2024 ツール・ド・ポローニュ第6ステージ　ヨナス・ヴィンゲゴー敗れる

ツール・ド・ポローニュは第6ステージで総合順位が決定する。

注目は、Team Visma | Lease a Bikeのヨナス・ヴィンゲゴーの走りだ。スプリンターステージ2日で、足をためているのでは。

 

第6ステージ   ヴァドヴィツェ～ブコビナリゾート　183.2km

 

獲得標高は3,134m。特別長い登りがある訳ではないけれど、1級山岳が3か所ある。決戦は最後のゴール手前。1.8kmで7.3%勾配と厳しい。

ここでヨナス・ヴィンゲゴーの走りが爆発するか。

 

1. スプリントポイント　Jabłonka
2. 1級山岳　Ściana Bukovina (2.6 km・7.9%)
3. 1級山岳　Ściana Harnaś (2.8 km・6.4%)
4. スプリントポイント　Szaflary
5. 1級山岳　Ściana Bukovina (2.6 km・7.9%)

 

スタート

3賞のジャージ着用者は

• 総合　ヨナス・ヴィンゲゴー　Team Visma | Lease a Bike
• ポイント　ディエゴ・ウリッシ　UAE Team Emirates
• 山岳賞　ミハウ・パウタ　Poland

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは最後に爆発か。

 

今日も雨はなしだけど、少し曇っている。

 

さあ、スタート。

 

3人の逃げ

景色をずっと映されていた後には、すでに3人が逃げていた。

1. シルヴァン・ディリエ　Alpecin-Deceuninck
2. サムエーレ・バティステッラ　Astana Qazaqstan Team
3. ダヴィデ・フォルモロ　Movistar Team

 

追走が二人。山岳賞ジャージのミハウ・パウタは動いてポイントを取らないといけない。

1. ミハウ・パウタ　Poland
2. ルーク・ネルルカー　EF Education-EasyPost

 

追走からルーク・ネルルカーは降りてしまう。ミハウ・パウタ単独で前を追わないといけない。

 

残り151.3kmで集団と2分15秒差に。

 

先頭のメンバーが良すぎるので、追走のミハウ・パウタは追いつきそうもない。

 

ミハウ・パウタは、先頭とのタイム差が広がっていく。

 

あ～、追走していたミハウ・パウタに集団が迫る。

 

ミハウ・パウタは、集団に捕まってしまった。1級山岳が3か所あるので、山岳賞ジャージが守れないかも。

 

残り131.4kmで3分10秒差。集団はTeam Visma | Lease a BikeとLidl – Trekが引いている。

 

先頭はポイントのない長い山岳を上がっている。しかし、3人ともブエルタに出てもよいメンバーなんだけど。特に、ダヴィデ・フォルモロなど今日はステージを狙うべきでは。

 

2019世界選手権U23王者のサムエーレ・バティステッラも今年グランドツアーの参加がない。今シーズンで退団なのだろうか。

 

スプリントポイント　Jabłonka

ポイント獲得順位は

1. ダヴィデ・フォルモロ　Movistar Team　3ポイント・3秒
2. シルヴァン・ディリエ　Alpecin-Deceuninck　2ポイント・2秒
3. サムエーレ・バティステッラ　Astana Qazaqstan Team　1ポイント・1秒

 

残り92.9kmで2分7秒差。 INEOS Grenadiersも集団けん引に。

 

残り75.4kmで INEOS Grenadiersのトビアス・フォスがアタック。2分のタイム差を埋めることができるのか。

 

これから登りとなるのに追いつくのだろうか。

 

1級山岳　Ściana Bukovina (2.6 km・7.9%)

先頭は1級山岳を登っている。ダヴィデ・フォルモロがずっと引いている。

 

トビアス・フォスは、1分15秒差。

 

ポイント獲得順位は

1. シルヴァン・ディリエ　Alpecin-Deceuninck　2ポイント
2. サムエーレ・バティステッラ　Astana Qazaqstan Team　1ポイント
3. ダヴィデ・フォルモロ　Movistar Team　3ポイント

 

トビアス・フォスに追走が追いつく。

1. トビアス・フォス　 INEOS Grenadiers
2. アーチー・ライアン　EF Education-EasyPost
3. ミック・ファンダイク　Team Visma | Lease a Bike

 

追走にさらにティム・ウェレンスが追いついて4人に。

 

1級山岳　Ściana Harnaś (2.8 km・6.4%)

追走が追いつきそう。

 

追走が追いつく。集団は30秒差。

1. ダヴィデ・フォルモロ　Movistar Team　10ポイント
2. シルヴァン・ディリエ　Alpecin-Deceuninck　7ポイント
3. サムエーレ・バティステッラ　Astana Qazaqstan Team　5ポイント
4. アーチー・ライアン　EF Education-EasyPost 　3ポイント
5. ミック・ファンダイク　Team Visma | Lease a Bike　2ポイント

 

二つ目の1級山岳をクリアーしている。

 

残り45.4kmで1分差に。

 

残り37.3km。先頭からサムエーレ・バティステッラが遅れそう。

 

トビアス・フォスが補給。Shimanoの青いバイクが積んであったのでニュートラルカーなのかな。

 

残り31.6kmで42秒差。ミック・ファンダイクは抑えだ。

 

スプリントポイント　Szaflary

スプリントポイントを通過。ミック・ファンダイクが先頭。

1. ミック・ファンダイク　Team Visma | Lease a Bike　3ポイント
2. アーチー・ライアン　EF Education-EasyPost　2ポイント
3. ティム・ウェレンス　UAE Team Emirates　1ポイント

 

面白い。 INEOS GrenadiersのサポートカーからUAE Team Emiratesのティム・ウェレンスが補給食を貰っている。

 

残り20.4km。タイム差41秒となり横一線に。

 

残り17.1kmでティム・ウェレンスがアタック。

 

ミック・ファンダイクがチェックに。

 

EF Education-EasyPostのアーチー・ライアンが一気に引き離した。

 

ティム・ウェレンスが反応できないほど。

 

アーチー・ライアンは全開で行っている。

 

21歳のアイルランド人。2022年にJumbo-Vismaの開発チーム時代にツール・ド・スロバキア第2ステージで勝っている。

2024 コッピ・エ・バルタリ第4ステージでプロ2勝目を挙げている。

 

1級山岳　Ściana Bukovina (2.6 km・7.9%)

さあ、どこまで逃げれるか。

 

このおじさんさっきもいたし、3日連続で見たぞ。

 

逃げは捕まり、ヨナス・ヴィンゲゴーは2番手で上がっている。ウィルコ・ケルデルマンが先頭。

 

22秒差でクリアー。

 

集団はウィルコ・ケルデルマンの引きでコンパクトに。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは足が余っていそう。

 

残り10.1km。ヨナス・ヴィンゲゴーは先頭で回りを確認している。

 

残り7.7km。先頭はBahrain Victoriousのエドアルド・ザンバニーニ。

 

残り4.2kmで13秒差。

 

集団は人数が戻ってきた。ティボー・ネイスがいる!

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは3番手。先頭はペッリョ・ビルバオ。2番手はフェリックス・グロスチャートナー。

 

残り2.8km。12秒差に。

 

残り2.6km。集団が迫る。

 

残り2.4kmで捕まった。

 

残り2.2km。ウィルコ・ケルデルマンが先頭を引く。

 

残り2km。3番手はTeam dsm-firmenich PostNLのオスカー・オンリー。

 

ウィルコ・ケルデルマンが外れる。

 

Tudor Pro Cycling Teamのヤニス・ヴォワサールがアタック。ヨナス・ヴィンゲゴーは追わない。

 

残り1kmのゲートをくぐった。

 

ヤニス・ヴォワサールが逃げる。

 

ヤニス・ヴォワサールに集団が迫る。

 

これは捕まりそうだ。

 

ヤニス・ヴォワサールが捕まった。

 

先頭はCofidisのベン・ヘルマンス。

 

ベン・ヘルマンス先頭。

 

ウィルコ・ケルデルマンが、また前にくる。

 

  

ウィルコ・ケルデルマンがベン・ヘルマンスを抜く。

 

あっと、後ろからティボー・ネイスが現れる!

 

ティボー・ネイスがディエゴ・ウリッシを段違いのスピードで抜いていく。

 

凄い加速だ!

 

誰も追いつけないスピード。

 

なんと、ゴールのはるか手前から手をあげている。

 

なんという余裕。恐るべしティボー・ネイス!

 

圧倒的なスピードで、今大会3勝目をあげた。

 

2位はディエゴ・ウリッシ。3位はオスカー・オンリー。ヨナス・ヴィンゲゴーは4位に終わっている。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは、ティボー・ネイスの肩をポンと叩いていく。ツールでは、タデイ・ポガチャルとのスプリントで勝つほどのヨナス・ヴィンゲゴーが太刀打ちできなかった。

ティボー・ネイスの進化は恐るべきスピードで進んでいる。

ヨナス・ヴィンゲゴーは13秒差で、総合2位のディエゴ・ウリッシをリードして最終ステージに向かう。

 

リザルト

ステージ優勝したティボー・ネイスのコメント

今日は本当にベストな状態ではなかったし、決勝でトップに立てたのはラッキーだった。登りではかなり苦しんだし、最後の急な登りでは第3集団にいたと思う。それでも他のチームが走っていたので戻ってきた。

常にハードに走り続け、決してあきらめなかった。でもラスト300メートルで、今日は勝てると確信したんだ。一本の矢があり、それを正しいタイミングで射ることができたが、精神的には本当にタフな一日だった。

3度目のステージ優勝と最初の2勝の間に大きな違いがあると思いますか?

今日はコントロールできず、自分がどこを走っているのかまったくわからなかった。以前のステージ優勝の時は違っていて、レース全体をコントロールしている感じだった。

第6ステージは女王のステージと言われるが、少し難しかったですか?

僕はクライマーじゃないんだ。登りはいつも難しいけど、登りを乗り切れば、最後のスプリントはまだいける。そこが他の多くの選手と違うところかな。

いつもこうだとは限らない。これから先も難しいことはあるだろう。でも、今はこれを楽しまなくちゃ。

最終ステージについては?

明日はチームのために働くつもりだけど、マッズ・ピーダスンが落車したのは残念だ。

 

第6ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞