ジロ第2ステージで、サイモン・イェーツに3秒差で敗れて個人タイムトライヤル2位となったマチュー・ファンデルプール。
サイモン・イェーツ、トム・デュムラン、ジョアン・アルメイダと、TTのライバルとなるライダーがリタイヤしているので、当然優勝候補としてあげられていた。
だが、フタをあけてみると中間スプリントポイントから、Team BikeExchange – Jaycoのマッテオ・ソブレロに及ばない。
さらに、ゴールでも40秒も離されてしまい、後続のテイメン・アレンスマンにも抜かれてステージ3位に。
本人は最後のステージでも狙っていたようだけど、前のステージまでの逃げの疲労の蓄積はあったようだ。
敗因についてマチュー・ファンデルプールが語っている。
パワー
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— Alpecin-Fenix Cycling Team (@AlpecinFenix) May 29, 2022
ゴール後のフラッシュインタビューでは
路上で、最高の気分ではなかった。
上り坂では、考えていたようなワット数では乗れなかった。また、下りで一番重いギアを回転させることができなかった。
ちなみに、そうでなければトップタイムを出していたかもしれない。とても難しいタイムトライアルだった。
また、意識的にスプリットタイムが出ないようにしていたので、自分がどこにいるのかもわからなかった。
やはり、足が重たかったようだ。それは、仕方ないことだ。通常TTスペシャリストは、ステージ前には調整のために足は使わない。
マチュー・ファンデルプールの場合には、そんなことは関係ない。前日も116kmも逃げに乗っている。
ジロには満足
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マチュー・ファンデルプールは、ジロを振り返り、山岳ステージでのアタックやウィリーなど、かなり楽しんでいたようだ。
素晴らしいジロとなった。クラシックの後、非常に短い準備期間しかなかったので、ピンクを手に入れることが大きな目標だった。
それがオープニングステージでうまくいったことは、もちろんとても素晴らしいことだ。2回ほど近づいたが、それで精一杯だった。
今の気持ちも悪くない。今回のジロでは、終盤に苦労したわけではないんだ。
短い準備期間だったが、今回のジロにはとても満足している。ツール・ド・フランスに向けて、より強くなっていきたいと思っている。これから数日休んで、高地トレーニングでツールに備える。
山岳では少し背中に張りが出たけど、それは通常と変わらない状態だったという。最終週にむけてコンデションが上がっていくという経験もしており、ツールも期待できるのでは。
マチュー・ファンデルプールは、6月24日のオランダ選手権には出場しない。完全にツール・ド・フランスにむけての準備となる。
イタリアのリヴィーニョで高地トレーニングを行う予定だ。
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