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トム・ピドコックはスピード制限に反対 その理由とは?

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Photo credit: cold_penguin1952 on VisualHunt.com
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UCIは2026年シーズンから様々なルールを適用する。

  • ハンドル幅
  • フォーク幅
  • ヘルメットの規制
  • ホイールリム高さ

 

そして、スピード抑制のためにギア制限も加わろうとしている。

 

このギア制限に、現在アークティック・レース・オブ・ノルウェーに出場中のトム・ピドコックが物申している。

 

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ギア制限は

 
 
 
 
 
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ロードレースのスピードは上がり続けている。2025 ツール・ド・フランスでも過去最速を記録。

 

機材は進歩しエアロバイクの性能は上がり続けている。ライダーは1時間あたりの炭水化物摂取量を増やしており、トレーニングも科学的に研究されてパワーは数値化されていく。

レーススピードが上がるのは当然のことだ。それにつれて事故も増えているというのは論点のすり替えでもある。

そもそもスピードが上がってついていけなくなれば、事故など起こらなくなる。平地の集団だと仕方ないが。問題は密集している時のカーブなどだ。

もっともよいのは、レースに出場できる人数の抑制が一番良いかもしれない。オリンピックのロードでは90人程度。カーブでの落車はあったけれど大きなケガとかはなかった。

ただ、レース人数もツール・ド・フランスで9名から8名になった時にもチームからは不満が生まれていた。仕事が少なくなるのだから当然だ。

コース設定も重要だ。あまりにも過酷すぎるステージを続けるべきでない。下りでは雨で路面が濡れていればニュートラルにするとか。

トム・ピドコックはマウンテンバイクの2大会連続金メダリストであり、下りのスペシャリストであるのは誰もが知っている。

ギア制限となった場合の問題的について、トム・ピドコックは次のように語っている。

 

トム・ピドコックのコメント

ギアを制限することは、すべてをより危険なものにするだけだ。全員が同じ最高速度で走れば、選手間の距離が縮まり、下り坂では路面占有率が高くなる。

ハンドルバーの幅に関する議論も、自分には煙幕のように思える。重要な問題について話し合う必要がある。

もしUCIが本気で集団のスピードを落とすつもりなら、アンリ・デスグランジュ流にレース中の選手の食事量を制限すべきだ。

このままだと、全員の炭水化物を制限してケトーシス状態にするべきだと弟に言ったんだ。そうすればレースはもっと遅くなるだろう。

僕たちはサイクリストだ…みんな他のことに集中すべきだよ。

 

アンリ・デスグランジュは、1893年5月11日、パリのビュファロ自転車競技場において1時間で35.325kmをマークし、アワーレコードを樹立。

1903年7月に開催された第1回ツール・ド・フランスの主催者だ。参加者は60人で、2,400kmのコースを完走したのは、21人だけだった。

主催者のアンリ・デグランジュはレース後に、「理想的なツール・ド・フランスとは、あまりに過酷なため、1人しか完走できないものだろう」と。

まあ、一人ならばミス以外では事故もなくなる。

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