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2023 ジロ・デ・イタリア第20ステージ こんなドラマがあっていいのか!

海外情報
Photo credit: Alessandro Caproni on Visualhunt.com
この記事は約28分で読めます。

ついにジロの最終決戦がやってきた。総合勢は全てこのステージで決まる。

そのために、全ての総合勢がセーブしてきた感じがする。注目は、トップ10のライダーのタイムだ。

それぞれのライダーが全力で最後の登りを駆け上がる。わずかな距離だが、全てを決めることになる。

 

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  1. 第20ステージ タルヴィージオ~モンテ・ルッサリ 18.6km 個人TT
    1. 新城幸也 Bahrain Victorious
    2. マーク・カヴェンディシュ Astana Qazaqstan Team
    3. ジョナサン・ミラン Bahrain Victorious
    4. アレックス・キルッシュ Trek-Segafredo
    5. スティーブン・ウィリアムズ Israel – Premier Tech
    6. ティボー・ゲルナレック Team Arkéa Samsic
    7. エドアルド・アッフィニ Jumbo-Visma
    8. ローレンツ・レックス Intermarché – Circus – Wanty
    9. トーマス・グローグ Jumbo-Visma
    10. トーマス・チャンピオン Cofidis
    11. マイケル・マシューズ Team Jayco AlUla
    12. サルバトーレ・プッチョ INEOS Grenadiers
    13. マグナス・コルトニールセン EF Education-EasyPost
    14. ピーター・セリー Soudal – Quick Step
    15. ベン・ヒーリー EF Education-EasyPost
    16. ウィリアム・バルタ Movistar Team
    17. ワジム・プロンスキー Astana Qazaqstan Team
    18. バウケ・モレマ Trek-Segafredo
    19. マシュー・リシテーロ Israel – Premier Tech
    20. ボブ・ユンゲルス BORA-hansgrohe
    21. ローハン・デニス Jumbo-Visma
    22. ジェイ・ヴァイン UAE Team Emirates
    23. ブラントン・マクナリティ UAE Team Emirates
    24. デレク・ジー Israel – Premier Tech
    25. フィリッポ・ザナ Team Jayco AlUla
    26. ワレン・バルギル Team Arkéa Samsic
    27. セップ・クス Jumbo-Visma
    28. イラン・ファンワイルダー Soudal – Quick Step
    29. サンティアゴ・ブイトラゴ Bahrain Victorious
    30. ローレンス・デプルス INEOS Grenadiers
    31. アンドレアス・レックネスン Team DSM
    32. レナード・ケムナ BORA-hansgrohe
    33. テイメン・アレンスマン INEOS Grenadiers
    34. ティボー・ピノ Groupama – FDJ
    35. エディ・ダンパー Team Jayco AlUla
    36. ダミアーノ・カルーゾ Bahrain Victorious
    37. ジョアン・アルメイダ UAE Team Emirates
    38. プリモッシュ・ログリッチ Jumbo-Visma
    39. ゲラント・トーマス INEOS Grenadiers
  2. リザルト

第20ステージ タルヴィージオ~モンテ・ルッサリ 18.6km 個人TT

コースプロフィール photo giroditalia

 

ゲラント・トーマスは、ジロ・デ・イタリアが始まる前から、このタイムトライヤルを狂気の殺人者と呼んでいた。

それほど、この個人タイムトライヤルは厳しい。

全長わずか 18.6kmかもしれないが、中間点を過ぎたところから、ライダーたちに恐ろしい登りが待っている。 ゴールはイタリア北東部の怪物、モンテ・ルッサリの頂上。

 

モンテ・ルッサリ photo giroditalia

 

7.2kmにわたって、標高 874mを越え、最大16%の区間が続く。最大勾配22%は2回。道は険しいだけでなく、狭くてギザギザ。道路はアスファルトからコンクリートに変わる。

 

ここでは特別ルールも設定されている。

  • スタート時から後続を許可されるのは、団体が用意したニュートラルバイクと、チームステッカーを貼ったチームのオフィシャルサポートカーのみ。ニュートラルカーはない。
  • 午前11時30分に開始されるが、3分割となる。インターバルは最後のライダーが到着してから50分。
  • スタッフとライダーはケーブルカーで下る。

 

  1. 第1計測 10.5km
  2. 第2計測  15.3km
  3. 第3計測 17.5km
  4. 1級山岳 モンテ・ルッサリ 7.3km・12.1%

 

新城幸也 Bahrain Victorious

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

新城幸也がスタートしている。

 

第1計測を16分17秒。暫定4位で通過。第2計測41分54秒。ゴールタイムは、52分48秒。

 

マーク・カヴェンディシュ Astana Qazaqstan Team

今日はAstana Qazaqstan Teamのジャージで走るカブ。

 

スタートしてからの、道端は結構せまい。

 

ゴール前は観客とタッチしながら。

 

 

56分28秒で暫定9位。

 

ジョナサン・ミラン Bahrain Victorious

ポイント賞のジョナサン・ミランがスタート。

 

ジョナサン・ミランは登りに苦労している。晴れていて良かった。雨だと滑って登れなかったかも。

 

55分39秒でゴール。最後は観客をあおってゴールだ。

 

アレックス・キルッシュ Trek-Segafredo

ここがサポートカーが入れないところで、サポートバイクとなる。ホイールを持っているだけだ。バイクを担いでいるサポートもいる。

 

アレックス・キルッシュが48分12秒で暫定トップに。

 

スティーブン・ウィリアムズ Israel – Premier Tech

しかし、Israel – Premier Techのスティーブン・ウィリアムズがすぐに記録を塗り替える。50分16秒。

 

ティボー・ゲルナレック Team Arkéa Samsic

ティボー・ゲルナレックが、第1計測14分48秒で暫定トップ。第2計測もGreen Project-Bardiani CSF-Faizanèのフィリッポ・フィオレッリを抜いて36分54秒。

 

ティボー・ゲルナレックは、48分35秒と断トツのタイムをたたき出した。

 

もちろん暫定トップだ。

 

エドアルド・アッフィニ Jumbo-Visma

TTスペシャリストだけど、この山岳TTではどうか。

 

エドアルド・アッフィニは52分29秒。暫定7位でゴール。

 

ローレンツ・レックス Intermarché – Circus – Wanty

何度も逃げにのって沸かしてくれたローレンツ・レックスがウイリーで観客を沸かす。

 

ゴール前で観客をあおる。

 

さらに、ゴールでは2度目のウイリーを見せてくれた。第14ステージでは4位。ゴールタイムは32分30秒で暫定11位。

 

誰かやるとは思っていたけど、まずはローレンツ・レックスでしたね。

 

終るとライダーは観客よりも優先でゴンドラにバイクを持って降りることが出来る。第1陣のライダーは終了だ。50分後に第2陣がスタートする。

制限時間はステージ優勝者のタイムの30%から50%に延長された。その結果、すべてのライダーがローマに到達できるのでは。

 

第1グールプトップのティボー・ゲルナレックは下山せずに、ホットシートで次のグループを待つ。

 

トーマス・グローグ Jumbo-Visma

コロナ交代で、当日の3時に現地入りしたトーマス・グローグ。観客を沸かせて走る。こうやってくれると見ているほうも面白い。

 

ゴールでも観客を沸かせる。

 

 

トーマス・グローグは、13秒遅れの暫定2位に。リザーブでジロ出場でこの成績は十分だ。

 

トーマス・チャンピオン Cofidis

良く逃げたトーマス・チャンピオンは、第2計測を暫定2位通過。

 

 

いいペースでゴールにきた。

 

トーマス・チャンピオンが48分16秒で暫定1位に。

 

マイケル・マシューズ Team Jayco AlUla

 

マイケル・マシューズは、48分34。av22.978km/hで暫定2位に。

 

ゴールしてすぐに倒れ込んでしまうほど。

 

サルバトーレ・プッチョ INEOS Grenadiers

サルバトーレ・プッチョは、INEOS Grenadiersの中でも総合順位はかなり低い。アシスト一筋で2位は沢山あるけどプロでの勝利はない。2011年にtrainee(研修生)からチームに所属している。

 

サルバトーレ・プッチョは、バイク交換にさらにヘルメットも交換した。

53分16秒でゴール。

 

マグナス・コルトニールセン EF Education-EasyPost

第10ステージ優勝でジロ・ツール・ブエルタ全てでステージ優勝を果たしたマグナス・コルトニールセンがスタート。

 

すでにサイコンを取っているのでスムーズにバイクチェンジしている。53分8秒でゴール。

 

ピーター・セリー Soudal – Quick Step

Soudal – Quick Stepは、コロナでほとんどがリタイヤ。二人となったけど、なんとかローマにいける。ピーター・セリーは最初からロードバイク。これならばバイク交換のタイムロスはない。

何人かは、ロードでそのまま走っている。

 

第1計測で、10秒遅れの暫定3位通過。現在第1計測トップは、Bahrain Victoriousのヤシャ・ズッタリン。

ゴールタイムは、53分8秒。

 

ベン・ヒーリー EF Education-EasyPost

第8ステージ優勝。50kmの逃げ切り勝利は凄まじかった。山岳賞はとれなかったけれど、自分でも予想外の3週間だったのでは。

 

ベン・ヒーリーが第1計測を14分31秒で暫定トップに。

 

ベン・ヒーリーは48分25秒で暫定4位。

 

ウィリアム・バルタ Movistar Team

2020ブエルタ第13ステージの個人TTでプリモシュ・ログリッチに次いで2位。この時のタイム差はなんと1秒。ウィリアム・バルタは、登りトライヤルも得意だ。

 

ウィリアム・バルタは、バイクチェンジでBORA-hansgroheのニコ・デンツを抜いていく。

 

ウィリアム・バルタがベン・ヒーリーの記録を更新。第1計測で暫定トップに。

 

ウィリアム・バルタは登りでタイムを落とす。48分47秒の暫定7位。

 

ワジム・プロンスキー Astana Qazaqstan Team

ワジム・プロンスキーはバウケ・モレマを抜いていった。連続して逃げているのに疲れ知らずか。

 

凄い応援の中を進む。

 

ゴールは48分40秒。暫定7位。

 

バウケ・モレマ Trek-Segafredo

オランダ王者のバウケ・モレマがスタート。

 

モレマは、アルベルト・ベッティオルを抜いていく。しかし、モレマは山岳で抜き返されて、ワジム・プロンスキーにも抜かれていく。今日はバットデイだったようだ。

 

マシュー・リシテーロ Israel – Premier Tech

第2グループでトップとなったのはマシュー・リシテーロ。第2計測で暫定トップに。第3計測でもトップ。そして、ゴールタイムは、44分7秒。現在の暫定トップだ。

 

ボブ・ユンゲルス BORA-hansgrohe

このジロでは目立たなかったボブ・ユンゲルス。ゴールは51分9秒。登りのTTは流石に、タイムが出ない。

 

ローハン・デニス Jumbo-Visma

今年引退のローハン・デニスは、残りすくないTTとなる。バイクチェンジだ。

 

第1計測を暫定14位通過。ゴールタイムは、49分24秒。残るは世界選手権のタイムトライヤルで実力を発揮したい。

 

ジェイ・ヴァイン UAE Team Emirates

TTも強く、山岳にも強いジェイ・ヴァインがスタートしている。

 

ジェイ・ヴァインが第1計測を14分で暫定トップに。

 

これは良いタイムでゴールしそうだ。

 

 

ジェイ・ヴァインが、マシュー・リシテーロの記録を3秒更新。暫定トップにたった。

 

ブラントン・マクナリティ UAE Team Emirates

第15ステージ優勝のブランドン・マクナリティがスタート。

 

ブラントン・マクナリティが第2計測で、ジェイ・ヴァインの記録を大きく更新。暫定トップに。

 

これはトップになるのは間違いない。凄いスピードでゴールにやってきた。

 

最後の登りに。

 

 

ブラントン・マクナリティは、45分30秒とジェイ・ヴァインを46秒も上回った。凄いタイムだ。

 

デレク・ジー Israel – Premier Tech

7回逃げて、2位が4回のデレク・ジー。カナダチャンピオンジャージ。

 

暫定12位でフニッシュ。今回は山岳賞2位、ポイント賞も2位。すべて2位づくめのジロだった。

 

フィリッポ・ザナ Team Jayco AlUla

ステージ優勝に少しケチのついたフィリッポ・ザナがスタート。

ゴールタイムは、46分57秒。

 

ワレン・バルギル Team Arkéa Samsic

念願だったジロ出場のバルギルがスタート。

ゴールタイムは48分30秒。

 

セップ・クス Jumbo-Visma

アップ中のセップ・クス。

 

山のセップ・クスのスタートだ。

 

第1計測暫定7位で通過。

 

セップ・クスは第2計測は2位通過。やはり山は強い。

 

セップ・クスは45分28秒とブラントン・マクナリティを抜いて暫定トップに。

 

イラン・ファンワイルダー Soudal – Quick Step

レムコに変わってチームを支えたイラン・ファンワイルダーがスタート。

 

第1計測暫定5位通過。

 

第2計測で暫定3位に上がる。

 

ロードバイクをかついで上がっている。

 

イラン・ファンワイルダーが最後の直線に入った。

 

 

46分28秒で暫定5位に。将来的にはレムコの右腕ではなく総合で活躍出来そうだ。元々レムコ2世の呼び声があり、将来性は抜群だ。

 

サンティアゴ・ブイトラゴ Bahrain Victorious

サンティアゴ・ブイトラゴが急に足が空回り。

 

チェーンが外れた。

 

メカニックが来る前に、近くのファン二人がチェーンを治してくれていた。凄いイタリアファン!

 

ローレンス・デプルス INEOS Grenadiers

トップ10のスタートとなる。

 

ローレンス・デプルスがゴール前に。

 

 

ローレンス・デプルスは、46分27秒と暫定5位。他チームならばエースで走れる走力だ。

 

アンドレアス・レックネスン Team DSM

マリアローザを5日間着用したアンドレアス・レックネスンがスタート。

 

第1計測を6位通過。

 

最後の直線に。

 

 

アンドレアス・レックネスンは、46分12秒と暫定3位となった。

 

レナード・ケムナ BORA-hansgrohe

ドイツTT王者のレーナード・ケムナ。

 

さあ、スタート。

 

ゴール前の最後の走り。

 

レーナード・ケムナは、46分41秒とタイムはふるわなかった。

 

テイメン・アレンスマン INEOS Grenadiers

総合7位のテイメン・アレンスマンがスタート。

 

第2計測で暫定2位に。

 

ゴール前の登りに。

 

 

テイメン・アレンスマンは、45分41秒の暫定3位に。

 

ティボー・ピノ Groupama – FDJ

ティボー・ピノは第1計測を暫定4位通過。これはいいぺース。

 

第2計測で暫定2位となった。

 

これは、セップ・クスの記録に肉薄しそうだ。

 

ゴール前の直線に。

 

最後の力を振り絞る。

 

  

お~、ティボー・ピノは45分22秒でセップ・クスを6秒上回った。暫定トップだ。

 

エディ・ダンパー Team Jayco AlUla

エディ・ダンパーは、ゴールタイム47分26秒。これは総合順位を落としたのでは。

 

ダミアーノ・カルーゾ Bahrain Victorious

ダミアーノ・カルーゾのスタート。

 

カルーゾ飛ばしている。第1計測で4秒更新の暫定トップ。

 

ダミアーノ・カルーゾは、第2計測でセップ・クスと同タイム通過。

 

これはティボー・ピノの記録を抜きそうだ。

 

最後の直線に。

 

 

きた!   ダミアーノ・カルーゾは、45分18秒でティボー・ピノを4秒上回った。またも暫定トップタイムを更新だ。

 

ジョアン・アルメイダ UAE Team Emirates

アルメイダは音楽を聞きながらアップ。

 

さあ、トップを目指してスタートだ。

 

速い!  第1計測で暫定トップに。

 

どれくらいのペースなのだろうか。第2計測ではセップ・クスと同タイムだ。

 

ダミアーノ・カルーゾの記録を抜きそうだ。

 

ゴール前にきた。

 

最後のスパート。

 

  

アルメイダは45分5秒でダミアーノ・カルーゾの記録を13秒も短縮。暫定トップだ。

 

プリモッシュ・ログリッチ Jumbo-Visma

アップ終了のログリッチ。

 

アルベルト・コンタドールがバイクの解説をしてくれているが、もう少しカメラが寄って貰いたい。

 

オリンピックチャンピンのゴールドのヘルメットでスタート。

 

バイク交換もスムーズだ。

 

なんとアルメイダよりも4秒速い! 第1計測暫定トップだ。

 

第2計測でも34分3秒とセップ・クスよりも32秒も速い。驚異的なスピードで走っている。

 

僅かな段差が。

 

あっと、ログリッチがチェーン落ちだ!

 

わずかな段差で少しショックがあったように見えたけれど、まさかフロントシングルでチェーンが落ちるとは~。

 

 

メカニックがバイクを持ってくる。

 

だが、すでにチェーンをはめている。しかし、勾配がきつすぎて走りだせない。なんということだ~。こんなことでジロを失うのか。

 

サポートとファンが後押しして、なんとかスタート。

【追記】

この赤いシャツをきた男性は、プリモッシュ・ログリッチの元スキーの中間であるミティア・メズナールさん。こんな偶然があるだろうか。

 

あ~、終わったと思っていたけど、トーマスとのタイム差は15秒と、まだリードしている。

 

ゴールに向かうログリッチはアルメイダの記録を大幅に上回りそうだ。

 

まだ、51秒も余裕がある。

 

ログリッチが最後の直線に。

 

 

きた~!   44分23秒でアルメイダの記録を42秒も更新した。チェーン落ちがあったとは思えないスピードだ。これは、ひょっとして。

 

ゲラント・トーマス INEOS Grenadiers

最終走者のマリアローザがスタート台に。

 

さあ、マリアローザがスタートだ。

 

バイクチェンジで時間がかかり、ヘルメットも変更。しかし、これにも時間がかかる。タイムロスだ。

 

第1計測でログリッチから2秒遅れ。

 

Gは7秒遅れている。これはヤバイ。あと23秒しか余裕がない。残り5.4kmもある。

 

もっとも勾配のきつい部分に。

 

残り3.7kmで13秒遅れている。

 

ゲラント・トーマスの足が重い。

 

ログリッチのタイムに及ばないのは間違いない。

 

残りのタイムが少なくなる。あきらかに登りでペースが落ちている。

 

あ~、34秒差に。逆転されている。

 

最後のラストスパート。残りタイムは7秒。

 

ゲラント・トーマスは、45分3秒。なんと、プリモッシュ・ログリッチから40秒遅れてしまった。わずか14秒届かず、ジロ制覇の夢は散ってしまった。

 

あ~、なんという結末。まさか失速してしまうとは~。第2計測で16秒遅れており、残るタイム差は少なかった。第3計測で29秒差。この時点ですでにログリッチに抜かれていたのだけど。

ログリッチのチェーン落ちというアクシデントがあったにも関わらず、このTTでは力負けをしていたようだ。

 

トーマスのゴールの瞬間、プリモッシュ・ログリッチはコーチと抱き合う。こんな展開を誰が想像できただろうか。チェーンが落ちたことで、逆にアドレナリンが出てペースが上がったようにも見えた。最後の最後にマリアローザを奪還。脱帽だ。

 

 

チームメイトもこの喜びようだ。プリモッシュ・ログリッチが、チェーン落ちの時には、凄い落ち込みようだったけれど。この逆転の喜びは計り知れないだろう。

それにしても、こんなドラマが待っていようとは。興奮冷めやらないステージとなった。

 

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リザルト

プリモッシュ・ログリッチのコメント

最後の上りはスロベニア国境から遠くないので、ホームレースのようでしたね。

最高の気分だ。優勝だけでなく、観客の皆さんのおかげです。ここのエネルギーは素晴らしい。観客が僕にワット数を増やしてくれたんだ。本当に忘れられない瞬間だ。

一瞬、チェーン事故は、ツールのドラマの再現になるかと思われましたが。

チェーンが外れてしまったんだ。そういうことはよくあることなんだけど、最終的には元に戻して走り続けることができたよ。

明日はローマで最終ステージが行われますね。

もう1日あるんだ。まだ1日ある。テクニカルなステージなので、集中しなければならない。まだ終わってはいないけれど、とてもいい感じだ。

第20ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI Time Avg
1
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma 180 0:44:23 25.145
2
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers 130 0:40 24.772
3
 ALMEIDA João
UAE Team Emirates 95 0:42 24.754
4
 CARUSO Damiano
Bahrain – Victorious 80 0:55 24.636
5
 PINOT Thibaut
Groupama – FDJ 60 0:59 24.600
6
 KUSS Sepp
Jumbo-Visma 45 1:05 24.545
7
 MCNULTY Brandon
UAE Team Emirates 40 1:07 24.527
8
 ARENSMAN Thymen
INEOS Grenadiers 35 1:18 24.429
9
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM 30 1:49 24.156
10
 VINE Jay
UAE Team Emirates 25 1:53 24.121
11
 RICCITELLO Matthew
Israel – Premier Tech 20 1:56 24.095
12
 DE PLUS Laurens
INEOS Grenadiers 15 2:04 24.026
13
 VAN WILDER Ilan
Soudal – Quick Step 10 2:05 24.017
14
 KÄMNA Lennard
BORA – hansgrohe 5 2:18 23.906
15
 PARET-PEINTRE Aurélien
AG2R Citroën Team 2 2:34 23.770
16
 ZANA Filippo
Team Jayco AlUla   2:42 23.703
17
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious   2:44 23.686
18
 ARMIRAIL Bruno
Groupama – FDJ   2:48 23.652
19
 DUNBAR Eddie
Team Jayco AlUla   3:03 23.528
20
 BOUWMAN Koen
Jumbo-Visma   3:27 23.331
21
 RUBIO Einer Augusto
Movistar Team   3:29 23.315
22
 ULISSI Diego
UAE Team Emirates   3:47 23.170
23
 CHAMPION Thomas
Cofidis   3:53 23.122
24
 DOMBROWSKI Joe
Astana Qazaqstan Team   3:55 23.106
25
 HAIG Jack
Bahrain – Victorious   4:00 23.066
26
 HEALY Ben
EF Education-EasyPost   4:02 23.050
27
 PRODHOMME Nicolas
AG2R Citroën Team   ,, 23.050
28
 BARGUIL Warren
Team Arkéa Samsic   4:07 23.010
29
 MATTHEWS Michael
Team Jayco AlUla   4:11 22.979
30
 GUERNALEC Thibault
Team Arkéa Samsic   4:12 22.971

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 2 ▲1
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma 20
6″
82:40:36
2 1 ▼1
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers  
6″
0:14
3 3
 ALMEIDA João
UAE Team Emirates  
10″
1:15
4 4
 CARUSO Damiano
Bahrain – Victorious     4:40
5 6 ▲1
 PINOT Thibaut
Groupama – FDJ  
12″
5:43
6 7 ▲1
 ARENSMAN Thymen
INEOS Grenadiers     6:05
7 5 ▼2
 DUNBAR Eddie
Team Jayco AlUla     7:30
8 9 ▲1
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM  
9″
7:31
9 8 ▼1
 KÄMNA Lennard
BORA – hansgrohe     7:46
10 10
 DE PLUS Laurens
INEOS Grenadiers     9:08
11 11
 RUBIO Einer Augusto
Movistar Team  
13″
10:43
12 13 ▲1
 VAN WILDER Ilan
Soudal – Quick Step     11:58
13 12 ▼1
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious  
10″
12:21
14 15 ▲1
 KUSS Sepp
Jumbo-Visma     13:09
15 14 ▼1
 PARET-PEINTRE Aurélien
AG2R Citroën Team  
10″
14:13
16 16
 ARMIRAIL Bruno
Groupama – FDJ     17:16
17 17
 BARGUIL Warren
Team Arkéa Samsic  
4″
24:06
18 18
 ZANA Filippo
Team Jayco AlUla  
14″
33:22
19 19
 HAIG Jack
Bahrain – Victorious  
3″
34:46
20 20
 KONRAD Patrick
BORA – hansgrohe     37:57
21 21
 FORTUNATO Lorenzo
EOLO-Kometa     38:37
22 22
 GEE Derek
Israel – Premier Tech  
30″
40:54
23 24 ▲1
 PRODHOMME Nicolas
AG2R Citroën Team  
2″
46:26
24 23 ▼1
 SÁNCHEZ Luis León
Astana Qazaqstan Team     48:03
25 25
 BOUWMAN Koen
Jumbo-Visma  
1″
48:15
26 26
 VELASCO Simone
Astana Qazaqstan Team  
1″
51:15
27 27
 HUYS Laurens
Intermarché – Circus – Wanty     52:18
28 28
 ULISSI Diego
UAE Team Emirates  
1″
1:02:50
29 31 ▲2
 MCNULTY Brandon
UAE Team Emirates  
10″
1:07:43
30 30
 FORMOLO Davide
UAE Team Emirates     1:08:58

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Pnt Points
1 1
 MILAN Jonathan
Bahrain – Victorious   215
2 2
 GEE Derek
Israel – Premier Tech   160
3 3
 ACKERMANN Pascal
UAE Team Emirates   95
4 4
 MATTHEWS Michael
Team Jayco AlUla   93
5 5
 SKUJIŅŠ Toms
Trek – Segafredo   79
6 6
 DENZ Nico
BORA – hansgrohe   77
7 7
 CORT Magnus
EF Education-EasyPost   68
8 17 ▲9
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma   56
9 8 ▼1
 MAYRHOFER Marius
Team DSM   53
10 16 ▲6
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers   53

山岳賞

これでティボー・ピノは山岳賞確定。素晴らしいジロの成果となった。

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 PINOT Thibaut
Groupama – FDJ 237
2 2
 GEE Derek
Israel – Premier Tech 200
3 3
 HEALY Ben
EF Education-EasyPost 164
4 4
 BAIS Davide
EOLO-Kometa 144
5 5
 RUBIO Einer Augusto
Movistar Team 118
6 16 ▲10
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma 86
7 6 ▼1
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious 82
8 7 ▼1
 GABBURO Davide
Green Project-Bardiani CSF-Faizanè 69
9 8 ▼1
 ALMEIDA João
UAE Team Emirates 67
10 9 ▼1
 PARET-PEINTRE Aurélien
AG2R Citroën Team 56

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 ALMEIDA João
UAE Team Emirates 82:41:51
2 2
 ARENSMAN Thymen
INEOS Grenadiers 4:50
3 3
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM 6:16
4 4
 RUBIO Einer Augusto
Movistar Team 9:28
5 6 ▲1
 VAN WILDER Ilan
Soudal – Quick Step 10:43
6 5 ▼1
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious 11:06
7 7
 ZANA Filippo
Team Jayco AlUla 32:07
8 8
 HUYS Laurens
Intermarché – Circus – Wanty 51:03
9 9
 MCNULTY Brandon
UAE Team Emirates 1:06:28
10 11 ▲1
 FRIGO Marco
Israel – Premier Tech 1:23:21
こちらはハイライト動画

 

 

 

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