Shimano生誕100周年が迫っている。それと共に期待されるが次期Dura-Aceの登場だ。
米国連邦通信委員会(FCC)との2つの承認された申請のおかげで、今年の予定についてもう少し期待できそうな予測が出来る。
すでに承認されたので、今後6か月以内にShimanoから何か新しいものが見られることは確実だと考えられるからだ。
そして第二に、シマノの次の電子グループセットがワイヤレスまたはセミワイヤレスになるという噂もほぼ確認されている。
6か月以内の登場
承認された申請は、承認日から180日間しか有効でない。つまり6か月以内に発表されないといけないということだ。
Shimanoの100周年は3月23日に迫っているが、タイミング的にもちょうど良いではないかな。
機密保持契約があり、詳細は確認できないが、FCCでは一部の情報を公開する必要がある。
ここでは、リアディレイラー(WY7-3GK1)とシフティングモジュール(WY7-927A)のワイヤレスアプリケーションの承認を確認することが出来る。
シフティングモジュールとリアディレイラーの両方がShimano独自の周波数(2,478 MHz)のトランシーバーを提供しているため、これら2つのコンポーネントがワイヤレスで相互に通信することはほぼ確実。
一方、リアディレイラーは低エネルギーBluetoothおよびANT +用のトランシーバーも提供している。
そのBluetooth接続は、ソフトウェアの更新と設定の制御に使用される可能性が高く、ANT +はサイクリングデバイス間のデータ転送の目的で使用される可能性がある。
フロントディレーラーは?
フロントディレイラーに対するFCCの承認はまだない。これには3つの理由が考えられている。
第一に、承認はまだFCCで保留されている可能性があり、Shimanoは実際にワイヤレスフロントディレイラーを開発中だということ。
2番目は、おそらくこれらのFCCドキュメントは、Shimano XTR12スピードの電子バージョン専用であるということ。Shimanoは以前のXTRグループセットの電子バージョンを提供しているが、現在2年が経過しており、機械式のみのままとなっている。
3番目の可能性は、Shimanoの次のシステムがセミワイヤレスのみになるという可能性もあるということ。
ワイヤレスシフターがマスターディレイラーに送信され、マスターディレイラーがリアディレイラーと中央バッテリーに配線されるという可能性だ。
上の写真のFSAWEのような感じが想像される。
このシナリオでは、Shimanoはリアディレイラーをワイヤレスマスターとして使用し(ANT +Bluetooth接続)、中央に配置されたバッテリーに配線し、ワイヤードフロントディレイラーに接続するという方法だ。
これでも、ハンドル周りでの複雑な配線パスの問題を解決できるし、ケーブルが完全に隠された多くの新しいエアロバイクのセットアップが大幅に簡単になる。
セミワイヤレスならば、バッテリーをDi2と同じように、シートチューブ又はシートポスト内に配置出来る。
まあ、あくまで推測なので私達ユーザー側は待つしかないですね。そろそろレースでテストされている実物が見たいところですが、どうでしょうねえ~。
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