スペイン選手権タイムトライヤルの結果は以下の通り。
- ヨン・イサギレ Astana-Premier Tech
- ダビ・デラクルス UAE-Team Emirates
- カルロス・ロドリゲス INEOS Grenadiers
ヨン・イサギレは今年好調を維持している。2016年に続いて2度目のチャンピオンとなった。
続くロードでも期待出来そうだ。
スペイン選手権ロード 141.5km
コースは、最初から登りが登場。その後、25kmの周回を2周。更に、18kmの周回を3周してゴール。
スペインということで、毎年のことながらモビスター勢がエースのために引きまくる展開となるだろう。
ゴールは、ラスト2kmから登っており、最後に足を残しているライダーがゴールを駆け抜けることになるだろう。
ちなみに昨年の優勝はルイスレオン・サンチェス。サンチェスはスペインカラーのバイクに1年間乗っていた。
気温は23℃だが、湿度73%。風速6m。
スタート前
最多出場のモビスター勢。今日のエースは誰だろう。アレハンドロ・バルベルデ、エンリク・マス、マルク・ソレルなどは出場していない。
続いてアスタナも人数が多い。ルイスレオン・サンチェスとヨン・イサギレがゴールを狙うだろう。
UAEからダビ・デラクルスも一人で参戦。
Bahrain Victoriousの、ペリョ・ビルバオも出場。
イネオスからは、タイムトライヤルで3位となったカルロス・ロドリゲスが出場。
コティディスからも、ヘスス・エラダが出場している。
逃げは6人
逃げているのは、プロチームの5人。
2番手で、ベテランのオスカル・セビリアが追っている。2001年ブエルタ総合2位で44歳だ。
集団先頭には、ダビ・デラクルスが引く場面が。一人なのに引いていては力の無駄使いなのではないかな。残り56.8kmでタイム差は2分57秒もあるので、他チームに引かせてほうが良いだろう。
先頭は、登りで2人になってしまった。これはタイム差を維持するのが難しくなる。
登りでは、ペリョ・ビルバオ、ダビ・デラクルス、カルロス・ロドリゲスらが先頭付近に上がってくる。
ペリョ・ビルバオは、逃げていたメンバーを抜いて、単独で前を追う。ただ、集団もあまり離れていない。
集団から、ペリョ・ビルバオを追って、追走グループが出来上がった。
ビルバオは、ラスト50kmを切ってタイム差を29秒と縮めてきた。追いつくのは時間の問題か?
集団は下りで人数を増やして、追っている。先頭まで45秒なので合流しそうだ。
ペリョ・ビルバオは下りで先頭の二人に追いついてしまった。なんというスピード!
集団も17秒差となっており、追いつくのは時間の問題だろう。
集団から6人くらいが抜けているが、これも捕まるだろう。
ルイスレオン・サンチェスは集団最後尾。チームメイトのアレクサンデル・アランブルと一緒に走っている。
ペリョ・ビルバオはカロルス・ロドリゲスの引きで捕まってしまう。これで振り出しに戻った。
ここまで下りでかっ飛ばしていたカルロス・ロドリゲスが先頭から少し遅れてしまう。
先頭は登りで3人となる。ヨン・イサギレ。ペッリョ・バルビオ。だが、これもすぐに捕まる。
捕まった所から、アスタナのオマール・フライレがアタック!
集団は、オマール・フライレを逃さず次々とアタックがかかる。
今度は、カルロス・ロドリゲスがアタック!
カルロス・ロドリゲスのアタックに二人がジョイン。
アスタナのオマール・フライレも入っているが、まだ決まりそうな感じはない。
ペリョ・ビルバオが先頭3人を捕まえると後続も追いつく。
すぐにカウンターアタックがかかるが決まるかな。
オマール・フライレのアタックに反応したロジャー・アダリアが単独となるが、これも泳がされている。
ペリョ・ビルバオがまた、集団からアタック。先頭を追う。
残り20kmを切った。そろそろ勝ち逃げが出来そうだけど。
先頭は10人おり、これはスプリントになるかもしれない。
ディフェンディングチャンピオンのルイスレオン・サンチェスが様子見のアタックだ。
ルイスレオン・サンチェスのアタックで先頭は4人となる。まだ決まる訳ではないだろう。
ヘスス・エラダ、ルイスレオン・サンチェス、ゴンサロ・セラノが入った4人は13秒のタイム差をつけている。
登りではヘスス・エラダが積極的に引く。
だが、ラスト11.8kmで後続に追いつかれる。
ヨン・イサギレがアタックをかけるが、もうこの距離では逃がしてくれない。
ルイスレオン・サンチェスもアタック!
だが、決まらない。もうこうなったら、最後のゴールスプリントにかけるしかない。
アスタナは先頭に4人も人数を残している。これは有利だ。
ラスト2.7kmでアスタナが先頭を4人で固める。
ラスト1.5kmでヨン・イサギレが切れていく。
モビスターのアントニオ・ペドレロが先頭を引く。
ここで、ルイスレオン・サンチェスがペースアップ。
ルイスレオン・サンチェスが引き終わって降りていく。もう残り430mほどだ。誰もアスタナのペースから抜け出せない。
最後は、スプリントだ。アスタナは、アレクサンデル・アランブルがオマール・フライレを発射!
スプリントで完全に後ろを引き離したオマール・フライレが勝利だ~。
アスタナ勢は、ゴール手前まで4人いたのが勝因だろう。オマール・フライレはクライマーだ。
2015・2016ブエルタでは山岳賞を取っているほど。だが、今回のアスタナの中では、スプリント力が高かった。
前からみると、あまり差がないように見える2位のヘスス・エラダを大きく引き離しての完全勝利だ。
リザルト
Rnk | Rider | Team | UCI | Pnt | Time |
---|---|---|---|---|---|
1 |
FRAILE Omar
|
Astana – Premier Tech | 100 | 15 | 4:48:13 |
2 |
HERRADA Jesús
|
Cofidis, Solutions Crédits | 75 | 10 | ,, |
3 |
ARANBURU Alex
|
Astana – Premier Tech | 60 | 7 | ,, |
4 |
SERRANO Gonzalo
|
Movistar Team | 50 | 4 | ,, |
5 |
ADRIÀ Roger
|
Equipo Kern Pharma | 40 | 2 | 0:03 |
6 |
BILBAO Pello
|
Bahrain – Victorious | 30 | 1 | ,, |
7 |
OKAMIKA Ander
|
Burgos-BH | 20 | 0:11 | |
8 |
RODRIGUEZ Carlos
|
INEOS Grenadiers | 10 | ,, | |
9 |
AMEZQUETA Julen
|
Caja Rural – Seguros RGA | 5 | ,, | |
10 |
GARCÍA Marcos
|
Kinan Cycling Team | 3 | ,, |
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