カレブ・ユアン(Lotto Soudal)は、ジロ・デ・イタリア第5ステージでようやくスプリント勝利をあげた。
ジロでの勝利はこれで4勝目。今年は全てのグランツール出場でスプリント勝利を狙う。
カレブ・ユアンは、Ridley NoahFastエアロロードバイクに乗っているが、彼のコンポは一人だけ12速カンパスーパーレコードではない。
11速を使用する理由とは?
カレブ・ユアンは昨年は間違いなくカンパ12速スーパーレコードを使用していた。以下は、2020サントスツアー・ダウンアンダーの時のバイク仕様。
だが、今年は最高のカンパSuper Record EPS 12スピードグループセットではなく、11速を使用している。
この理由だが、どうやらリアスプロケットの歯数の問題のようだ。ユアンは、27Tが欲しいのだけど、12速のスプロケットには27Tがない。
12速では
- 11-29 構成11-12-13-14-15-16-17-19-21-23-26-29
- 11-32 構成11-12-13-14-15-16-17-19-22-25-28-32
- 11-34 構成11-12-13-14-15-16-17-19-22-25-29-34
の3種類が用意されているが、この中に27Tのスプロケットはない。
27Tとか、スプリントでは使うことはないが、登りとかでは必要となる。ユアンの場合には、登りで耐えてスプリントにたどり着くことが重要。
カレブ・ユアンには27Tがしっくりとくるということだろう。これは個人のこだわりと言っても良い。登りでは歯数があまり飛んで欲しくないですよね。
しかし、カセットの関係で古いものを使うというのは面白い。在庫をずっと抱えてないといけませんね。
私はDuraだと18Tがなかったのでアルテのカセットを使っていたような。今は、何使っても一緒なのでわかんないかも(^^;
ホイールやシューズも
ユアンのこだわりは、ホイールにも。今年のレースを確認すると、 Campagnolo Bora WTO 60 DBエアロカーボンロードホイールを使用することもあるけど、ジロではディスク対応のBORA ULTRAだ。
赤いデカールが上の写真でも見える。前はBORA ONEに乗っていたけど納得したのかな。
さらに、スペシャライズドのロゴが削除されたS-Works7ロードシューズも履いている。これも個人の感じ方とフィーリングの問題だろう。
Lotto Soudalでは、第1ステージのタイムトライヤルでも、8人のライダー全員が11スピードグループセットを使用している。
必ずしもスポンサーから提供されたものばかり使っている訳ではないということだ。古いものは在庫を確保してないと使えなくなるのでメカニックは大変ですね。
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