Bontragerは、トップスペックのAeolus RSLレベルで提供されるAeolus RSL51、Aeolus RSL62、Aeolus RSL75を発表。
これは既に発売されているBontrager最軽量のAeolus RSL 37に対応するものだ。
さらに、ブランドからは、より手頃なAeolus Proレベルで提供されるAeolus PRO 51も合わせて発表している。
Aeolus RSL
Bontragerの最新のリム形状は、トレックHQの新しいコンピューターの助けを借りて開発された。
このコンピューターは、数値流体力学シミュレーションを3Dで実行するだけでなく、エンジニアが形状を調整して目的の特性を得るのを積極的に支援する。
トップスペックのAeolusRSLホイールはすべて、リム外部幅31mm、内部幅23mmのカーボンリムを備えている。
これは、幅25mmのタイヤでうまく機能し、幅29.5mmまでのタイヤの105%の経験則を満たしていることを意味する。
Bontragerは、多くのホイール会社が持っている結論と同じで、より広いリム幅を持つことは、より少ない抗力で転がり、タイヤとのより良い空力接続を提供することが証明されているという。
テストでは、23mmの内側の幅が25mmのタイヤと一致し、最速のセットアップが得られることがわかった。
性能の向上
実験結果では、約45 km/hで走行するプロトンの前部のライダーは、チューブレス装備のAeolus XXX 4の代わりにチューブレス装備のAeolus RSL 51を使用すると、6.3ワットの労力を節約できることが分かった。
1,500ワットのスプリントでは、チューブラー付きのAeolus XXX6の代わりにチューブレスタイヤ付きの新しいAeolusRSL 62を使用すると、合計34W節約できるという。
Bontragerは、上の図のように以前のXXX6ホイールとの比較も公表している。
Aeolus RSL51(XXX4と比較) | Aeolus RSL62(XXX6と比較) | |
---|---|---|
空気抵抗 | 16%減 | 14%減 |
転がり抵抗 | 10%減 | 10%減 |
安定性 | 9%増 | 8%増 |
新しいBontrager RSL 51は、その前身であるBontrager XXX 4よりも16%空気力学的に優れており、9%安定していると示されている。
XXX6も同様に性能が向上していることがわかる。
レースで実績を獲得
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レースでは、Trek – Segafredoのジャスパー・ストゥイヴェンが2021ミラノ~サンレモで使用して優勝。
ピレリのチューブレスタイヤ、フロントをAeolus RSL 62リアをAeolus RSL 75を使用してレース開始。
新しいホイールは供給が限られていたためパンクした後に、フロントはXXXチューブラーに変更している。
DT Swiss 240ハブ
Bontrager Aeolus RSLホイールセットは、RSL37バージョンと同じBontragerスタイルのDT Swiss 240ハブを採用。
ハブには、12mmのエンドキャップと11spdのフリーハブボディが付属している。
チューブレスにするために必要なリムストリップとバルブが付属しており、リムはフックされているため、チューブセットアップを実行しても問題はない。
スペックと価格
- リム: OCLV RSL
- リムハイト: 51/62 / 75mm
- リム : OCLV RSL
- 重量: 1,410g(51)/ 1,520g(62)/ 1,645g(75)
- インナーリム内部幅: 23mm
- リム外部幅: 31mm
- ハブ : DT 240s with Rachet EXP
- ブレーキ : センターロックディスク
- アクスル : 12mm
- 価格 : 295,000円
- リム:PRO OCLV
- リムハイト: 51mm
- 重量: 1,590g
- インナーリム内部幅: 23mm
- リム外部幅: 30mm
- ハブ : DT350
- ブレーキ : センターロックディスク
- アクスル : 12mm
- 価格 : 184,000円
性能がXXXに比べて格段に進歩しているのは凄いですね。Trek – Segafredoライダーの奮起も期待されるところ。
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