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2024 ベネトクラシック 欧州最後のUCIレースは驚きの結末に~

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Photo credit: Giuseppe Milo (www.milo.photography) on Visualhunt
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元プロライダーのフィリッポ・ボッツアートが開催するライドザドリームライドと呼ばれるレースシリーズの一つ、ベネトクラッシック。Veneto Classic(1.Pro)

将来的にワールドツアーサーキットの一部となることを目指しており、昨年からプロレースに昇格している。

ジャコモ・ニッツォーロが優勝した2020イタリア選手権のコースを部分的にたどる。

欧州で、今シーズン最後のプロレースであり、誰が勝つのか注目される。

 

過去の優勝者

  • 2023   ダヴィデ・フォルモロ
  • 2022  マルク・ヒルシ
  • 2021  サムエーレ・バティステッラ

 

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ソアーヴェ~ノデルグラッパ  191.7km

コースプロフィール photo venetoclassic

 

スタートは昨年のメルからソアーヴェに。最初に、ラ・ロジーナの登り(2.6km・6.3%)を伴うローカルサーキットを2周する。

次にラ ティサの壁の5周回、次のローカルサーキットには、330mのパヴェの登りが用意されている。そして、最後に1.3kmのグラベルの登りディーゼル・ファームもある。簡単なスプリンターステージを目指したコース設定ではない。

 

  1. 山岳 Monteviale (1.8 km à 6.2%)
  2. スプリントポイント Nove
  3. 山岳 ラ・ロジーナ (2.6 km・6.3%)
  4. 山岳 ラ・ロジーナ (2.6 km・6.3%)
  5. 山岳 ラ・ロジーナ (2.6 km・6.3%)
  6. 山岳 ラ・ロジーナ (2.6 km・6.3%)
  7. 山岳 ラ・ロジーナ (2.6 km・6.3%)
  8. 山岳 ディーゼル・ファーム 1.2km・10.0% グラベル
  9. 山岳 コントラ ソアルダ  0.4km・10.3%

 

注目のライダーは

  • Movistar Team ダヴィデ・フォルモロ、ナイロ・キンタナ、ロレンゾ・ミレジ、ペライヨ・サンチェス
  • UAE Team Emirates マルク・ヒルシ、ディエゴ・ウリッシ、ジェイ・ヴァイン、フィンフィッシャー・ブラック
  • Team Jayco AlUla アレッサンドロ・デマルキ、フィリッポ・ザナ
  • Intermarché – Wanty ロレンツォ・ロタ、ゲオルク・ツィンマーマン
  • Groupama – FDJ ロマン・グレゴワール
  • Cofidis バンジャマン・トマ
  • Astana Qazaqstan Team シモーネ・ヴィラスコ
  • Arkéa – B&B Hotels 
  • Alpecin – Deceuninck クサンドロ・ムーリッセ
  • Israel – Premier Tech ジョージ・ベネット、コービン・ストロング
  • Uno-X Mobility マグナス・コルトニールセン
  • VF Group – Bardiani CSF – Faizanè ジュリオ・ペリツァーリ
  • Q36.5 Pro Cycling Team ジャンルーカ・ブランビッラ

 

スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

優勝候補は好調なUAE Team Emiratesのマルク・ヒルシ。

 

また、UAE Team Emiratesのメンバーいい。誰でも勝てそう。

 

Uno-X Mobilityはマグナス・コルトニールセン、アンドレアス・レックネスンなど。

 

Israel – Premier Techは5人。ジョージ・ベネットがエースナンバー。

 

Astana Qazaqstan Teamはサムエーレ・バティステッラがエースナンバー。

 

Team Jayco AlUlaはフィリッポ・ザナが狙うだろう。

 

前年優勝のダヴィデ・フォルモロはチャンスを得られるか。地元なので子供もきている。

 

ニュートラルスタート。気温19度とちょうどいい。

 

オフシャルスタート。

 

しばらく誰も出なかったが、Cofidisがファーストアタック。

 

Cofidisのイラン・ラーメかな。trainee(研修生)だ。

 

6人の逃げ

6人が逃げに。

  1. アンダース・フォルダガー (Team Jayco AlUla)
  2. マグナス・コルトニールセン (Uno-X Mobility)
  3. アレクシー・グジャール (Cofidis)
  4. トビアス・バイアー  (Alpecin – Deceuninck)
  5. Kyrylo Tsarenko (Team Corratec – Vini Fantini)
  6. Riccardo Biondani (General Store – Essegibi – F.Lli Curia)

 

先頭は3人となっている。

  1. アンダース・フォルダガー (Team Jayco AlUla)
  2. マグナス・コルトニールセン (Uno-X Mobility)
  3. トビアス・バイアー  (Alpecin – Deceuninck)

 

山岳 ラ・ロジーナ (2.6 km・6.3%)

石畳の登り。残り42.4kmで1分55秒差。

 

マグナス・コルトニールセンは時計を指さしているのかな。タイム差がわからないのか、サイコンが壊れているのか。

 

残り37.2km。集団は2分5秒差。

 

残り33km。集団はGroupama – FDJが引いている。

 

山岳 ラ・ロジーナ (2.6 km・6.3%)

また石畳の登りに。マグナス・コルトニールセンが最後尾。

 

マルク・ヒルシが集団からアタック。タイム差は大きいぞ。

 

後ろからTeam Jayco AlUlaのフィリッポ・ザナ先頭で追ってくる。

 

Israel – Premier Techのジョージ・ベネットがアタック。

 

残り25km。タイム差は1分22秒。

 

ジョージ・ベネットに4人が追いつき、追走は5人に。

 

残り21.7km。まだ、タイム差は1分18秒ある。

 

あ~、マグナス・コルトニールセンが、登りを前に遅れてしまう。

 

山岳 ラ・ロジーナ (2.6 km・6.3%)

マグナス・コルトニールセンが追いつくか。

 

マグナス・コルトニールセンが追いついた。

 

追走は26秒差に。

 

追走は追いつかれて一塊に。

 

最後の登りに向かう。トビアス・バイアーがスパート。残り10.2kmでタイム差が1分に広がっている。これまでのタイム差がおかしかったのか。

 

山岳 ディーゼル・ファーム 1.2km・10.0% グラベル

グラベルの登りに。

 

マグナス・コルトニールセンがトビアス・バイアーを置き去りに。

 

集団から、フィリッポ・ザナが先頭で追う。

 

残り9.3kmで1分2秒差に。

 

残り8.7km。路面は濡れている。

 

追走は4人。

  1. フィリッポ・ザナ Team Jayco AlUla
  2. マルク・ヒルシ UAE Team Emirates
  3. ジュリオ・ペリツァーリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè
  4. ロマン・グレゴワール Groupama – FDJ

 

残り6.4km。下りなのでタイム差が縮まらない。

 

残り5.9km。これは逃げきりか。

 

さらに追走が増える。

 

山岳 コントラ ソアルダ  0.4km・10.3%

最後の登りだ。

 

追走からGroupama – FDJのロマン・グレゴワールがアタック。

 

残り3km。まだ、37秒ある。

 

残り1.3km。ロマン・グレゴワールは16秒差。追いつかない。

 

残り1km。15秒差とリードを保つ。

 

ロマン・グレゴワールからマグナス・コルトニールセンの姿は見えない。

 

残り500m。

 

ゴールにマグナス・コルトニールセンが帰ってきた。

 

シーズン最後のレースでまさかの逃げ切りショーとなるとは~。

 

マグナス・コルトニールセンが石畳の登りのゴールに向かう。

 

 

マグナス・コルトニールセンが欧州最後のレースを飾った。

 

EF Education-EasyPostから今シーズンUno-X Mobilityに移籍したが、最後のレースで勝利してキャリアハイに並ぶ5勝をマーク。Uno-X Mobilityは26勝目となり、UCIポイントランキングで18位。

来シーズンの活躍でワールドチーム昇格となる。

 

2位はGroupama – FDJのロマン・グレゴワール。21歳のフランス人でプロ2勝目とはならなかった。

 

3位はAlpecin-Deceuninckのクサンドロ・ムーリッセ。マルク・ヒルシは最後は勝てず4位となった。

 

しかし、最後まで追い付かせない走りは凄かった。

 

リザルト

優勝したUno-X Mobilityのマグナス・コルトニールセン

今シーズンを締めくくるのに最高の形だ。 僕にとっては素晴らしい勝利だし、ワンデーレースで優勝するのは2度目だ。 トップレベルのレースではないにせよ、本当に見応えのあるレースだった。 クレイジーなレースだったし、自分の勝ち方に満足しているし、誇りに思っている。

今季すでにクリテリウム・デュ・ドーフィネ、ノルウェーのアークティックレース、そしてツアー・オブ・デンマークを制してますが、イタリアでは優勝候補グループからの勝利ではありませんでしたね。

サーキットで差をつけられることはわかっていた。 ラ・ロジーナはとてもタフな上りで、レースをコントロールするのが難しかった。

多くのライダーが足を下ろさなければならなかったから、おそらく多くの混乱があっただろう。 ここ数週間、ちょっと苦戦していたんだ。だからブレークに入ったんだ。追いかけるのは難しいと思っていたからね。

最後の2つの急登で踏ん張りましたね。

まだエネルギーがあることに驚いたよ。 ツールの後は、まだ調子がいいし、いい結果も残せた。 でも、こういうレースが好きなんだ。 来年はまたこのような素晴らしい勝利を目指して戦いたい。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 CORT Magnus 
Uno-X Mobility 200 4:24:02
2
 GRÉGOIRE Romain
Groupama – FDJ 150 0:17
3
 MEURISSE Xandro
Alpecin – Deceuninck 125 0:19
4
 HIRSCHI Marc
UAE Team Emirates 100 0:20
5
 ZANA Filippo
Team Jayco AlUla 85 0:21
6
 PELLIZZARI Giulio
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 70 0:23
7
 BARONCINI Filippo
UAE Team Emirates 60 0:39
8
 BUSATTO Francesco
Intermarché – Wanty 50 0:41
9
 ZIMMERMANN Georg
Intermarché – Wanty 40 0:49
10
 DE PRETTO Davide
Team Jayco AlUla 35 0:54
11
 STRONG Corbin
Israel – Premier Tech 30 0:59
12
 LAURANCE Axel
Alpecin – Deceuninck 25 ,,
13
 ULISSI Diego
UAE Team Emirates 20 1:00
14
 ROTA Lorenzo
Intermarché – Wanty 15 ,,
15
 BRAMBILLA Gianluca
Q36.5 Pro Cycling Team 10 ,,
16
 FORMOLO Davide
Movistar Team 5 1:05
17
 BENNETT George
Israel – Premier Tech 5 1:17
18
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Mobility 5 1:28
19
 FOLDAGER Anders 
Team Jayco AlUla 5 1:29
20
 BAYER Tobias 
Alpecin – Deceuninck 5 1:34
21
 MAGLI Filippo
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 5 2:20
22
 PIETROBON Andrea
Team Polti Kometa 5 2:40
23
 GRUEL Thibaud
Groupama – FDJ 5 2:57
24
 THOMAS Benjamin
Cofidis 5 3:49
25
 GERMANI Lorenzo
Groupama – FDJ 5 4:22
26
 MOLARD Rudy
Groupama – FDJ 5 ,,
27
 GUGLIELMI Simon
Arkéa – B&B Hotels 5 4:24
28
 VINE Jay
UAE Team Emirates 5 4:35
29
 QUINTANA Nairo
Movistar Team 5 4:59

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