ツール・ド・フランスより後に行われるオリンピックが延期されたことで増々ツールの開催が危うくなってきている。
現在、様々なシナリオが検討されており、延期であるとか、2週間に短縮して実行するとか色々な案が出ているけど。
ここにきて、フランスのスポーツ大臣が新たな発言をしている。
決着を固めるにはまだ時期尚早
Le @LeTour est un monument du sport. Il est trop tôt pour décider. Il y a un temps pour tout. Dans l’immédiat, nous avons une bataille plus urgente à mener. Consacrons toutes nos forces à cette montagne-là avant d’envisager l’après.
— Roxana Maracineanu (@RoxaMaracineanu) March 25, 2020
フランスのスポーツ大臣Roxana Maracineanuは、今年のツール・ド・フランスは、ファンが出席せずに密室で行われる可能性があると語った。
様々なシナリオをツアーオーガナイザーASOと話し合っているが、決着を固めるにはまだ時期尚早であり、コロナウイルスのパンデミックの様子を見る必要があるとしている。
ツール・ド・フランスの経済モデルは発券に基づくのではなく、テレビの権利に基づく。
Roxana Maracineanu大臣はフランスのラジオネットワークFrance Bleu に水曜日に語っている。
つまりオリンピックと同じでテレビの放映権料の問題のほうが大きいということか。
この監禁の期間中、誰もが非常に注意深く気づいています。誰もが家にいる必要があるため、ライブイベントに参加するのではなくテレビを見なければならないことを理解しています。
その結果、ツアーを(道端からではなく)テレビで見なければならないのはそれほど難しくありません。
ツール・ド・フランスでも入場料とかはいらないので、テレビで感染することに問題はないかもしれない。
観客なしのレース
ツールを実施する場合には、キャラバン隊は沿道のファンがいないので行われない。パリ~ニースで導入したようにスタートとゴールでは観客がいない。
表彰式もないだろう。密室でのインタビューだけ。プレゼンテーションも観客なしで実施か?
沿道には1,000万人が並ぶというが、これも0人だ。
今、より緊急の戦いがあり、次の山に取り組む前に、その山に登ることに全力を尽くしましょう。と大臣は語っている。
フランスではバカンスを利用して、ツール・ド・フランスを見るのが習慣のようになっているが、これも今年は難しいのかもしれない。
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