2025 アラウルツアー第5ステージ　なんとスプリンターステージで総合大シャッフル!

第4ステージでは、またもQ36.5 Pro Cycling Teamのトム・ピドコックが独走劇を見せた。

8kmもの長さを単独でゴールに。通常は捕まるパターンが多かったけれど、過去最高のパフォーマンスを記録したというトム・ピドコックに追い付くライダーはいなかった。

無事にゴールすると総合優勝となる。ステージはスプリントでの争いだが、ティム・メルリエを止めるスプリンターはいるだろうか。

 

第5ステージ　アルウラ キャメル カップ トラック～アルウラ キャメル カップ トラック　169.6 km

 

風以外にスプリントを妨げるものはない。最終ステージのスプリント勝利は誰になるだろうか。

 

1. スプリントポイント　sprint
2. スプリントポイント　sprint
3. ボーナススプリント　sprint 

 

5人の逃げ

序盤大きな逃げも出来ていた。残り68kmから4人が逃げに。

1. ディエゴ・ウリアルテ (Equipo Kern Pharma)
2. ニコロ・ガリッポ (JCL Team UKYO)
3. セリエル・デサル (Wagner Bazin WB)
4. Bregnhøj Mathias (Terengganu Cycling Team)

 

Team Jayco AlUlaの日本王者、小林海が落車。

•  小林海 (JCL Team UKYO)
•  Carrascosa Pablo (Equipo Kern Pharma)

 

残り42.3km。タイム差は32秒しかない。集団はスプリントで賛成だ。

 

残り34kmで29秒差。

 

またも、風による攻撃が始まった。長く隊列は延ばされ、ブチブチと切れている。

 

4人が捕まりそう。

 

4人が抜かれていく。

 

総合2位のライナー・ケプリンガーも遅れている。Bahrain Victoriousは引かないといけない。

 

残り24km。8秒差まで第2集団が迫ってくる。

 

もう少しで追いつく。

 

あと、100mくらいか。

 

あら、タイム差が13秒に広がる。ここで諦めたらライナー・ケプリンガーの総合2位は危うくなるぞ。

 

EF Education-EasyPostと契約がとれず、Terengganu Cycling Teamに移籍したステファン・デボッドは単独でブリッジ。

 

この差だ。追いつくか。

 

Uno-X Mobilityは、10位以内に3人おり、フレドリック・ドゥバースネスとヨハネス・クルセットの上位を狙っている。

 

残り15.5km。タイム差は13秒。

 

ライナー・ケプリンガーは追いつかないと表彰台が危うくなる。

 

ティム・メルリエ、トム・ピドコックは前の集団。

 

UAE Team Emirates XRGのラファウ・マイカも第2グループ。

 

残り11.2kmでこの差。タイム差は21秒まで広がる。

 

ボーナススプリント　sprint 

総合2位のライナー・ケプリンガー、総合3位のアラン・ハザリーは23秒遅れで通過。あと10秒で表彰台から滑り落ちる。

 

残り7km。ついに28秒差に。

 

トム・ピドコックは安泰。隣はUno-X Mobilityのヨハネス・クルセット。表彰台獲得となるか。

 

残り5.5km。35秒差。あと4秒で表彰台の順位が変わる。

 

残り4.6km。Team Jayco AlUlaはディラン・フルーネウェーヘンは先頭集団にいるが悪夢だ。

 

38秒差となり、Team Jayco AlUlaのアラン・ハザリーの総合3位は風前の灯火。

 

Team Jayco AlUlaは、ディラン・フルーネウェーヘンの勝利に託すしかない。ティム・メルリエは真後ろにつけている。

 

さあ、ゴール前。左からUno-X Mobilityのアレクサンダー・クリストフ、UAE Team Emirates XRGのフアン・モラノが発射!

 

先頭はフアン・モラノ、右からディラン・フルーネウェーヘンが上がってくる。

 

左からQ36.5 Pro Cycling Teamのマッテオ・モスケッティが上がってきたぞ。

 

フアン・モラノとマッテオ・モスケッティの争いだ。

 

マッテオ・モスケッティがアレクサンダー・クリストフを抜いた。

 

マッテオ・モスケッティが伸びる!

 

勝ったのはマッテオ・モスケッティだ～!

 

Q36.5 Pro Cycling Teamはトム・ピドコックの勝利に続いて連勝!

 

トム・ピドコックの総合優勝にマッテオ・モスケッティのステージ優勝とQ36.5 Pro Cycling Teamは最高のシーズンスタートとなった。

2位ディラン・フルーネウェーヘン、3位はフアン・モラノ、4位がアレクサンダー・クリストフ。

 

そして第2集団のゴール。57秒も遅れた。これにより総合は大シャッフル。

2位にUno-X Mobilityのフレドリック・ドゥバースネス、3位にヨハネス・クルセット、4位にオーデネ・ホルターとUno-X Mobilityは2位から4位まで独占となった。風による攻撃で見事な逆転劇を演出した。

 

リザルト

優勝したQ36.5 Pro Cycling Teamのマッテオ・モスケッティ(チーム公式より)

信じられない。なんという1週間だ。我々の目標はトムを安全に保つことだった。結局、彼は我々が今週彼のためにしたすべてのことを報いてくれた。彼とチーム全員に感謝しなければならない。

UAEがスプリントを開始したとき、私はバリアに非常に近かったが、いいスピードで通過し、最後の数メートルでモラノを追い抜いた。なんというスプリントだった。昨年は非常につらい時期を過ごしたが、今日は信じられない。

 

第1ステージ　リザルト

総合

総合優勝したトム・ピドコック

正直に言うと、かなり感動している。まるでおとぎ話のようだ。彼らにとってそれがどれだけ意味のあることかを知ると、信じられないほど。このように終わらせるのは信じられないことだ。

しかし、今日は車でドライブした…12月までは誰も知らなかったし、中には1月に初めて会った人もいる。今、私たちが一緒にレースをしている様子は信じられないほど素晴らしい。

プロとしてステージレースで優勝したのはこれが初めてですね。

将来有望なライダーとしてはなんとかやり遂げたが、エリートライダーとしては時間がかかった。しかし、正直に言うと、これは私のキャリアにとって大きな一歩だ。

これはワールドツアーレースではないし、たった5日間のレースだが、このレベルでリードを守るのに必要な集中力を考えると、それがいかに厳しいものかがわかる。しかし、それは大きな一歩だ。

すごいですね。 どんな感じかはうまく説明できないけど、Red Bullが翼を与えてくれるみたいに。Q36.5 も同じことをしてくれるんだ。

 

ポイント賞

新人賞

チーム賞