アンドレ・グライペルはIsrael Start-Up Nationと2年の延長契約となった。
2022年まで走ると現在38歳のグライペルは、40歳を越えて走り続けることになる。
アンドレ・グライペルは2月に肩の脱臼骨折をしてからレースをしてないが、チームはアンドレに絶大な信頼を置いているのだろう。
本人の希望を上回るオファー
アンドレ・グライペルは以前からフルシーズンを走り終えてから引退したいと語っていた。
本人の希望では2021年末まで走りたいとの意向だったが、チームからは2年の延長契約。
現在の年齢を考えると破格の待遇だろう。
実を言うと、チームが私に1年間の延長を提供すると期待していた。もちろん、チームの経営陣が私に多大な信頼を示してくれたことを非常に嬉しく思っている。
このオファーを受け入れるのは簡単な決断だった。私は自分のキャリアを伸ばし、チームの成長を支援する準備ができている。
チームからの話があった時に、家族にも話をしてこれで終わりにしたいと話したそうだ。
2021年まで契約済みの選手はダン・マーティンを含め9名いるが、2022年までとなると、スプリンターのトム・ファンアスブルックとアンドレの2名だけとなる。
若いチームを引っ張る
Israel Start-Up Nationは、今年ワールドツアーチームとなったが実力的には、まだプロチーム止まりと言っても良い。
ワールドツアーを経験している選手のほうが少ない状況だ。
私は今でもレースを愛している。チームの雰囲気は素晴らしい。このチームを成功させ、結果を出すための責任をみんなで分かち合っている。ワールドツアーの中では若くて新しいチームかもしれないが、AからZまで非常にプロフェッショナルなチームだ。
私個人としては、行く準備はできている。実は、シーズン再開に向けてフレッシュな状態で準備をしたいので、あまり速く走らないように自分を抑えていた。
私はまだ結果を出すことができるが、このチームでは全員がその責任を分担している。
2年契約は、イスラエル・スタートアップ・ネーションからの信頼の表れだ。
グライペルは2018年から1勝しかしていないかもしれないが、キャリアで150勝以上の勝利を味わってきたドイツ人は、それ以上のものをチームにもたらしている。
コロナで閉鎖される前、アンドレは若い選手たちを指導していた。
特にツアー・コロンビアでイスラエル人史上初の表彰台を獲得したイスラエルのネオプロスプリンター、イタマル・アインホルンの指導者として活躍した。
アインホルンはUAEのモラーノ、アルバルセロ・ホッジ(Deceuninck – Quick Step)に次いで3位となる。快挙と言っても良い。
チームのスプリンターを育てることもアンドレ・グライペルの重要な役割の一つとなっている。
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