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Team Jumbo-Vismaが黒いペイントのビアンキに乗る理由とは?

機材情報
Photo by David Pisnoy on Unsplash
この記事は約5分で読めます。

これまで Jumbo-Vismはチェレステーカラーのビアンキに乗ってレースをしてきた。

 

上記記事の中でも述べているが、一貫してリムブレーキを使用している。

そして最近目撃されるのは、チームがブラック塗装のビアンキに乗っていること。

 

以下のプリモシュ・ログリッチが乗っているバイクもブラック塗装。

 
 
 
 
 
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Another good day at the office. @primozroglic finishes second and extends his @criteriumdudauphine overall lead 💪 . . . #dauphiné #teamjumbovisma #tjv #primozroglic

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チームは何故ブラック塗装のバイクに乗るのだろうか?

 

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ブラックペイントの理由

 
 
 
 
 
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Hey @robertgesink what happened to your celeste bike?🤷🏼‍♂️ • • • #bianchi #ridebianchi #robertgesink

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Jumbo-VismaのBianchi Oltre XR4レースバイクは紛れもなく素晴らしいマシンだ。結果がそれを物語っている。

だが、塗装されていない55cmフレームで980gの重量がある。これは最近の軽量バイクのフレームと比べると200g以上重い。

リムブレーキを採用することで、重量差はディスクよりも軽減される。

 

だが、塗装をブラックにすることで50g以上の重量が軽減されるというのだ。

その理由は、塗料の種類や色によって重量は変わることによる。特に白とブライトは顔料を必要とするため更に重くなる。

明るい色は、通常白いベースコートが必要となり、必要な顔料が増える。さらに上からクリアコーティングされるために更に重量が増える。

黒の場合には、クリアコートを混入して、生のカーボンに吹き付けられる可能性がある。これにより配色も少なく重量も軽減される。

さらに、Oltre XR4の場合フレームのボリュームもあるので表面積は増え、50g以上の軽量化が可能となるのだ。

軽量化を考えた場合、ブラック塗装は最も軽くなる塗装と言える。

 

更なる軽量化の積み重ね

Photography by Gruber

上の写真を見て欲しい。

後輪はスポンサーのShimanoホイールを使用しているが、前輪はCorimaを使用している。これによって数十グラムの重量節約になる。

Shimanoとしては我慢ならないだろうが、変更されないように軽い性能の良いホイールを作れば問題解決ですけどね。

 

Photography by Gruber

サドルも軽量化している。チームが使用しているのは未発表のFizikサドル。

カーボンのシェルとレースを使用。ショートサドルで幅も狭い。写真ではわかりにくいが、このサドルもいずれ発表されるだろう。

 

ここまでの軽量化を重量で見てみると

  1. ビアンキの数値によると、オルトレXR4フレームセットのリムブレーキバージョンは、ディスクブレーキバージョンより60 g軽量。
  2. ディスクブレーキバージョンと比較して、ShimanoのDura-Ace Di2電子グループセットのリムブレーキバージョンは、ホイールを除いて約340 g軽量。
  3. Corima WSは、Shimano Dura-Ace C40ホイールより147 g軽量。
  4. ブラック塗装で50g軽量化。

約600g軽量化して、UCIの6.8kgのバイク重量制限に近づけている。

ツール・ド・フランスのステージではJumbo-Vismのバイクに注目しておかなければならない。サドルとかは見えにくいけど、ホイールとかはわかるはずだ。

出来る事は全てやる。チームスカイ時代から実施されている1%の積み重ねをJumbo-Vismでも実践している。

 

 

だが、これらの努力も今シーズン限りかもしれない。何故なら、Jumbo-Vismは来シーズンからCerveloに切り替えるからだ。

新しく発足する女子チームと共にバイクも切り替える予定だ。

 

 

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