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ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージ 逃げ切ったライダーは誰か?

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Photo by Irene Dávila on Unsplash
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ブエルタは休息日を挟んで第2週に突入。

第6ステージでは、冷たい雨によりプリモシュ・ログリッチはレインウェアが着れずに下りで遅れてしまう。

 

これによりリチャル・カラパスがマイヨロホに。ジロではフィリッポ・ガンナがステージ優勝にテイオ・ゲイガンハートが総合優勝。

イネオスがここにきて息を吹き返している状況だ。ブエルタでもイネオスが支配出来るのか。ログリッチの逆襲はどこで起こるのか注目しておきたい。

 

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第7ステージ ビトリア=ガステイス〜ビリャヌエバ・デ・バルデゴビア 159.7km

第7ステージ photo Unipublic

同じような山が並んでいるが、実は全く同じ山岳。

1級山岳プエルト・デ・オルドゥニャの登りは登坂距離7.8kmで、平均勾配7.7%。

 

1級山岳プエルト・デ・オルドゥニャ

勾配は一定しているように見えるが最大勾配14%の部分がある。ここで総合が大きく動く可能性は低いが足を削られるライダーはいるだろう。

どちらかと言うとパンチャーによる逃げ切り勝利がみられそうな感じだ。山岳賞トップのティム・ウェレンス(Lotto Soudal)は、またも逃げに乗るはずだ。

 

17人の逃げ

photo cycling today ストリーミングより 以下同様

最初は一人でレミ・カヴァニャが逃げていた。次に出来た逃げにはセップ・クスを含む17人。

 

メイン集団はイネオスが引く。まあ、リーダーチームなので当然か。

 

逃げ集団は合体して39人に。その中からナンズ・ピータース(AG2R La Mondiale)が1級山岳プエルト・デ・オルドゥニャの頂上手前2.6kmでアタック。

 

あっという間にセップ・クスが追いついてくる。今日は完全に逃げ切るつもりだ。後ろの逃げ集団にはジョージ・ベネットもいる。

 

セップ・クスは1級山岳プエルト・デ・オルドゥニャのKOMを獲得。誰もセップ・クスのスピードに対抗できない。メイン集団までは1分41秒のタイム差。

 

メイン集団は以前イネオスが引く。

 

セップ・クスはKOMを取ったあとは逃げ集団に戻り34人が先頭となる。

後ろから、レナード・ホスステーテ(HOFSTEDE Lennard)も加わりユンボ・ヴィズマは3人が逃げ集団に入っている。

この集団のトップタイムはアレハンドロ・バルベルデの3分。総合10位に位置している。このまま逃げ切れることは難しいだろう。

だが、モビスターは3人送りこんでいるので、逃げ切る気は満々だ。

 

でた~。クリス・フルームのカラフルポップなPinarello Dogma F12。

 

 

サングラスは今日はOakley Katoではないようだ。なんでかな?

 

 

ラスト61.8kmで、ジェイ・マッカーシー(Jay McCarthy)BORA-hansgroheが落車。原因はわからないが少し下っており、相当スピードが出ていたと思われる。

ケガの様子はまだ詳細が入ってこない。

 

 

アレハンドロ・バルベルデが逃げに出る。

 

  1. 124.  ドリアン・ゴッドン(Dorian Godon)AG2R La Mondiale
  2. 143. スタン・デウルフ(Stan Dewulf)Lotto Soudal
  3. 171. アレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde)Movistar

だが、後ろの逃げ集団31人からも見えている状態。タイム差を開くは難しいか。

 

バルベルデグループは、ラスト40kmでのタイム差は、第2グループから23秒。メイン集団とは2分18秒。逃げ切るのは難しいのではないかな。

 

バルベルデの先頭集団に向かって、逃げ集団から3人が飛び出す。

 

  1. 2. ジョージ・ベネット(George Bennett)Team Jumbo-Visma
  2. 104. マグナス・コート(Magnus Cort)EF Pro Cycling
  3. 141. ティム・ウェレンス(Tim Wellens)Lotto Soudal

この後、バルベルデに追いついた時に、後ろの逃げ集団に捕まる。

 

下りに入り、124.  ドリアン・ゴッドン(Dorian Godon)AG2R La Mondialeが単独になる。

 

だが、 ドリアン・ゴッドンは、2回目の1級山岳プエルト・デ・オルドゥニャの登りで捕まる。メイン集団とは1分12秒のタイム差。

 

アタックがかかるが、全てセップ・クスとジョージ・ベネットがチェックに入る。そこから飛び出したのはマイケル・ウッズ(EF Pre cycling)。

 

マイケル・ウッズは結構快調で30秒のタイム差をつける。

 

アレハンドロ・バルベルデとナンズ・ピーターズが追走に出る。

 

メイン集団はカラパスのアシストは、すでにアンドレイ・アマドール一人になっている。タイム差は先頭と開いていく。

 

マイケル・ウッズに向かって4人が追走。4人は下りでマイケル・ウッズに追いつく。

 

  1. 54. オマール・フライレ(Omar Fraile)Astana Pro Team
  2. 125. ナンズ・ピータース(Nans Peters)AG2R La Mondiale
  3. 151.  ギヨーム・マルタン(Guillaume Martin)Cofidis, Solutions Crédits
  4. 171. アレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde)Movistar

 

 

5人は全開で逃げる。

ラスト11.6kmでメイン集団には、1分32秒のタイム差。このままだとアレハンドロ・バルベルデはかなり総合順位をあげてくるが、許されないだろう。

 

第2集団からも前は見えている。残り9.7kmで17秒のタイム差。ジョージ・ベネットが回せと合図を出すが、メンバーが良すぎて誰も足を使おうとはしない。

ダヴィデ・フォルモロ、セップ・クス、ルイ・コスタ、ケニー・エリッソンドなど豪華メンバーが揃っている。

 

ギヨーム・マルタンが下りでアタック。カウンターでバルベルデがアタックをかけるが下りなので決まらない。

 

一人、一人が様子見のアタックをかける。ラスト3.2kmなので、この中から勝者が決まる。バルベルデはスプリントにかけても良いのでは。

 

と、思っていたらマイケル・ウッズがラスト1.3kmでアタック!  これは決まったか。

 

後ろから追い込まれが、かなりの差がついている。

 

マイケル・ウッズは追いつかれることなく、見事に逃げ切った!

マイケル・ウッズはティレーノ〜アドリアティコの勝利に続いて今シーズン2勝目だ。すでに総合で大きく遅れているので掴んだ勝利ではあるけれど。

第6ステージの厳しい雨の中でも2位となっており、パリ~ニースでの大腿骨骨折の影響は全く感じさせない走りだった。

 

こちらはレースハイライト

 

レースリザルト

第7ステージリザルト

Rnk Rider Team Time
1 Woods Michael EF Pro Cycling 3:48:16
2 Fraile Omar Astana Pro Team 0:04
3 Valverde Alejandro Movistar Team ,,
4 Peters Nans AG2R La Mondiale 0:08
5 Martin Guillaume Cofidis, Solutions Crédits ,,
6 Costa Rui UAE-Team Emirates 0:13
7 Aranburu Alex Astana Pro Team ,,
8 Schelling Ide BORA – hansgrohe ,,
9 Elissonde Kenny Trek – Segafredo ,,
10 Formolo Davide UAE-Team Emirates ,,

 

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1 Carapaz Richard INEOS Grenadiers 28:23:51
2 2 Carthy Hugh EF Pro Cycling 0:18
3 3 Martin Dan Israel Start-Up Nation 0:20
4 4 Roglič Primož Team Jumbo-Visma 0:30
5 5 Mas Enric Movistar Team 1:07
6 6 Großschartner Felix BORA – hansgrohe 1:30
7 7 Soler Marc Movistar Team 1:42
8 8 Chaves Esteban Mitchelton-Scott 2:02
9 10 ▲1 Valverde Alejandro Movistar Team 2:03
10 13 ▲3 Bennett George Team Jumbo-Visma 2:39

アレハンドロ・バルベルデは1つ順位を上げた。ジョージ・ベネットは13位から10位にランクインだ。

 

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Pnt
1 1 Roglič Primož Team Jumbo-Visma 79
2 2 Carapaz Richard INEOS Grenadiers 61
3 3 Martin Dan Israel Start-Up Nation 57
4 4 Martin Guillaume Cofidis, Solutions Crédits 48
5 16 ▲11 Woods Michael EF Pro Cycling 45
6 19 ▲13 Valverde Alejandro Movistar Team 35
7 5 ▼2 Carthy Hugh EF Pro Cycling 33
8 6 ▼2 Mas Enric Movistar Team 33
9 7 ▼2 Großschartner Felix BORA – hansgrohe 33
10 8 ▼2 Soler Marc Movistar Team 29

 

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  MAS Enric Movistar Team 28:24:58
2 2  GAUDU David Groupama – FDJ 2:40
3 3  MÄDER Gino NTT Pro Cycling 2:57
4 4  VLASOV Aleksandr Astana Pro Team 5:27
5 5  GOOSSENS Kobe Lotto Soudal 12:36
6 6  ZIMMERMANN Georg CCC Team 12:54
7 9 ▲2  BAGIOLI Andrea Deceuninck – Quick Step 17:54
8 11 ▲3  CHAMPOUSSIN Clément AG2R La Mondiale 22:34
9 7 ▼2  BARTA Will CCC Team 24:26
10 13 ▲3  GARCÍA Jhojan Caja Rural – Seguros RGA 26:57

 

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Pnt
1 4 ▲3 Martin Guillaume Cofidis, Solutions Crédits 27
2 5 ▲3 Kuss Sepp Team Jumbo-Visma 24
3 1 ▼2 Wellens Tim Lotto Soudal 19
4 2 ▼2 Carapaz Richard INEOS Grenadiers 18
5 3 ▼2 Martin Dan Israel Start-Up Nation 16
6 11 ▲5 Woods Michael EF Pro Cycling 16
7 6 ▼1 Izagirre Ion Astana Pro Team 11
8 10 ▲2 Valverde Alejandro Movistar Team 11
9 7 ▼2 Roglič Primož Team Jumbo-Visma 7
10 8 ▼2 Jauregui Quentin AG2R La Mondiale 6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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