UAEツアーで落車してから、調子の上がらなかったジャンニ・モスコンはジロ・デ・イタリアをスキップした。
本当ならば、今頃はエガン・ベルナルと共にエースとして走っていたはずなのに。
そのジャンニ・モスコンですがカリフォルニアツアーに出場している。
しかも、調子よさそうだ。
カリフォルニアツアー
2006年から開催されており、北アメリカで行われる最大のレース。
キング・オブ・カリフォルニアのサガンが16勝もあげているレース。
これまでの優勝者は
- 2013年:ティージェイ・ヴァンガーデレン
- 2014年:ブラッドリー・ウィギンス
- 2015年:ペテル・サガン
- 2016年:ジュリアン・アラフィリップ
- 2017年:ジョージ・ベネット
- 2018年:エガン・ベルナル
総合系の選手というよりは、パンチャーとか若手の活躍の場ともなっている。
今年は、毎年ある個人タイムトライヤルがないので勝負を決めるレースとなるのは山岳のあるコースとなりそう。
- 第1ステージ サクラメント~サクラメント 143km(平坦)
- 第2ステージ ランチョ・コルドバ~サウスレイクタホ 194.5km(山岳)
- 第3ステージ ストックトン~モーガンヒル 207km(丘陵)
- 第4ステージ ラグナ・セカ~モロ・ベイ 212.5km(丘陵)
- 第5ステージ ピズモ・ビーチ~ベンチュラ 218.5km(丘陵)
- 第6ステージ オンタリオ~マウント・バルディ 127.5km(山岳)
- 第7ステージ サンタ・クラリタ~パサデナ 141km(平坦)
第1ステージはサガンが見事にスプリト勝負を決めてカリフォルニアツアー17勝目をあげている。
そして、第2ステージは
コースマップを見てわかるように、標高2000m超えのサウスレイクタホを目指すコースとなっている。
ここでチームワークを見せたチームイネオスは逃げにルーク・ロウを送り込んだ。写真では後ろから2番目。
チームイネオスのメンバーは
チームイネオスのカリフォルニアツアーのメンバーは7人。
TEAM NEWS: We’re excited to be heading back to @AmgenTOC with @GianniMoscon leading a strong team for the WorldTour stage race that begins on Sunday 🇺🇸
Leonardo Basso@iamdlax@OwainDoull@KristofferHalv1@GianniMoscon@diegoro_89@LukeRowe1990 pic.twitter.com/GwQ5h3XtkU
— Team INEOS (@TeamINEOS) 2019年5月7日
- レオナルド・パッソ26歳 スプリンター
- ダビ・デラクルス30歳 クライマー
- オウィン・ドゥール26歳 ルーラー
- クリストファー・ハルヴォルソン23歳 スプリンター
- ジャンニ・モスコン25歳 オールラウンダー
- ディエゴ・ローザ30歳 クライマー
- ルーク・ロウ29歳 ルーラー
ダビ・デラクルスのアシストを受けたシャンニ・モスコンは、
- カスパー・アスグリーン(デンマーク、ドゥクーニンク・クイックステップ)
- ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、EFエデュケーションファースト)
- タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
彼ら4人との逃げから最後のゴールスプリント。
アスグリーンがプロ初勝利をあげるなか、ジャンニ・モスコンは6秒遅れの3位でゴールした。
これでジャンニ・モスコンは総合で第2位に浮上。良い形でこれからのステージを戦うことになった。
ジャンニ・モスコンは
とても良い感じで最後の逃げグループにはいれた。これは今後のレースのために特別な後押しをするであろうレースの素晴らしい結果となりそうだ。
調子はいいけれども、最高ではない。Giro d’Italiaをスキップしてここに来た。ここで、いいレースをして、ツール・ド・フランスに備える。
登りと下りしかないレースで、ここで総合が決まってくるクイーンステージです。
最高の状態ではないけれども、調子の良いジャンニ・モスコン。もし、ジロに出ていたらどうなっていたのでしょうか?
ツール・ド・フランスにはフルームやトーマスのアシストとして参加するようになると思いますが、山岳で良いアシストが出来そうです。
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