Israel – Premier Techは、2025年10月6日にチーム名からイスラエルの名前を削除することを発表していた。さらに共同オーナーのシルヴァン・アダムスもチームを去っている。
これにより事態の収拾を図ろうとしたけれど、タイトルスポンサーのカナダの企業Premier Techは即時撤退となってしまった。
スポンサー撤退の核心
Canadian company Premier Tech ends association with Israel-based cycling team https://t.co/ex3KvDX5Qs pic.twitter.com/jRoxkyTDgY
— The Globe and Mail (@globeandmail) November 7, 2025
Premier Techは、スポンサー契約の継続が持続不可能になったとして、撤退を決定した。
理由は、チームを支援する当初の目的が「継続が不可能なまでに影が差し、覆い隠されてしまった」と説明している。
この決定は、チームを巡る論争が激化している最中に下されている。継続するガザ地区の紛争により、昨シーズンはブエルタ・ア・エスパーニャなどでチームに対する複数の抗議活動が発生。
その後、チームはジロ・デッレミリアの主催者からレースへの参加を拒否されるなど、外部からの圧力が増していた。
チーム側はすでに事態を収拾するため、2026年からチーム名を変更する。イスラエルとの関係性から距離を置く意向を示していた。
また、共同オーナーのシルヴァン・アダムスも、チームの日常的な運営からは一部身を引いている。
しかし、これらのチーム側の対応にもかかわらず、Premier Techはパートナーシップの継続は不可能と判断した。
チームは来シーズン、ワールドツアーに昇格する予定だが、今回の主要スポンサーの離脱は、チームの将来的な運営に大きな影響を与えることになる。
Premier Techは、2022年に共同タイトルスポンサーとしてチームに加わった。
だが、今回の発表でライダーやスタッフのプロフェッショナリズムに感謝の意を述べつつも、関係は終わりを迎えた。チームは今後、新しい名前での存続を最優先事項としている。
下記公式サイトでは、まだPremier Techの名前がある。ただ、メインとなるスポンサーが見つからなければ、厳しい。一応10月15日のUCIライセンス申請は受理されており銀行保証の項目も問題はない。
新しいスポンサーが見つかるのだろうか。









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