ツール・ド・フランス第10ステージは平坦ステージで、スプリント勝負となった。
だが、途中では何度か落車があり決して簡単なステージではなかった。しかも、凄いスピードで集団は駆け抜けた。
最初の40kmは時速48km/hを越えるスピードだ。
このステージでは落車によって、二人のライダーがレースを去っている。
ダヴィデ・フォルモロ
#TDF2020 Unfortunately it has been confirmed that @davideformolo has broken his collarbone and won’t be able to continue in the race.
Forza Davide 🙏.#UAETeamEmirates #RideTogether pic.twitter.com/pqFd6WVPoB
— @UAE-TeamEmirates (@TeamUAEAbuDhabi) September 8, 2020
ダヴィデ・フォルモロは、ラスト65km地点のラウンドアバウトを越えた後に落車。かなり痛そうにしていたが、バイクにまたがってラスト走者でゴール。
この時には、ダデイ・ポガチャルも同じ個所で落車している。
フォルモロは、ゴール後にX線検査により鎖骨骨折が判明。48時間以内に手術を受けることになる。
これでUAEは2人目の戦線離脱だ。第9ステージでファビオ・アルが原因不明の不調でリタイヤ。
ダヴィ・デラクルスは第1ステージで仙骨骨折。
ブエルタ覇者に2018イタリアチャンピオンを失っている。
アレクサンダー・クリストフとマルコ・マルカートはスプリンター。あとはヤン・ポランツだけが、山岳でアシスト出来るライダーとなってしまった。
これから総合上位を伺うダデイ・ポガチャルにとっては、大ピンチだ。
サム・ヒューリー
サム・ヒューリー(Sam Bewley)は、残り99km地点の大落車の犠牲者だ。
サム・ヒューリーは、すぐに立ち上がっていたので大丈夫だと思っていた。
だが、サム・ヒューリーは、すでに手首を骨折しており走ることは出来なかった。この場でリタイヤとなってしまう。
ブレスレットを探すロシュ
Not really what i had in mind.
Actually lost a very precious bracelet kilometer 75 ish in the crash if any founds it would be great! Thanks! pic.twitter.com/YWyMFaH9G3— nicholas roche (@nicholasroche) September 8, 2020
Team Sunwebのニコラス・ロッシュも落車。なんとか11分遅れでゴールしている。
ニコラス・ロッシュは、右手首に金のビーズが付いた薄いブレスレットをしていた。このブレスレットがなくなってしまったのだ。
上のツイートでは、右手首に少し金のブレスレットが見える。もう一つしていたのかな。かなり思い入れのある品のようで、無くなったことにショックを受けている。
けど、なくなったのならば千切れているだろうから、もう使えないだろうけど。
真ん中で治療を受けているのがニコラス・ロッシュ。腕には、カセットによって傷ついた後がくっくりと残っている。
多分、写真を載せるとグーグルから削除命令が出るので掲載は出来ないが、6か所深くギアで切り刻まれている。見たい方はこのリンクからどうぞ。
ゴール後に12人のライダーが病院でX線検査を受けた。骨折は2人だけだが、みんな傷だらけだ。
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