UCIは2026年1月1日から、ホイールの最大リム高さを65mmに制限する。
Swiss Sideは55mm、68mm、80mmのHadron³ Ultimate シリーズを発売したばかりだったので、68mmのホイールは2026年からUCIレースでは使えなくなる。
そのためにUCIに公開書簡を送っている。
ただ、ルールが変わることはなかったので、今回65mmのHADRON Ultimate 650を発売している。
HADRON Ultimate 650
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Swiss Sideといえば、F1の空力エンジニアリング技術を自転車の世界に持ち込み、空気抵抗の削減において業界をリードしているメーカー。
彼らの製品は、風洞実験やCFD(数値流体力学)解析を駆使して開発されている。
今回発表された「HADRON Ultimate 650」は、その名の通り、彼らの技術の粋を集めたUltimate(究極)ラインナップに追加される。
リムハイトはUCIのルール上限の65mmで、最新のワイドタイヤトレンドに合わせた設計になっている。より太いタイヤと組み合わせることで、エアロ効果と乗り心地、グリップ力のすべてを向上させることを目指している。
最高級のベアリングと軽量かつ高剛性なスポークを採用することで、駆動効率と剛性を最大化。エアロ性能だけでなく、ヒルクライムや加速時のレスポンスにも優れていることが期待される。
今回開発にあたり680よりもペアで33g軽量化。さらに以前のHADRON 2 650よりも135gも軽量されている。
さらに、Ultimateラインの軽量構造により、フロントホイールのスポーク本数も24本から20本に削減されている。
HADRON Ultimate 650 スペック
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- リムハイト : 65mm
- リム内部幅 : 23mm
- リム外部幅 : 27mm
- チューブレスレディクリンチャー
- ハブ : DT Swiss 180 Aeroハブ
- ベアリング : SINCセラミック
- スポーク : DT aerolite® II Tヘッド
- 重量 : 前輪706g 後輪820g 計1,526g
- 価格 : € 1,792(約30万円) オンライン販売で20%引き
Swiss SideはDecathlon AG2R La Mondiale Teamをサポート。さらに、2024年女子アイアンマン世界チャンピオンのローラ・フィリップと、2023年男子アイアンマン世界チャンピオンのサム・レイドローをサポートしている。
トライアスロンでは、当然バイクパートの最速タイム更新に貢献している。



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