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ジロは誰が有利になったのか? 総合優勝の行方を勝手に予測

海外情報
Photo by Ümit Bulut on Unsplash
この記事は約5分で読めます。

ジロ・デ・イタリア第18ステージはジョアン・アルメイダの失速によりウイルコ・ゲルデルマンが辛うじてマリア・ローザを獲得した。

Sunwebの戦術には色々と考えさせられることがある。ジェイ・ヒンドーはずっとローハン・デニスとテオ・ゲイガンハートの後ろについていた。

何故、アタックしないのだろうかと。

まあ、色々と考えはあるだろうが勝手にこれからの総合優勝の行方を考えてみることに。

 

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ジェイ・ヒンドー

 
 
 
 
 
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Pure ecstasy. To the people that believed in me, even at times when I didn’t believe in myself. Thank you.

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まず、昨日のステージ。ジェイ・ヒンドーはエースのウイルコ・ゲルデルマンが遅れても全く躊躇せずに前のローハン・デニスとテオ・ゲイガンハートを追った。

普通ならば、マリアローザ獲得のためにエースを引っ張るのがチームとしてのセオリーだろう。ここでSunwebはジェイ・ヒンドレーに前についていくように指示。

チームとしては2つのシナリオがあったと思う。

ウイルコ・ゲルデルマンが後ろと合流して前を追う。それならばタイム差は前とはあまり開かないはず。余裕を持ってマアリローザを獲得できる。

もう、一つは二人の後ろについてジェイ・ヒンドーが足を引っ張ること。

 

だが、チームの思惑は外れた。ゲルデルマンは後ろからきたペッリョ・ビルバオとヤコブ・フルサンに全くついていくことができなかった。

これはチームの大誤算だろう。タイム差を図りながらチーム首脳陣はジリジリしていたはずだ。

こうなっては、ジェイ・ヒンドーにアタックをかけさせて一気に総合を狙う手もあったはず。だが、逆にテオ・ゲイガンハートについてこられたら、ゲルデルマンのマアリローザ獲得はなくなる。

難しい選択の中、全てはエースの走りに託されたと言っても良いのではないだろうか。仮にゲルデルマンが大きく遅れてもジェイ・ヒンドーが総合首位に立つ。

結果的には、ギリギリでゲルデルマンのマリアローザ獲得となった訳だけど。

 

残るステージは、あと3つ。

  • 第19ステージ モルベーニョ~アスティ 253㎞(平坦)
  • 第20ステージ アルバ~セストリエーレ 198㎞(山岳)
  • 第21ステージ チェルヌスコ・スル・ナヴィーリオ~ミラノ 15.7㎞(個人TT)

 

平坦では横風分断とかない限り、総合は変わらないとみる。

問題は第20ステージ。コース変更となったとは言え3回登りが待っている。

この登りは劇坂というほどではない。今回のように長くもない。

ウイルコ・ゲルデルマンが厳しい登りに対応出来ていないことは、わかったが難易度が下がったコースでは対応できるだろう。

特に、第18ステージではジェイ・ヒンドーが足を温存している。確実なアシストが得られるはずだ。

だが、逆にウイルコ・ゲルデルマンの調子が著しく悪い場合には、ジェイ・ヒンドーで勝負するかもしれない。

問題は、首位に立っても最後には個人TTが待っていること。ジェイ・ヒンドーは二人に比べるとTTでは成績が劣っている。

ジェイ・ヒンドーが首位に立てるかは第20ステージのエースの走りにかかっているだろう。

 

テオ・ゲイガンハート

 
 
 
 
 
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本人もまさか、綜合が狙える位置まで上がってこれるとは思っても見なかったはず。18ステージではローハン・デニスの働きが素晴らしかった。

超級山岳ステルヴィオ峠をトップ通過してからも、なおテオ・ゲイガンハートを引き続け、最後の登り勝負まで送り届けたのだから。

 

だが、ここからのテオ・ゲイガンハートの走りも素晴らしかった。一人でウイルコ・ゲルデルマンに対して更に40秒を奪ったのだから。

ここにきて15秒と迫ったのは素晴らしい。

第20ステージでSunwebの二人が崩れなければテオ・ゲイガンハートが勝つことは厳しいだろう。

イネオスはゲラント・トーマスを失っている。メンバーが少ない中でSunwebに対抗するのは至難の業だ。

最後の個人TTではウイルコ・ゲルデルマンにはかなわない。15秒を逆転するのは平坦路の15.7kmでは難しいと言わざるを得ない。

テオ・ゲイガンハートが勝つには第20ステージでアタックをかけて二人を追い落とすしか方法はない。

 

ウイルコ・ゲルデルマン

 

よくぞ、耐えたと言いたい。超級山岳ステルヴィオ峠での前とのタイム差は46秒。これを元世界TTチャンピオンのローハン・デニスが引く前と変わらないスピードで駆け降りる。

一時は40秒までタイム差を縮めたのだから凄い。登りに入って一気にタイム差が開いていったが、後ろと合流すればなんとかなると思っていた。

ペッリョ・ビルバオとヤコブ・フルサンに全くつけなかった時には、これはどこまで落ちるのだろうかと思ったが。

結局、なんとか耐えきってマアリローザ獲得。第20ステージでは劇坂ではないので対応可能だろう。ジェイ・ヒンドーもテイオ・ゲイガンハートのアタックがない限り、自らはアタックしないはず。

数秒以内で第20ステージを終えていれば、最後は個人TTだ。ウイルコ・ゲルデルマンがマリアローザを最後に着るためには第20ステージが勝負となる。

さて、どうなるか最後の最後になってジロも面白くなってきた。ドラマを見せて貰おう。

 

 

コメント

  1. ナニモノ? より:

    あの状況でヒンドリーはイネオスのツキイチで正解だと思いました。基本はウィルコのタイム差を守るために重りになって、イネオスがタイム差を付けるためにペースアップで消耗したら、その場合はカウンターで決めるそんなところだったんではないでしょうか。TTも弱いと言ってもゲイガンハートと大きな差はないかと思います。

    • ちゃん より:

      その通りですね。TTの差はタオ・ゲイガンハートとジョイ・ヒンドリーとも互角ですもんね。
      どちらにしても、Sunwebは結果的にマリアローザにステージ優勝とどちらも手に入れることが出来た。
      二人のどちらでも、勝負できる状態というのは素晴らしいこと。
      ウイルコ・ゲルデルマンが移籍したとしてもジョイ・ヒンドリーは十分やっていけますね。

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