第4ステージが始まる前にエガン・ベルナルがスタートしないことに驚き。
レースがスタートして、29キロ地点でステフェン・クライスヴァイクとエマヌエル・ブッフマンが落車してリタイヤとなる。
ステフェン・クライスヴァイクは肩を脱臼。エマヌエル・ブッフマンは病院に運ばれており症状はまだわからない。
ブッフマンは総合3位、クライスヴァイクは17位の成績だったのに。
グレゴール・ミュールベルガーは腕をケガして一緒にリタイヤ。BORA – hansgroheはエースと共に二人を失い、Jumbo-Vismaは一人のリーダーを失う。
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獲得標高4700mの山岳ステージ。レース序盤から4つの山岳ポイントがある。
エマヌエル・ブッフマンやステフェン・クライスヴァイクが落車したのは、最初の1級山岳を越えてからの下り。
ゴール前30㎞地点には、超級山岳モンテ・ド・ビザンヌの登りも待ち構えている。ここでふるい落としがあるだろう。
残り48km地点の映像だが、クリス・フルームが先頭を引く場面も。今日は頑張っているなあ~と思っていたら、すぐに止めてしまった。
最後のひともがきだったようで、一気に下がっていく。
先頭ではワレン・バルギルが軽くアタック。
その頃、フルームは集団最後尾で、左隣のダリル・インピーと話していた。二人は来年からチームメイトですからね。
バーレーン・マクラーレンが集団を引く姿も見られる。FDJのように後ろについているほうが得策だと思うのですけど~。
逃げグループには、ジュリアン・アラフィリップの姿も。エースがいなくなったイネオスからは、ミハウ・クフィアトコフスキとディラン・フィンバーレの二人が入る。
下りでジュリアン・アラフリップがかっ飛ばすと、後ろの集団が少しペースを緩めたのか集団が大きくなる。
ペースダウンは、これも影響したのか?
先頭集団がペースを緩めたために、ワウト・ファンアールトが戻ってきて先頭を引きだす。
Jumbo-Vismaは、セップ・クス、ロベルト・ヘーシンク、ワウト・ファンアールト、プリモシュ・ログリッチの4人がいる。
対するイネオスはパヴェル・シヴァコフに前から降りて来たディラン・ファンバーレがついている。トーマスの姿は全く見れなかった。
先頭集団からは、山岳職人ケニー・エリッソンドがアタック。自分のための勝利をつかんでくれ~。
見えにくいが、ケニー・エリッソンドがアタックした場面。中央分離帯の右側から一人でアタック。
これには、みんなお見合いしてしまう。
ケニー・エリッソンド頑張れ~、と思っていたらダビ・デラクルス(UAE)が追いついてくる。二人共昨年までイネオスのチームメイト同士だ。
協力していくのかと思っていたから、後ろからレナード・ケムナ(BORA)がかっ飛んでくる。
レナード・ケムナは追いすがるダビ・デラクルスをラスト3.7kmで突き放す。
レナード・ケムナは、単独でゴールまで。エースのエマヌエル・ブッフマンの容態が分からない中、チームのために頑張った。
TTも得意で山岳も得意。これまでも何度も逃げに乗っており、将来有望な24歳のドイツ人だ。チームのエース候補となるのは間違いない。
逃げ集団は、豪華過ぎるメンバーだったが登りでは現在の実力が出た感じのレースだった。ジュリアン・アラフリップもまだ完全には調子が上がっていないようだ。
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