますよね。
DeFeetはソックスを風洞実験して確認
2019ツール・ド・フランス第3ステージでは、ジュリアン・アラフィリップが16キロを独走して勝利。
第4ステージではエリア・ヴィヴィアーニがチームとして連続勝利。
彼らの足元を支えたのは、DeFeetのエアロソックス。
DeFeetは、ノースカロライナ州MooresvilleのA2 Wind Tunnelの風洞実験施設で靴下を何度もテストし開発した。
他のブランドの真似をするのではなく、新たに開発をした。
1年以上かけて開発に取り組み、科学的なアプローチによって、風洞で証明された靴下のシルエットを複数デザインした。
と担当者のCooperはコメント。
靴下は、けっして滑らかには見えない。代わりに、それらは垂直線でテクスチャード加工されている。
DeFeetは、
- ライダーの足
- くるぶ
- 足の周り
により滑らかな流れを生み出すのに十分な空気を乱す微妙な垂直方向の細溝を使用することで、空気抵抗を削減。
止まった状態で測定するのではなくて、あくまでペダリング運動をした時の状態を測定し抗力が減少するようにデザインされている。
これらすべてのエアロソックスのパターンは、後流を分割することで抗力が減ること。足が40km/hの向かい風で円を描くように直線のデザインは機能する。
Quick-Stepは、1995年以来DeFeetを使用してきた。彼らの勝利とアドバイスはDeFeetに役立ったという。
Cooper氏は、市場に出回っている他のエアロソックスと比較して、DeFeetモデルが最速だという。
一方、DeFeetソックスは8ワット節約すると述べた。
DeFeetは10月1日から小売店で靴下の販売を開始する計画。
これは約30〜35ドルで販売される、とCooperは述べている。
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