タデイ・ポガチャルは、2025年シーズンの驚異的な成功を終えてオフを満喫している。
アブダビでの報告が終わり、スロベニア、そして今はモナコに戻っている。
タデイ・ポガチャルは、ツール・ド・フランス、モニュメント3勝、世界選手権優勝などを振り返り、来季の野望、そしてライバルの移籍について率直に語っている。
満足度の高いシーズンと、さらなる向上心
The smiling assassin! 👏
When Tadej Pogačar took back the yellow jersey on the Hautacam — and did it in front of the French president 🇫🇷 pic.twitter.com/KB2rrvxNRD
— Cycling on TNT Sports (@cyclingontnt) November 20, 2025
ツール・ド・フランスをはじめ、数々のレースを制した2025年シーズンを終えて、まずはご自身のキャリアに対する満足度を教えてください。
多くの人が「完璧」だと言ってくれるが、私は自分自身に9点をつけたい。
人生のあらゆる側面、そして自転車に乗っている時も乗っていない時も、常にもっと改善できる点があると思っている。さらに良くなれると信じている。
それほどの成功を収めてもなお、改善の余地があると感じるのですね。
ええ。美しい瞬間はたくさんあった。様々なチームメイトとの勝利、代表チームでの勝利、世界選手権、ツール、そして出場したすべてのモニュメント…。
一つを選ぶのは難しい。本当にたくさんの素晴らしい思い出がある。
しかし、もし今日でキャリアを終えても、かなり満足できるだろうと思っている。
来シーズン、そして今後数年間の目標は何でしょうか?
私は挑戦が好きなので、毎年プログラムを少し変えるようにしている。とはいえ、チームと私にとって最大の目標はツール・ド・フランスであることは明白だ。
これは何よりも大きなレースだから、今年ももちろん目指すことになる。しかし、同時にクラシックレースでもさらに自分を表現したい。
具体的に「獲りたい」と燃えているレースはありますか?
ミラノ〜サンレモとパリ〜ルーベは、再び挑戦し、勝利のために戦う意欲が非常に高い二つのレースだ。
今年はサンレモで3位、ルーベで2位と、勝ちへの手ごたえを掴めた。これらの勝利は、私をさらに自転車史の深いところに刻み込むことになるだろう。
グランツールでは、ブエルタ・ア・エスパーニャが残っていますね。
将来的には間違いなく目標となるが、現時点でその勝利に対するプレッシャーは感じていない。
先ほど言ったように、もし今引退しても、ブエルタを獲っていなくても、かなり満足できるからね。
ここ数年、ライバル関係にあったレムコ・エヴェネプールが、ライバルチームのRed Bull – BORA – hansgroheに移籍するという大きな動きがありました。これについてどう見ていますか?
彼の移籍の噂は私も聞いていた。強力なチームに移籍し、彼がさらに強くなることに対して、正直に言って少し恐怖心を覚えている。
恐怖ですか?
はい。Red Bull – BORA – hansgroheは本当に優れたチームであり、レムコがさらに強力なサポート体制のもとで、特にグランツールに挑んでくる。そうなると、我々にとっては大きな脅威になる。
彼は才能あるライダーなので、さらに成長するのは間違いない。私たちもさらに努力する必要がある。
ここでキャリアを終えても満足できるということは、プレッシャーなど全くないということだ。あと何回勝利しようとか、絶対に全てを制覇するという気持ちがないのならば、いつでもチャレンジャーになれる。
ここがタデイ・ポガチャルの強みなのかも。すでに来シーズンに向けて登りでの猛烈なダッシュを繰り返している。






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