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消耗しきったブエルタの後ヨナス・ヴィンゲゴーが語る集中力の欠如

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Image credit: chan
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2025 ツール・ド・フランスと2025ブエルタ・ア・エスパーニャというダブルツールを走ったTeam Visma | Lease a Bikeのヨナス・ヴィンゲゴー。

結果は総合2位に総合優勝。ヨナス・ヴィンゲゴーは、ブエルタ後のフィジカルおよびメンタル面での完全な消耗について語っている。

特に、ヨーロッパ選手権に出場した際、彼はレースに集中することが極めて困難だったと明かしている。

 

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完全に燃え尽きた状態

 

ヨナス・ヴィンゲゴーが、ブエルタを総合2位で終えたのが、9月14日。ヨーロッパ選手権は、10月5日。この間約3週間。

3週間あれば、十分に休養が取れたかと思われていた。だが、ダブルツールの疲れはそれくらいでは取れなかったようだ。

ヨナスはすでに肉体的・精神的に限界を迎えており、自身が「完全に疲弊していた」状態であったことを認めている。

グランツール連戦はフィジカルを極限まで追い込むだけでなく、メディア対応やレース戦略、プレッシャーなど、多大な精神的エネルギーを消費する。

ヨナス・ヴィンゲゴーの場合、ブエルタ後の短い期間では、その消耗しきった集中力を回復させることはできなかった。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーのコメント

ツールとブエルタを走ってきた数年間で、どちらも体調を崩した。それがマイナスに作用していると言えるだろう。でも一方で、ブエルタではこれまでで最高のレベルに達したと思っている。体調を崩すまではね。

ブエルタを終えて、2週間はとにかく疲れすぎてトレーニングができなかった。ちょうど世界選手権の時期だった。その時に初めてトレーニングを再開した。

やりたくなかったわけではなく、ただできなかっただ。

 

ヨーロッパ選手権については?

もちろん、もっといい結果を期待していた。ヨーロッパ選手権に向けてのトレーニングは順調で、希望も持てたが、当日になってしまい、うまくいかなかったんだ。

でも、始めてよかったと思っている。他の大会をキャンセルした理由がすぐに分かった。もう完全に疲れ果てていて、何も残っていない。

だから、「ヨナスは代表チームに入りたくない」といつも言う人たちに、僕が代表に出場しない理由を理解してほしい。

もし世界選手権やヨーロッパ選手権に出場するとしても、ツールとブエルタを走った後には出場しないということは明らかだ。

開幕から万全の準備をしておきたい。来年は世界選手権に出たいが、残りのシーズンがどうなるかは、待ってみないと分からない。

 

2026 世界選手権はより調整しやすい日程構成となるため、デンマーク代表としての復帰を完全に否定はしていない。世界選手権は来年ぜひ出場したいレースだとヨナス・ヴィンゲゴーは語っている。ただ、それはシーズン全体の状況次第となる。

まずは、全てのグランツールのコースが発表されてから世界選手権などのレース出場が決定となりそうだ。

 

 

 

 

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