ジロ・デ・イタリア第17ステージの最初の1級山岳の下りで、落車したジュリオ・チッコーネ。
すぐに、バイクにまたがって下りでメイン集団に追いついた。だが、登りでは強打した腰が痛くステージ28位に沈んでしまう。
総合では6位から10位に転落。同じ場所で落車したヴィンチェンツォ・ニバリとエマヌエル・ゲブレイグザブハイアーは第18ステージをスタート。
だが、ジュリオ・チッコーネがスタートラインに並ぶことはなかった。
熱にうなされる
Unfortunately @giuliocicco1 won’t start stage 18. The rider had a hard night with a fever. He initially signed his presence at the podium but, after a further evaluation by team doctor, considering his heavily weakened state, the team decided to stop him to safeguard his health pic.twitter.com/t4hhxYohqC
— Trek-Segafredo (@TrekSegafredo) May 27, 2021
チームからの報告によると、ジュリオ・チッコーネは昨晩熱が出たそうだ。背中と手に打撲と擦過傷がある。
スタートするために、ステージに上がって出走サインまでしたが230kmという距離を走ることはなかった。
最終的にはレース前のチームドクターの判断だった。夜も良く寝れておらず、走れても悪化するだけだろう。
ジュリオ・チッコーネは元々、ブエルタのエースとして今シーズンを初めている。
だが、エースナンバーをつけていたヴィンチェンツォ・ニバリはジロの3週間前に手首骨折。
なんとかスタートした状態であり、ニバリはジロでも2回落車して満身創痍だ。バウケ・モレマもいたが、全く振るわず。
アシストとしてスタートしたジュリオ・チッコーネだったが、ニバリに変わってエースを務めるしかなかった。総合4位まで登り調子の良さをみせていただけに残念。
チームは残るステージで何を目指すだろう。逃げに果敢にチャレンジするしかないだろう。
ジュリオ・チッコーネの今後のレーススケジュールはモン・ヴァントゥ・チャレンジに参加。
その次はブエルタ・ア・エスパーニャとなる。まずは、しっかりと治療してモン・ヴァントゥで元気な姿を見せて貰いたい。
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