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2025 ツール・ド・フランス 50年の伝統が崩される

海外情報
UnsplashRafael Garcinが撮影した写真
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ツール・ド・フランスの最終日といえば、凱旋門を周回するスプリンターステージで終わるのが伝統だった。

 

 

今年から、スプリンターがゴールで競演することはなくなりそうだ。正式に最終ステージにモンマルトルの丘が3回組み込まれる。

問題はその場所だったのだけど。

 

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モンマルトルの丘からゴールまでが短い

 

3回登るモンマルトルの頂上からゴールまで6km。これではスプリンターが戻ってくる時間などない。

シャンゼリゼ通りが初登場してから50周年となるが、イエロージャージを着用して優勝できたライダーは1979年のベルナール・イノーだけ。

今回のコースはその夢が再び見られるかもしれない。何故なら、タイム差が少なければ最終ステージで逆転もあるからだ。

グレッグ・レモンが、1989ツール・ド・フランスでの8秒差で逆転総合優勝。ツール史上最少のタイム差で勝利。

最終個人タイムトライヤルで、エアロバーの新しい技術を採用したことが、このレースでの勝利につながった。

主催者としては、スペクタルを持ち込みたい。マンネリを打破したいとの思惑があるのは間違いない。

 

 

パリに入ると、集団はまずいつものようにシャンゼリゼ通りを4回パレードし、その後サクレクール寺院に向かい、3周してモンマルトルの丘陵地帯を巡る。

もし、総合順位が秒差だったら、この最後のゴールで変わる可能性もある。ライダーは最後の最後まで、気を抜けないコースとなるのは間違いない。

勝利していないチームにとっても、最後のチャンスが与えられるだろう。

ただ、スプリンターにとっては世界最高の舞台で最後に勝利するという名誉はなくなる。

そして、パリオリンピックでモンマルトルの丘を制して凱旋門にゴールしたレムコ・エヴェネプールも最終日のコースには苦言を呈している。まあ、最終日はゆっくりしたいですよね。

コメント

  1. てつやん より:

    最終日といえば、30年くらい前だったか、最終日が個人タイムトライアルだったことがありました。
    前日まで首位だったフィニョンが念願の優勝か、というところでしたが、確かレモンに逆転負けしたのではなかったかと思います。

    • ちゃん より:

      グレッグ・レモンが、1989ツール・ド・フランスでの8秒差で逆転総合優勝。ツール史上最少のタイム差で勝利してますね。
      最終個人タイムトライヤルで、エアロバーの新しい技術を採用したことが、このレースでの勝利につながった。

      まあ、主催者としては、スペクタルを持ち込みたいのでしょう。レムコはオリンピックと同じように狙うでしょう。石畳のステージも組み込んでくるし、なんでもありですね。

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