ジロ・デ・イタリア開幕戦では、昨年に続いてEF Education – Nippoはチームジャージを変更して登場。
これはマリアローザとチームジャージがピンクで良く似ているからだ。これに合わせてバイクもカスタムペイントして乗っている。
今回は、チームリーダーであるヒュー・カーシーが乗ったCannondale SuperSlice TTについて見てみよう。
Cannondale SuperSlice TT
これまで、リゴベルト・ウランやシュテファン・ビッセガーがツール・ド・ロマンディのプロローグで新型と思われるCannondaleのTTバイクに乗っていた。
だが、開幕ステージでチームは、これまで通りCannondale SuperSlice TTをカスタムペイントしてバイクに乗っている。
今回は、トップチューブ中心のカラーリングですね。ソックスやグローブもきっちりとEuphoria処理されているところが凝ってますね。
昨年のバイクと比べると少しおとなしいけど、それでも配色は結構カラフルだ。Cannondaleのデカールは黄色となっている。
フロントホイールはリムハイト81mmのMetron 81SLクリンチャーを使用。リアホイールは、Trimaxディスクを使用していたのか、超高価なMetronTFWディスクを使用していたのかは不明。
デザインのテーマは、さまざまな背景や国の人々が集まるのを祝うと言われている。
こちらもEuphoriaの思想をあらわしたデザインで飾られている。
Trimaxカーボンベースバーに取り付けられたMetron TFEカーボンファイバーコックピット。Visionの最高の高速技術が搭載。サイコンはどうやってバーにつけているんですかね。
フロントホイールはVisionMetron 81 SLで、チューブレスのVittoriaCorsaスピードタイヤとMuc-Offバルブを備えている。
セラミックスピードのOSPWシステムも装備されており、ドライブトレイン効率で2.4Wを削減。
だが、チームメイトのティージェイ・ヴァンガーデレンは、Muc-OffのLOPS(Lightweight Oversized Precision Shifting)を使用している。
これはメンバーで違うのでこだわりなのかな。
ここも独特の形状をしているけど、新型ではシートチューブは真っすぐになるはずだ。
こちらはスビードプレイの物。ただ、Wahooの新型スピードプレイペダルではないようだ。
コンポは、ShimanoのDura-Aceシリーズだけど、ブレーキはFSAのダイレクトマウントリムブレーキキャリパーが取り付けられている。FSAは、Power2MaxのNGエコパワーメーターを統合するチェーンセットにも使われる。
新型ではDisk専用となるだろう。
Vision Trimaxバーは、バーテープでなくグリップテープとなっている。
ボトルケージは取り付けられていおらず、このスペースを利用して、レースのGPSトラッカーをつけていた。最終TTでは距離が増えるのでボトルありになるでしょう。
Cannondale SuperSlice TT: Specification
フレーム | Cannondale SuperSlice TT |
コンボ | Shimano Dura-Ace R9150 Di2 |
ブレーキ | Shimano Dura-Ace Di2 mechanical |
ブレーキキャリバー | FSA Direct Mount Caliper |
フロントホイール | Vision Metron 81 SL |
リアホイール | Vision (Metron TFW / Trimax) |
ベースバー | Vision Trimax base bar |
コクピット | Vision Metron TFE |
バワーメーター | Power2Max NG Eco |
ペダル | Speedplay Aero |
タイヤ | Vittoria Corsa Speed TLR |
チューブレスバブル | Muc-Off |
サイコン | Garmin Edge 1030 Plus |
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