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2020ヨーロッパロード選手権の勝者は誰だったのか?

海外情報
Photo by Sebastiano Piazzi on Unsplash
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ヨーロッパ選手権TTはシュテファン・キュングがスイス代表で優勝。

 

続くロード選手権。昨年はエリア・ヴィヴィアーニがイヴ・ランパールトと最後に逃げてヴィヴィアーニが勝利。

 

さて、今年のヨーロッパ選手権はどうだったでしょうか?

 

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One day race » Plouay › Plouay (177.45k)

コースマップ tiz-cycling vtrより

13.5kmの周回コースをグルグルと13周する。平坦はなくアップダウンはあるのだけど、最後のゴールはやや登りスプリント。

今回、ツールに出場する選手は調整のために不参加が多い。だが、このコースのレイアウトからレース展開は、あまり面白くない展開に。

 

tiz-cycling ストリーミングより 以下同様

残り100kmで逃げていたのは4人

  1. Pawel Bernas(ポーランド)
  2. Andreas Miltiadis(キプロス)
  3. Dusan Rajovic(セルビア)
  4. Emil Dima(ルーマニア)

タイム差は、徐々に縮まる。

 

集団ではスタート・ゴール付近で大きな落車発生。

 

 

最後まで逃げていた、Pawel Bernas(ポーランド)が残り54kmでつかまると、初めてマチュー・ファンデルプールが先頭に姿を現す。

集団を絞りこもうとペースアップ。

 

弟を助けるために、兄のデビィット・ファンデルプールが逃げ集団に加わるが、この4人は前で泳がされているだけ。全く後ろはタイム差を許してくれない。

 

タイム差5秒で、後ろからジャスパー・スティーブンが追いつく。普段はTREKだが今日はベルギー代表だ。

ジャスパー・スティーブンはペースの上がらない逃げ集団から単独アタック。ついにレースが動くかと思われたが、集団はなんなく吸収。

 

まあ、その後何回マチュー・ファンデルプールがアタックしたことか。

 

一度、マッテオ・トレンティンと一緒になるが、まあイタリアもフランスもドイツも逃げる気がない。

  • イタリアはジャコモ・ニッツォーロ
  • ドイツ パスカル・アッカーマン
  • フランス アルノー・デマール

3チームがスプリント勝負と考えているので、逃げをつぶすだけだ。

 

これは3回目くらいのアタック。常にイタリアとフランスが追ってくる。揃ったメンバーを見て、逃げれないと判断するとペースを緩める。ただ、ついてくるだけのメンツとは逃げれない。

 

これは最後のアタック。    これで決まらなかったのでマチュー・ファンデルプールも最後のスプリントに備えておとなしくなる。

オランダ選手権では44km独走してチャンピオンとなったが、この時は短縮された150kmのレースで398W平均で走っている。

 

平均で398Wだ。どれだけ凄いパワーなんだか。それでも逃げる気のないメンバーとは逃げれない。

 

あぶなかったマチュー・ファンデルプール

最後のスプリントに向けてイタリアがトレインを組む。

ダビィテ・バッレリーニに引かれたジャコモ・ニッツォーロがスプリント開始。

 

ここで、マチュー・ファンデルプールはダビィテ・バッレリーニを抜いたあとに、フェンス際からジャコモ・ニッツォーロを抜こうと進路変更。

だが、フェンスが狭まっていることから、今度は右からニッツォーロを抜こうとする。

 

ゴールまで少しだが、抜こうと前に出ようとする。

 

並ぶ少し前に、右からアルノー・デマールが左によってくる。これでマチュー・ファンデルプールは進路をふさがれてしまって、あわや接触と言う場面。

かなりバランスを崩したが、なんとか落車することなく4位でゴール。何度も、リプレイ画像が放送で繰り返されたが、本当に危なかった。

 

リザルト

  1. ジャコモ・ニッツォーロ イタリア
  2. アルノー・デマール フランス
  3. パスカル・アッカーマン ドイツ
  4. マチュー・ファンデルプール オランダ
  5. ジャスパー・スティーブン ベルギー

上位3チームは、それぞれの国のエーススプリンターで勝ちたいので逃げない。逃がさない。これでは、マチュー・ファンデルプールも逃げようがない。

マチュー・ファンデルプールも登りスプリントは強いが、今回は展開に恵まれなかった。

 

結局、彼らは私が間に入ることができたかもしれないギャップを介して一緒に来るだけですが、それも閉じられた。ちょっとくだらない。

調子は良かったようだが、残念な結果。今日はスプリンターの日だった。

 

こちらはレースハイライト

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