2026年からレムコ・エヴェネプールがチームに加わる。Red Bull – BORA – hansgroheの絶対的エースだったプリモッシュ・ログリッチの立場は変わってきそうだ。
すでにチームには2025 ツール・ド・フランス総合3位となったフローリアン・リポウィッツ、2025 ジロ・デ・イタリア総合6位のジュリオ・ペリツァーリも自分らの脚で、地位を確立しようとしている。
レムコがやってくる前のチームのブエルタのエースは誰か。興味のあるところだ。
Red Bull – BORA – hansgroheのメンバー
We’re all set and ready for @lavuelta 🤩
Let’s go boys! 💪#redbullborahansgrohe #rbh #lavuelta25 pic.twitter.com/yyyyjgLS3u
— Red Bull – BORA – hansgrohe (@RBH_ProCycling) August 18, 2025
ジェイ・ヒンドリー
ティム・ファンダイク
ジュリオ・ペリツァーリ
ジョバンニ・アレオッティ
マッテオ・ソブレロ
ニコ・デンツ
フィン・フィッシャーブラック
ヨナス・ルッチ
ジェイ・ヒンドリー
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公式サイトではジェイ・ヒンドリーがエースと書かれている。
2020ジロ・デ・イタリアではイネオスのテイオ・ゲイガンハートと最後まで激しく争い総合2位に。
2021ジロ・デ・イタリアはサドルの痛みでリタイヤ。この状態はシーズン後半まで続く。
そして2022ジロ・デ・イタリア総合優勝となったジェイ・ヒンドレー。2023ツール・ド・フランスでは第5ステージで優勝。念願のマイヨジョーヌを着用した。
2024年シーズンは、ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ総合5位。ティレーノ〜アドリアティコ 総合3位と実力を発揮。
2025 ジロ・デ・イタリアにプリモッシュ・ログリッチのアシストとして出場するが、落車によりリタイヤとなってしまう。ジロ覇者ではあるけれど勝利は2023 ツール・ド・フランスのステージ優勝以来ない。
総合でもトップ3に入っているステージレースが2025年にはない。ブエルタの総合を狙うには上位の成績が必要だが、果たして。
ジュリオ・ペリツァーリ
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2022年にジュリオ・ペリツァーリは、18歳の時からBardiani-CSF-Faizanèに所属。2024年に一気に開花した。
まず、2024 ツアー・オブ・アルプス第3ステージで、Lidl – Trekのフアン・ロペスについで2位となり、総合でも8位フニッシュ。
初めてのグランドツアーとなった2024 ジロ・デ・イタリアでは、山岳ステージで頭角を現す。第16ステージでは、タデイ・ポガチャルがいなければ、独走勝利していたはず。
2位となったゴール後には、タデイ・ポガチャルから着用していたマリアローザを贈られている。
第20ステージでも、各チームのエースに交じって、同タイムの6位でゴール。グランツールの山岳でこの成績は凄いことだ。
ジロでの活躍の後、2024 ツアー・オブ・スロベニアでは総合3位、2024 ツアー・オブ・オーストラリアでも総合7位となっている。
2025年にRed Bull – BORA – hansgroheに移籍。2025 ジロ・デ・イタリアではプリモッシュ・ログリッチを山岳でリードする姿が何度も見られた。
第16ステージで、4度目の落車となったプリモッシュ・ログリッチが途中リタイヤ。このステージでアシストの必要がなくなりステージ3位。総合18位から9位に浮上。最終的に総合6位まで上がった。
21歳なので今回のブエルタは経験のためとなるのか。183cmで66kg。これで、個人タイムトライヤルの能力が上がれば、総合も狙える選手となる。
ジェイ・ヒンドリーの調子があがらなければ、エース交代があるのだろうか。最初から保護されたライダーならば~。
山岳アシストはフィン・フィッシャーブラック、ヨナス・ルッチ。ステージをニコ・デンツが狙うと面白い。
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