カレブ・ユアン(Lotto Soudal)は、2021年シーズンに凄い目標を掲げている。
ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャの全てのグランドツアーに参加し、ステージ勝利するというのだ。
しかも、ツールではグリーンジャージも狙っていきたいというのだから凄い!
目標はグランツール勝利とミラノ～サンレモ
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カレブ・ユアンは、ロット・スーダルに移籍して3年目となる2021年に大きな目標を掲げた。全てのグランツールに参加し、ステージ勝利を目指すというのだ。
カレブ・ユアンは、昨年ロット・スーダルが獲得した12勝のうち7勝を上げている。チームとしては更に勝利数を増やすため、カレブ・ユアンの出場機会を増やすというのは理にかなっている。
2021ツール・ド・フランスにはスプリンターステージが多く登場し、ユアンが勝てる可能性のあるステージはとても多い。
勝利を量産するに、良いツールとなりそうだ。
カレブ・ユアンのレーススケジュールを見てみよう。
カレブ・ユアンは、スペインのボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナのステージレースで開幕する。
今の所スタートリストを見ると、ライバルとなるのはUAEのアレクサンダー・クリストフ、コフィディスのエリア・ヴィヴィアーニとなりそうだ。まだ、少ししかリストが上がっていないので、これからスプリンターも増えていくだろう。
UAEツアーでは、ハッタダムの登りスプリントで3連勝を上げるのか注目される。
カレブ・ユアンは、目標の一つとしているミラノ～サンレモについても語っている。
2021年の大きな目標は、各グランドツアーでステージを勝ち取ろうとすることなので、ジロ、ツール、ブエルタをやりたいと思っている。
これが今年の私の目標だ。ジロでステージに勝った場合は、ツールに進み、次にブエルタに行くが、ジロに勝てなかった場合は、ブエルタをやらないほうがいいでしょう。
私はこれまでグリーンジャージを勝ち取ろうとはしていないが、スプリントが多いツールがうまく始まった場合、これも可能性がある。
ミラノ～サンレモは、私が現実的に勝つことができる唯一の記念碑。準備が難しいので、天候など多くの変数に左右されるレースだ。
私はそこにいるときに最善を尽くすが、アラフィリップ、ワウト・ファンアールト、デマールのような、私よりも登りが上手で、スプリントが速いライダーがいるので、簡単なことではない。
ツールのグリーンジャージについては、2019年にサガンについで2位になっている。この年ステージ3勝しており、中間スプリントも狙っていけば取れる可能性は高いだろう。
まあ、サム・ベネットもいるので難しい戦いにはなるでしょうけどね。
全てのグランドツアーで勝利する可能性は?
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これまで、3つのグランドツアー全てに出場して勝利したのは、2003年にファッサボルトロで走っていたアレサンドロ・ペタッキだけ。
彼は2003年の3つのグランドツアーで合計15のステージ勝利を収めた。
カレブ・ユアンは、2019年にジロとツールを組み合わせているが、ジロは山岳が始まる前にリタイヤしている。
カレブ・ユアンの目標は全てのグランドツアーで勝利することであり、全て完走するということではない。だから、ジロで勝利を上げれば山岳ステージは走らないだろう。
ツールは最後まで、山岳も越えて走り続けるはず。だが、ブエルタ出場はあくまでもオプションと考えたほうが良いかもしれない。
走る条件は、ジロで勝利をあげた場合だけだからだ。まずは、ジロでステージ優勝をしなければならない。ただ、全ては予定通りスケジュールが進んだ場合だ。
カレブ・ユアンも、シーズンのカレンダーが正常であることを願っている。
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