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シクロクロスワールドカップ2022-2023第6戦オーベレルエイセ ドロドロのコースで42人抜き!

海外情報
Photo credit: Erf-goed.be on VisualHunt
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ワールドカップ第6戦オーベレルエイセはベルギーで開催。

スタート前から雨で、コースはとても厳しくなっている。男子エリートの世界王者トム・ピドコックは2戦目。

男子は好調なローレンス・スウィークがワールドカップリーダーになるのか注目だ。

 

女子ワールドカップの順位 (5ラウンド後)

  1. フェム・ファンエンペル 190ポイント
  2. セイリン・アラマバード 109ポイント
  3. デニス・ベッセマ 104ポイント
  4. インゲ・ファンデルヘイデン 93ポイント
  5. パック・ピーテルス 85ポイント
  6. シリン・ファンアンローイ 84ポイント
  7. アンマリー・ワースト 80ポイント
  8. ルシンダ・ブラント 74ポイント
  9. クララ・ホンシガー 66ポイント
  10. ブランカ・カタバス 62ポイント

 

男子ワールドカップの順位 (5ラウンド後)

  1. エリ・イーゼルビット 166ポイント
  2. ローレンス・スウィーク 162ポイント
  3. マイケル・ファントーレンハウト 119ポイント
  4. ラース・ファンデルハール 115ポイント
  5. ニルス・ファンデプッテ 96ポイント
  6. ダーン・ソエテ 73ポイント
  7. トーン・ファンデボッシュ 64ポイント
  8. ミハエル・ボロシュ 59ポイント
  9. ティモン・リュエッグ 55ポイント
  10. アダムス・イェンス 54ポイント

 

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第6戦オーベレルエイセ

コースマップ photo ucicyclocrossworldcup

 

コースは昨年から変更。スタートから階段近くまで登る。最初の数百メートルには、表面が悪すぎたため、マットが付いたプレートがある。

階段の後、森と牧草地のコースとなる。赤いフェンスが特徴のコースだが、今日は雨で路面状態が悪い。

 

女子エリート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

ワールドカップリーダーのフェム・ファンエンペルは雨のためにレインブレーカーを着ている。ベルゲンで学んだので、考えて走ると。

 

Alpecin-Deceuninckのパック・ピーテルは、今日は戦術に依存しないと思います。自転車に乗っていることが最も重要だと。

 

シリン・ファンアンローイは、このコースは自分に合っていると思う。慎重になりすぎないようにしなければなりませんと。

 

スタートから、パック・ピーテルが先頭に。

 

2番手で続くのは、フェム・ファンエンペル。

 

早くも先頭が後ろを引き離し始めている。

 

パック・ピーテルがペースを上げる。この下りで一気にフェム・ファンエンペルを引き離した。

 

2番手のフェム・ファンエンペルに続くのは、シリン・ファンアンローイ。雨でドロドロで走りにくい。

 

開始8分で、パック・ピーテルが6秒程度のリード。

 

2周目

シリン・ファンアンローイに続いて、同じ場所でデニス・ベッセマも落車。

 

2番手で走るフェム・ファンエンペルはバイク交換。この後に続く選手も全てバイク交換に。

 

フェム・ファンエンペルが落車で更にタイムを失う。

 

3周目

2番手を走るフェム・ファンエンペルが落車。すでに46秒離されている。

 

3番手のシリン・ファンアンローイも1分4秒離された。

 

4周目

セイリン・アラマバードも落車。昨日優勝しているけど、今日は4番手。

 

先頭を走るのパック・ピーテルも落車。この場所はみんなが滑っている箇所。

 

セイリン・アラマバードが落車しそうになり、足をつく。

 

シリン・ファンアンローイは、前が見えなくなってバイク交換でグラスを外した。

 

5周目

パック・ピーテルは1分6秒差で先頭を走り続ける。

 

フェム・ファンエンペルは、少しずつ離されている。

 

パック・ピーテルが前周と同じ場所で足をつく。

 

今日は、この石畳の登りのほうが走り安いほど路面状態が悪い。

 

パック・ピーテルもバイク交換で、サングラスを外した。ドロドロで前が見えない。

 

パック・ピーテルがトップでゴール!

今日は、最初からリードを築いて全くフェム・ファンエンペルをよせつけなかった。今シーズンのワールドカップでは初勝利だ。

2位はフェム・ファンエンペル、3位はシリン・ファンアンローイ。またも、トップ3は、20歳の3人となった。

 

リザルト

パック・ピーテルのコメント

とてもクールなレースだった。でも、本当に大変でした。スタート後、ピットレーンまでの最初の下り坂を先頭で走りたかったんです。

ダウンヒルが得意なのは分かっているので、リスクを冒してでもリードを築きたかった。その後は、自分のペースで走り、もう少し丁寧に走りました。

2位のフェム・ファンエンペルを1分以上離しましたね。

実は、もっと互角になると思っていたんです(笑。でも、そんな風にならなくてよかった。

ワールドカップ初優勝ですね。

今まで何度も2位になっているので、期待していました。このレースはとても好きで、今日もうまくいってよかった。1周目を終えて、スタートが速すぎたと思った。でも、その後につなげられると思ったんです。ヨーロッパ選手権でもそれが功を奏し、毎周ハードに走りました。

2位のフェム・ファンエンペルのコメント

今日は本当にクロスだった。パックは今日、本当に強く走り回ったと思う。私は彼女に何も答えられませんでした。それから、自分のペースで走り、できるだけミスをしないことだと。

何度か地面に打ち付けたが、幸いにもダメージはなかった。今日はパックに対して何もできなかった。シリン・ファンアンローイはそれでもかなり接近してきたが、マージンがあったので、2位になれてよかった。

やり過ぎないことが最大のポイントです。ワールドカップを選んで、ランキングもいい位置につけているので、この路線を続けていけるように頑張ります。

3位のシリン・ファンアンローイのコメント

今日は表彰台に上りたかったんだ。先週とはまったく違うコースですが、自分自身にプレッシャーをかけていました。今日はパックが勝つと予想していました。

彼女は何度も惜しいことをしたのだから、これは当然だ。彼女は本当に飛んだ。私自身、この種のマッドクロスで大きな一歩を踏み出しました。

Rnk Rider Team Competition
points
Time
1
 PIETERSE Puck
Alpecin – Deceuninck 40 0:52:44
2
 VAN EMPEL Fem
Pauwels Sauzen – Bingoal 30 1:03
3
 VAN ANROOIJ Shirin
Baloise Trek Lions 25 1:36
4
 BRAND Lucinda
Baloise Trek Lions 22 1:51
5
 ALVARADO Ceylin del Carmen
Alpecin – Deceuninck 21 1:56
6
 VAN ALPHEN Aniek
777 20 2:09
7
 HONSINGER Clara
EF Education-TIBCO-SVB 19 2:16
8
 CLAUZEL Hélène
AS Bike Racing 18 2:32
9
 VAN DER HEIJDEN Inge
777 17 3:03
10
 BETSEMA Denise
Pauwels Sauzen – Bingoal 16 3:06
11
 BACKSTEDT Zoe
  15 3:30
12
 FOUQUENET Amandine
Arkéa Pro Cycling Team 14 3:48
13
 BURQUIER Line
  13 4:01
14
 NORBERT RIBEROLLE Marion
Crelan – Fristads 12 4:14
15
 SCHREIBER Marie
Tormans Cyclo Cross Team 11 4:29
16
 ONESTI Olivia
AS Bike Racing 10 4:30
17
 CANT Sanne
Crelan – Fristads 9 5:04
18
 FRANCK Alicia
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT 8 5:37
19
 CASASOLA Sara
  7 5:43
20
 VERDONSCHOT Laura
De Ceuster Bonache Cycling Team 6 6:08
21
 KOPECKY Julia
  5 6:59
22
 VERHOEVEN Suzanne
De Ceuster Bonache Cycling Team 4 7:00
23
 PEETERS Jinse
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT 3 7:12
24
 BENTVELD Leonie
Pauwels Sauzen – Bingoal 2 7:23
25
 MCGILL Sidney
  1 7:27
26
 TRUYEN Marthe
Crelan – Fristads   8:01
27
 MACLEAN-HOWELL Ella
    8:15
28
 BROUWERS Julie
    8:27
29
 DOBBELAERE Jana
    8:47
30
 BARONI Francesca
Pissei – Groep T.O.M.   8:57

 

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男子エリート

好調なローレンス・スウィークは、今日のようなトラックでは、本当に非常に技術的になると。

 

スタートから先頭はラース・ファンデルハール。

 

階段にラース・ファンデルハール先頭で入る。

 

ラース・ファンデルハールが少しリード。2番手はエリ・イーゼルビット。

 

トム・ピドコックは何があったのか、最後尾だ。

 

エリ・イーゼルビットが先頭に。

 

トム・ピドコックはバイク交換。かなり順位を上げてきた。

 

女子も良く落車した下りで大渋滞。

 

トム・ピドコックは16位まで順位を上げてきた。

 

マイケル・ファントーレンハウトとエリ・イーゼルビットが2人で抜け出している。

 

2周目

マイケル・ファントーレンハウトに続いて2秒差でエリ・イーゼルビットが2周目に。

 

トム・ピドコックがどんどん順位を上げている。

 

トム・ピドコックは4番手に。すぐに3番手にあがりそうだ。

 

トム・ピドコックは3番手に。

 

後続が滑っている間にトム・ピドコックはリードを広げる。

 

マイケル・ファントーレンハウトがリードを広げる。同じ画面にトム・ピドコックが見えてきた。

 

トム・ピドコックは先頭に追いつきそうな勢いだ。

 

さあ、トム・ピドコックが追いついてきた。

 

3人バックとなる。

 

3周目

ゴールラインでトム・ピドコックが前に出た。なんと42人抜き!

 

マイケル・ファントーレンハウトがトム・ピドコックに食らいつく。

 

下りでマイケル・ファントーレンハウトが落車。

 

トム・ピドコックがリードを広げ始めた。

 

マイケル・ファントーレンハウトは3秒差。ここで離れると追いつけない。

 

トム・ピドコックが泥でハンドルを取られるが、なんとかクリアー。

 

同じ場所で、後続のライダーが派手に落車。

 

4周目

トム・ピドコックがマイケル・ファントーレンハウトを4秒引き離す。

 

4位以下は混戦。

  1. ピム・ロンハール
  2. ラース・ファンデルハール
  3. ローレンス・スウィーク
  4. ティボー・ネイス

 

エリ・イーゼルビットは3位グループとなってしまう。この後、ピム・ロンハールにも抜かれ順位を落としていく。座骨神経痛で走っていても痛いと。

 

マイケル・ファントーレンハウトが一瞬、トム・ピドコックの前に出る。

 

マイケル・ファントーレンハウトが前を伺う。

 

マイケル・ファントーレンハウトがトム・ピドコックの前を走る。互角の戦いだ。

 

6周目

トム・ピドコックは後ろで力を溜めているような感じだ。

 

マイケル・ファントーレンハウトが下りでスパート。

 

マイケル・ファントーレンハウトが滑った所で、トム・ピドコックが追いつく。

 

ここでトム・ピドコックが前に。

 

ローレンス・スウィークが3番手に。

 

残り2周。どこで勝負を仕掛けるか?

 

2人の差はない。

 

7周目

ビドコックが登りでプレッシャーをかける。

 

下りでリードを奪う。

 

僅かだが、リードしたままトム・ピドコックが前を走る。

 

下りで更にペースを上げるピドコック。

 

しかし、少しリードしていたトム・ピドコックが落車!

 

 

少し痛そうだ。これは勝負あったか。

 

11秒離れた。これはもう追いつかない。

 

3位にラース・ファンデルハールが上がっている。

 

マイケル・ファントーレンハウトはペースを上げるだけだ。落車しなければ、追いつかれることないだろう。

 

7周目

ピドコックは諦めない。すこしずつタイム差をつめてくる。

 

中々距離はつまらない。

 

7秒差くらいだろうか。

 

マイケル・ファントーレンハウトが最後のパワーを振り絞る。

 

トム・ピドコックが最後まで追いこんでくる。

 

だが、マイケル・ファントーレンハウトが3秒差で逃げ切った!

欧州チャンピオンは今シーズンのワールドカップ初優勝。今シーズンの4勝目を上げた。トム・ピドコックは、最下位からスタートして2位。下りの落車がなければ、間違いなく優勝していたはず。

 

ローレンス・スウィークは4位でゴール。エリ・イーゼルビットに1ポイント足りなかったでワールドカップ順位は2位のまま。

 

リザルト

マイケル・ファントーレンハウトのコメント

この勝利は、ヨーロッパ選手権での勝利より上だと思う。トムとは本当に仲が良かった。

テクニカルセクションでは若干良かったが、上り坂ではピドコックについて行くのが大変だった。ナイスファイトだったと思う。

また一段と優れたピドコックを見ることができそうですが、どうですか?

エリ・イーゼルビットは序盤からとても強かったので、すぐに逃げ切り体制となった。ピドコックが加入してからは、少しペースが速くなったように感じた。

その後、僕は自分の限界でついていくことになったが、彼もまたミスをするようになった。それを利用しなければならなかった。

初めてのクロスウイークエンドで、世界チャンピオンはすぐに優勝を競い合いましたが、これについては?

気にしたことはないですね。みんな高いレベルで走っているし、このまま帰らせるわけにはいかないだろう。自分を信じ続けなければならないし、今日はそれができた。

ピドコックに勝てたのはよかったが、彼もまた大いに改善できるはずだ。もっといいピドコックに出会えるはずだ。

Rnk Rider Team Competition
points
Time
1
 VANTHOURENHOUT Michael
Pauwels Sauzen – Bingoal 40 1:05:42
2
 PIDCOCK Tom
INEOS Grenadiers 30 0:03
3
 VAN DER HAAR Lars
Baloise Trek Lions 25 0:37
4
 SWEECK Laurens
Crelan – Fristads 22 1:09
5
 NIEUWENHUIS Joris
Baloise Trek Lions 21 1:30
6
 NYS Thibau
Baloise Trek Lions 20 1:31
7
 ISERBYT Eli
Pauwels Sauzen – Bingoal 19 1:36
8
 RONHAAR Pim
Baloise Trek Lions 18 2:02
9
 ADAMS Jens
Chocovit Cycling Team 17 2:35
10
 KUHN Kevin
Tormans Cyclo Cross Team 16 3:03
11
 KAMP Ryan
Pauwels Sauzen – Bingoal 15 3:14
12
 VANDEBOSCH Toon
Alpecin – Deceuninck 14 3:17
13
 VERSTRYNGE Emiel
Crelan – Fristads 13 3:34
14
 LOOCKX Lander
Deschacht – Hens – Maes 12 3:56
15
 VANDEPUTTE Niels
Alpecin – Deceuninck 11 4:09
16
 BAESTAENS Vincent
Spits CX Team 10 4:19
17
 MEEUSSEN Witse
Pauwels Sauzen – Bingoal 9 ,,
18
 ORTS Felipe
Burgos-BH 8 4:37
19
 MEISEN Marcel
  7 4:49
20
 HENDRIKX Mees
Crelan – Fristads 6 5:06
21
 MENUT David
AS Bike Racing 5 5:25
22
 AERTS Thijs
Baloise Trek Lions 4 5:36
23
 MOTTIEZ Gilles
Cross Team Legendre 3 5:45
24
 BOROŠ Michael
Elkov – Kasper 2 5:55
25
 HAVERDINGS David
Baloise Trek Lions 1 6:02
26
 VERBURG Luke
    6:09
27
 BERTOLINI Gioele
    6:19
28
 VAN KESSEL Corné
Tormans Cyclo Cross Team   6:55
29
 FIALA Matyáš
ČEZ Cyklo Team Tábor   7:08
30
 DUBAU Lucas
    7:16

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