昨年、Lotto Soudalを引退したアダム・ハンセンはアイアンマンで使用するタイムトライヤルマシンを作っている。
トライアスロンの場合、UCIの規定なんて関係ないので自由な形のバイクで走ることが出来る。アダム・ハンセンが考えるバイクフレームの幅は28mm。
しかも、カスタムメイドのホイールとディレーラー、チェーンラインを最適化するフローティングチェーンも考えているようだ。
手作りでバイクを作成
設計から実際の組み立てまで、全て自分で行う予定。3Dプリントして金型をつくり、金型からバイクをつくる。すでに機器は揃っているそうだ。
アダム・ハンセンは180mmもある長いクランクで、前乗りポジションで高低差の凄さも有名だが、自分のシューズも手作りする器用なライダー。
そのシューズ作りの仕方も見せてくれている。器用なものだ。
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これだけの技術があるから、100g以下のシューズも作れると言う訳だ。
作られたカスタムシューズの数々については以下を参考までに。
上の画像は最終形の前の段階だが、すでにフロントフォークは水平になっている。この段階ではまだチェーンが見えているのだけど、最終形ではチェーンやディレーラーも見えなくしてしまうと言うから、どうなるのやら。
アダム・ハンセンが考える究極のTTバイクの概要は
- フレームの幅はフロントタイヤ幅と同じ28mm
- 自作のリア・フロントディレーラー
- 自作のブレーキレバー
- ディレーラーはフレームの内部に配置
- フローティングチェーンリング
- qファクターの削減
ハンセンの自転車作成プロジェクトは2020年11月から始まっており、まだ数か月。バイクは引退する前から作りたかったそうだ。
すでに、フロリダアイアンマンを完走しているからトライアスロンの実力は本物。
アダム・ハンセンによると3か月みっちり仕事するとバイクは完成するけど、トレーニングもあるのでもう少し長くなるだろう、とのこと。
完成するとどんなバイクになるのか楽しみですね。ただ、究極のカスタムバイクなので乗れるのはアダム・ハンセンだけでしょう。ポジションも独特ですからね。
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