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NTTはツール・ド・フランスに深く関わっている

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https://twitter.com/letourdata
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ツール・ド・フランスで瞬時に表示される各選手のデータ。

ツールを見ていると、様々なデータが表示されるようになりましたね。

下のツイートはジュリアン・アラフィリップのデータ。

 

ツール・ド・フランスでは、テクニカルバートナーであるNTT(旧Dimension Data)と協力して、ASOのRace Centerを通じてライブデータをファンに提供している。

 

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NTTは過去6年のデータから分析

https://twitter.com/letourdata

 

こちらの、@letourdata Twitterアカウントをみると

  • ライダーの資質
  • 登りスピードの速さ
  • 離脱の成功の可能性
  • 重大な瞬間の可能性についての警告
  • 現在のライダーの位置
  • 天気の様子

などが、わかるようになっている。

 

たとえば、ツール第15ステージでサイモン・イエーツが優勝した。だけど、最も早く上がったのはティボー・ピノであるとか。

このデータからは、サイモン・イエーツが逃げてアドバンテージがあったので勝てたことがわかりますね。

 

 

レースの各ライダーは、サドルの下にGPSトラッカーを携行。

http://www.cyclingnews.com/news/artificial-intelligence-and-the-tour-de-france-ntts-race-predictors/

 

データは、

  1. ASOのRace Center
  2. ライブテレビ
  3. @letourdata Twitterアカウント

などで、使用される。

また、NTTは過去と現在のデータを取得し、AIを使ってレースを予測することも可能。

NTTは、各ライダーの毎秒のデータを全て把握しているという。

 

何が出来る?

 

「Le Buzz」と呼ばれるNTTの予測因子の1つは、プロトン内の各ライダーの位置を調べている。

それによって出来ることは

  • クラッシュがあった場合に警告を発する
  • アタックがあった場合
  • 集団が割れてしまった場合

などが、アラームで分かるようになっているという。つまり集団の形が変わったことで瞬時に状況がわかるというのだ。

各チームは、このライブ追跡データを使って、今いるグループよりも前のグループに合流させようとか、前のグループのメンバーは誰がいるか確認して作戦を練ることに使用している。

ただ、第10ステージであったような横風分断などはAIでも予測出来ない。

 

スポーツの世界には、予測不能のこともある。だからこそ面白い!

NTTはASOと5年間契約。

ファンがソファーからレースの3次元レンダリングの現実を見ることや、よりエキサイティングにする方法を開発し続ける。

地形を見て上り坂の厳しさを理解することができれば見る側の楽しさも増すというものですね。

 

 

ファンがアクセスできないのはライダーのパワーデータだけで、チームはそれをしっかりと把握している。

ただ、パワーデータとかは最も知りたい部分であり、やがてこれも公開されていくことになるでしょうね。

 

NTTは来シーズンからTeam NTTとしてツール・ド・フランスに参加する。

 

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