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ポガチャル「明日にもシクロクロスを走りたい」UCI幹部が明かすエースの秘めたる情熱

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UnsplashNick Boltonが撮影した写真
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ロードレース界の絶対王者、タデイ・ポガチャルは、今でもシクロクロスへの熱い情熱を抱いている。

チームが許可すれば「明日にもレースに出るだろう」と、UCI(国際自転車競技連合)のスポーツディレクターであるピーター・ファン・デン・アビーレ氏が明かしている。

 

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タデイ・ポガチャルがベルギーに来ることあるの?

 

タデイ・ポガチャルは、2021年に中心となってPOGI Teamを作っている。

10歳から18歳までの男子A、B、C、年下と年長のジュニアのカテゴリーに、7人のコーチがついている。150人が所属しているチームだ。

そのチームから、2021年と2022年のオフに故郷リュブリャナのシクロクロス大会に出場している。

 

ファン・デン・アビーレ氏は、ポガチャルのこの情熱は偶然ではないとし、オランダのメディアに対し、以下のように述べています。

「忘れてはならないが、タデイは元々シクロクロスライダーでもある。ただ、彼のチームが彼を走らせないだけだ。そうでなければ、彼はすぐにでもレースに出るだろう。」

ポガチャルのようなビッグネームがシクロクロスに復帰すれば、この競技の国際的な地位向上と普及に計り知れない影響を与えることは確実だ。

UCIは、ロードバイク以外の競技もUCIポイントに加算するという案も出している。

 

UCIは、ワウト・ファンアールトやマチュー・ファンデルプールのように複数の競技で活躍する選手の存在を重要視している。

2人以外にも

  • トム・ピドコック Q36.5 Pro Cycling Team MTBオリンピック金メダル・シクロクロス元世界王者
  • フィリッポ・ガンナ  INEOS Grenadiers トラック
  • アラン・ハザリー Team Jayco AlUla 2024 MTB世界選手権優勝

トラック競技に出ているライダーは非常に多い。これがチームのUCIポイントになるならば小さなチームも助かる。

UCIは、2027年からプロチームがシクロクロスやマウンテンバイクといった他分野でのUCIポイントも収集できるように、具体的に動いている。

ファン・デン・アビーレ氏は、この動きが

「Team Jayco AlUlaにはマウンテンバイクの世界チャンピオンが所属しており、EF Education-EasyPostはシクロクロスチームを立ち上げた。

これらは小さいながらも重要な一歩だ。彼らはトラックサイクリスト、マウンテンバイクライダー、そしてシクロクロスライダーを擁している。

若いライダーが一つの競技からスタートしても、ロードレースでトップクラスのライダーへと成長できるということを示している。」

 

また、シクロクロスを2030年の冬季オリンピックに含めるためのIOC(国際オリンピック委員会)との交渉も進めていることを明らかにした。

これも数年前から出ていた案だ。もし仮にロード世界王者がシクロクロスにも参戦するならばUCIも嬉しい話となるだろう。

ただ、本格参戦は難しいのでスポットとなるか。それでも、チームの許可という壁はあるものの、王者のシクロクロス復帰への期待は高まるばかりだ。

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