モン・ヴァントゥで行われたワンデイレース。1st Mont Ventoux Dénivelé Challenge (1.1)
ヨーロッパコンチネンタルサーキットのUCI公認レース。
優勝したのは、ヘスス・エラダ(Cofidis, Solutions Crédits)。ロマン・バルデ(AG2R La Mondiale)は、ラスト勝負で見事に力負け。
第1回大会の優勝者にロマン・バルデはなれなかった。
Mont Ventoux Dénivelé Challenge
Mont Ventoux Denivele Challengesの主催者は、昨年までGran Fondosを運営していた。
今年はプロのための1.1 UCIクラスのワンデイレースを開催。
このルートは173kmのルートに4,100メートルの獲得標高。ツール・ド・フランスの最も有名な山岳の1つであるモン・ヴァントゥに向かってさらに6つの小さな山があるコース。
最後のMont Ventouxの上り坂は21.3km、平均勾配7.4%。立体的にみると最後のモン・ヴァントゥの勾配の凄さがわかる。
ヘスス・エラダ(Cofidis, Solutions Crédits)
2018年にモビスターからコティディスに移籍。
チームとしては、スプリンターのナセル・ブアニが活躍してくれないため総合のエースとして期待。
2018年には、ブエルタ・ア・エスパーニャの第12・13ステージでマイヨ・ロホを着用。最終的には総合21位でゴールしている。
そして、今年の成績は
ブロコンチネンタルチームのエースとして十分な働きをしてくれている。
このヘスス・エラダに比べると今年のロマン・バルデは落車もありイマイチの調子。
落車したあとにも、災難が待っていた~
ロマン・バルデのアタックは封じられる
レースは、コンチネンタルちームによる5人逃げ。
- ブライス・フェイル(アルケア=サムシッチ)
- アレクサンデル・アランブル(カハ・ルーラル)
- レミー・ロシャ(デルコ・マルセイユ・プロヴァンス)
- アンジェロ・チューリク(トータル・ダイレクト・エナジー)
- マリオ・ゴンザレス(エウスカディ – ムリアス)
集団先頭は、EF Education FirstとCofidis, Solutions Créditsが引く。
モン・ヴァントゥの登りでは、集団は徐々に小さくなり、最後は4人の先頭集団に。
ロマン・バルデのチームメイト、トニー・ガロパンのアシストが終わった瞬間にラスト8.6kmでロマン・バルデがアタック!
バルデのアタックに反応出来たのはヘスス・エラダのみ。二人のランデブーが続いたが、ロマン・バルデは、ラスト3キロでアタック。
しかし、ヘスス・エラダは簡単に追いつく。ラストはしばらくお互いに並走していたが、
最後はヘスス・エラダのアタックにロマン・バルデは力負けしてしまった。
最後は、9秒差でバルデはゴール。
ワールドツアーチームのエースとしては、コンチネンタルのエースに負ける訳にはいかなかったが、さすがに、連戦ではアタックの切れがなかった。
ロマン・バルデはツール・ド・フランスに向かう。
ヘスス・エラダはツールの前に、La Route d’Occitanie – La Dépêche du Midiで最後の調整を行う。
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