EF Education-EasyPostのジロ・デ・イタリアのメンバーと、ジロで着用するジャージの紹介。
2020年以降、ジロ・デ・イタリアのピンクのマリアローザとチームジャージの色がかぶるために、毎年特別ジャージを着用している。
ジロチェンジキット
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2020年以来、RaphaとEF Education-EasyPostは、ピンクのマリア・ローザとの衝突を防ぐため、キットのデザインを切り替えてジロ・デ・イタリアのステージに挑んできた。
今年はホワイトダイヤモンドを身にまとい、ドゥラッツォからローマまで、新しいプロチームサマーロードスーツとFlaeroジャージで戦う。
前面はかなり薄そう。写真を見ると心拍計が透けて見えるほど。白だからかな。山岳では、まだ雪が残っているので長袖ジャージも用意されているはず。
こちらはRaphaで5月9日からRCCメンバー向けから発売される。
EF Education-EasyPostのメンバー
Only 21 stages to go before Rome, sweet Rome
But first, our squad is headed to Albania for the Grande Partenza! Read more: https://t.co/Ed55U6odsI pic.twitter.com/jWQYfynbXv
— EF Pro Cycling (@EFprocycling) May 7, 2025
61. リチャル・カラパス
62. カスパー・アスグリーン
63. ジェフェルソン・セペダエルナンデス
64. オウェイン・ドゥール
65. ミッケルフレーリク・ホノレ
66. ダレン・ラファティ
67. ジェームス・ショー
68. ゲオルク・シュタインハウザー
直前で結構メンバーが変わっている。ヒュー・カーシー、ミケル・ヴァルグレンに変わってダレン・ラファティ、カスパー・アスグリーンが入っている。
リチャル・カラパス
A stunning kit for the Giro
EF Education-EasyPost just dropped their clean new look for the 2025 Giro d’Italia
Harry Talbot pic.twitter.com/hVu6FwvSi1
— Velon CC (@VelonCC) May 7, 2025
リチャル・カラパスの経歴は申し分なし。
- 2019ジロ・デ・イタリア総合優勝
- 2020 ブエルタ・ア・エスパーニャ総合2位
- 2022 ジロ・デ・イタリア総合2位
- 東京オリンピックロードチャンピオン
これに、2024 ツール・ド・フランスの山岳賞獲得に敢闘賞獲得も加わった。
さらに、第3ステージでは、1日だけイエロージャージを着ることが許され、第17ステージではステージ優勝を勝ち取っている。
2024 ブエルタ・ア・エスパーニャでは第9ステージでアダム・イェーツに次ぐステージ2位。これで一気に総合3位にジャンプアップ。最終的に総合4位となっている。ベン・オコナーの大逃げが成功していなければ表彰台だったはず。
31歳となったリチャル・カラパスの今シーズンの主な成績は
- ツアー・オブ・アルプス 総合9位
- ティレーノ〜アドリアティコ 総合18位
- ミラノ~トリノ 16位
- ボルタ・ア・カタルーニャ 総合10位
まだ、リチャル・カラパスらしい、アタックとか勝利とかはない。リチャル・カラパスは、総合がだめだとわかったらステージ狙い、山岳賞狙いに切り替えるかも。
すでに2022 ブエルタ・ア・エスパーニャ山岳賞、2024 ツール・ド・フランス山岳賞を獲得しておりジロ・デ・イタリアも加えたいはず。山岳賞争いに参戦すると面白くなる。
リチャル・カラパスのコメント
ジロは、3週間のライダーとして初めて勝てたレースだから、僕にとっても、僕のスポーツキャリアにとっても、とても重要なレースだ。 このレースのために十分な準備をしてきたし、野望はとても大きい。 ジロは4回目。 過去3回はとても良かったし、今回も同じかそれ以上になることを願っている。
エクアドルで何日か過ごし、そこでしっかりトレーニングした。 すべてが計画通り、希望通りになることを願っている。
チームはとても準備ができている。 私たちは皆、計画を知っている。 ジロを自分たちのものにするために、すべての経験を持ってくる。 レースに勝ちたいという野心を隠すことはできない。
何ヶ月も前からそのつもりだった。 勝ちたい。 それが今のチームの最大の焦点だ。 スタッフもライダーも何が起きているかわかっている。 うまくやりたいし、ベストを尽くしたいと思っている。
カスパー・アスグリーン
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カスパー・アスグリーンは2018年trainee(研修生)としてSoudal – Quick Stepに。プロ初勝利はツアー・オブ・カリフォニア第2ステージ。いきなりワールドツアーレースで優勝している。
2019年にはデンマークのタイムトライヤル王者。ドイツ・ツアー第3ステージでも勝利。2020年にはクールネ〜ブリュッセル〜クールネの勝利。デンマークのTTとロードの2冠も制している。
2021 E3 Saxo Bank Classicでは44kmの独走。捕まったけれど、最後にまた抜け出して勝利した。この頃のウルフパックは強かった。
圧巻は2021 ロンド・ファン・フラーンデレン。マチュー・ファンデルプールがアタックに追い付き、二人のランデブーから最後のスプリントで勝ってモニュメント初制覇となっている。
2023年には3回目のデンマークTT王者に。そして、2023 ツール・ド・フランス第18ステージでは0kmアタックを成功させて、わずかなタイム差のままゴールまで逃げ切ってみせた。奇跡の走りをみせた瞬間だった。
キャリア13勝のうち、タイムトライヤルの勝利が5回。その独走力を生かした走りは、今シーズンはまだ見られていない。
ウイルス感染してしまい、思うように走れていない。攻撃的な走りがジロで見られるのか注目だ。
カスパー・アスグリーンのコメント
気分はいいよ。 本当に幸せだよ。 ジロは初めて。 いつも、普段のレーススケジュールと合わないレースのひとつだったんだ。
今年の春に体調を崩したことで、チャンスが巡ってきた。 本当に、本当に興奮している。 イタリアのファンは、ベルギーのファン同様、サイクリングにとても詳しい。 サイクリングは彼らの文化に根付いているし、彼らはサイクリングのチャンピオンを祝うのが好きなんだ。 レースをするには本当にいい環境だよ。
リチャル・カラパスはとても調子が良いから、山岳に到着するまでの最初のステージで彼を守るのが私の役割になるだろう。 もしチャンスがあれば、私は間違いなくそのチャンスを掴むだろうが、最優先事項は間違いなくカラパスだ。
私はロードキャプテンとして、彼がトラブルに巻き込まれないようにし、ポジショニングをサポートする。 今までやったことのないことだけど、楽しみだよ!
平地のけん引はミッケルフレーリク・ホノレとオウェイン・ドゥール、リチャル・カラパスの山岳アシストは、ジェフェルソン・セペダエルナンデスとジェームス・ショー、ゲオルク・シュタインハウザーだ。
EF Education-EasyPostの攻撃的な戦いが見てみたい。
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