2024 ブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージ　リチャル・カラパス大反乱!

総合トップは、ベン・オコナーが5秒のリードを保っている。

この第18ステージでも、総合勢は無理して動いてこないのでは。そうなると、更にベン・オコナーのマイヨロホの着用日数が増えそうだ。

 

第18ステージ    ビトリア・ガステイス 〜 マエストゥ イスキ　179.5km

 

スタートはバスクの首都ビトリア・ガステイス。ゴールのマエストゥ イスキは、自然公園だ。

コースは、スプリンターには難しい。まだ、勝てていないチームが狙ってきそうだけど、果たして。

 

 

1. 2級山岳　アルト デ リバス デ テセロ (11 km・3.4%)
2. 1級山岳　プエルト エレラ (5.6 km・8.4%)
3. スプリントポイント　Villafría

 

スタート

最後の攻撃の日となりそうなので、Lotto Dstnyのヴィクトール・カンペナールツは逃げに乗ってくるのか。

 

 INEOS Grenadiersのヨナタン・ナルバエスも乗ってきそう。

 

第18ステージのスタート時の4賞ジャージ着用者は

• 総合　ベン・オコナー　Decathlon AG2R La Mondiale Team
• ポイント賞　カーデン・グローブス　Alpecin-Deceuninck
• 山岳賞　ジェイ・ヴァイン　UAE Team Emirates
• 新人賞　カルロス・ロドリゲス　 INEOS Grenadiers

 

DNSは

• コービン・ストロング　Israel – Premier Tech　今後のために休養

 

オフィシャルスタート。

 

42人の逃げ

42人という巨大な逃げが出来ている。

 

集団は何故か、Euskaltel – Euskadiが引いている。

 

2級山岳　アルト デ リバス デ テセロ (11 km・3.4%)

Team dsm-firmenich PostNLからは4人。

1. マックス・プール　Team dsm-firmenich PostNL
2. パベル・ビトナー　Team dsm-firmenich PostNL
3. クリス・ハミルトン　Team dsm-firmenich PostNL
4. ティム・ナバーマン　Team dsm-firmenich PostNL

 

Euskaltel – Euskadiが集団先頭を引いていたのは、逃げにジャンプするためだった。先頭まで1分15秒ある。

 

集団先頭にDecathlon AG2R La Mondiale Teamが上がってきた。逃げは容認だ。

 

頂上手前では、Equipo Kern Pharmaのパブロ・カスティーリョが引く。すでにワールドツアーチームとの3年契約が整っているとの噂だ。

 

トップ通過はUAE Team Emiratesのマルク・ソレル。

1. マルク・ソレル　UAE Team Emirates　5ポイント
2. マウロ・シュミット　Team Jayco AlUla　3ポイント

 

下りで、Groupama – FDJのシュテファン・キュング、Lidl – Trekのマティアス・ヴァチェク、Team Jayco AlUlaのマウロ・シュミットが抜け出している。

 

ベン・オコナーは、集団の2番手で下っている。

 

先頭3人のタイム差は6秒程度。

 

ポイント賞のカーデン・グローブスも逃げに乗っている。スプリントポイントの前に1級山岳がある。

 

トーマス・デヘントがついに逃げに乗った。これが最後のチャンスだ。

 

Lotto Dstnyからは3人。

1. トーマス・デヘント　Lotto Dstny
2. アリエン・リヴィンズ　Lotto Dstny
3. ヨナス・グレゴー　Lotto Dstny

 

集団はDecathlon AG2R La Mondiale Teamのブルーノ・アルミライルが引く。6分34秒。今日もプレゼントだ。

 

先頭3人は残り76.9kmで44秒とリード。

1. シュテファン・キュング　Groupama – FDJ
2. マティアス・ヴァチェク　Lidl – Trek
3. マウロ・シュミット　Team Jayco AlUla

 

気づけば、リチャル・カラパスも総合で1分46秒差まで迫っている。

 

ヴィクトール・カンペナールツは、今日は逃げに乗れなかった。

 

Soudal – Quick Stepからは3人。

1. マティア・カッタネオ　Soudal – Quick Step
2. マウリ・ファンセヴェナント　Soudal – Quick Step
3. キャンパー・ピーダスン　Soudal – Quick Step

 

残り54.9km。集団と8分51秒差。

 

1級山岳　プエルト エレラ (5.6 km・8.4%)

追走からマティア・カッタネオとアレクサンドル・ウラソフが上がってくる。

 

さあ、マティア・カッタネオが先頭の3人を捕まえた。

 

先頭が絞られてきた。

 

マティア・カッタネオが、ずっと先頭を引いている。先頭は13人に。

 

Equipo Kern Pharmaのウルコ・ベラデが先頭に。

 

Groupama – FDJのシュテファン・キュングが遅れていく。まあ、下りで追いつくだろう。

 

集団はEF Education-EasyPostが引いて、絞っている。

 

マルク・ソレルが先頭にたった。

 

マルク・ソレル先頭でクリアー。これで、マルク・ソレルがジェイ・ヴァインを抜いて山岳賞トップに。

1. マルク・ソレル　UAE Team Emirates　10ポイント
2. アレクサンドル・ウラソフ　Red Bull-BORA-hansgrohe　6ポイント
3. マウロ・シュミット　Team Jayco AlUla　4ポイント

 

EF Education-EasyPostは、リチャル・カラパスのアタックを演出するようだ。

 

リチャル・カラパスがアタック。

 

リチャル・カラパス、エンリク・マス、プリモッシュ・ログリッチ、ベン・オコナーと4人が前に。

 

Soudal – Quick Stepのミケル・ランダ、Team Visma | Lease a Bikeのセップ・クスが遅れる。

 

総合勢は6人に。Groupama – FDJのダヴィ・ゴデュとLidl – Trekのマティアス・スケルモースイェンセンが追いついてきた。ここからゴールまで行っても～。

 

リチャル・カラパスは、ずっと引き続けるのか。体力消耗にしかならないような気がするが。

 

追いついた、Red Bull-BORA-hansgroheのフローリアン・リポウィッツが先頭を引く。

 

総合勢は10人に。

 

先頭は牽制していたけど、マウロ・シュミットが火をつける。

 

落ち着いたと思ったら、またリチャル・カラパスがアタックをかける。

 

あら、ベン・オコナーが落ちた。

 

オコナーは追っている。

 

EF Education-EasyPostは、ジェームス・ショー、オウェイン・ドゥールがリチャル・カラパスをアシスト。だが、後ろにベン・オコナーのグループが見えている。引き離せるか。

 

いやいや、ベン・オコナーは戻ってきた。

 

最後までEF Education-EasyPostは、攻撃するんだろうか。ベン・オコナーにはヴィクトル・ラフェ、オレリアン・パレパントルのアシストもいる。

 

メイン集団は先頭から切れたライダーを含めて24人となる。結局、落ちたのはSoudal – Quick Stepのミケル・ランダとTeam Visma | Lease a Bikeのセップ・クスだ。ただ、1分30秒差なので戻ってくるかも。

 

先頭争いは13人に。

 

残り15.6km。集団とは7分36秒差ある。

 

マティア・カッタネオは指示を受けているのかと思ったら、そのまま切れてしまった。これは後ろりミケル・ランダを待てという指示だ。残り5kmに登りがあるで逃げれるのに。アシストは辛い。

 

先頭にはEquipo Kern Pharmaから3人残っている。何かしないのか。

1. パブロ・カスティーリョ　Equipo Kern Pharma
2. ウルコ・ベラデ　Equipo Kern Pharma
3. パウ・ミケル　Equipo Kern Pharma

 

先頭が割れている。

 

Team Visma | Lease a Bikeのステフェン・クライスヴァイクが仕掛ける。

 

ステフェン・クライスヴァイクのアタックに反応したのはEquipo Kern Pharmaのウルコ・ベラデだけ。

 

残り5.7kmで、ウルコ・ベラデがアタック!

 

ステフェン・クライスヴァイクがついていけない。

 

シュテファン・キュングは先頭から脱落。

 

ウルコ・ベラデは全開で走っており、躊躇していたら逃げ切られてしまう。残り5kmだ。

 

アレクサンドル・ウラソフが先頭に立って追うか。

 

残り4.1km。パブロ・カスティーリョに続いてEquipo Kern Pharmaは金星となるのか。

 

残り2.7km。時速90km/hで下っている。これは～。

 

残り1kmで10秒のリード。

 

ウルコ・ベラデはゴールエリアに。

 

追走が迫るが追いつかない。

 

ウルコ・ベラデは後方を確認。

 

なんと、プロ初勝利がブエルタの舞台となってしまった。

 

Equipo Kern Pharmaは、パブロ・カスティーリョに続いて、ウルコ・ベラデの勝利でステージ3勝の大活躍となった。

ワールドツアーチームの多くが勝てていない中で、スペインのプロチームが3勝するのは快挙。これで来年もワイルドカードが貰えそうだ。

 

リチャル・カラパスの大反乱があったけれど、ベン・オコナーはマイヨロホを守り切った。

 

最も、リチャル・カラパスの被害を受けたのはSoudal – Quick Stepのミケル・ランダだ。一気に総合順位を落としてしまった。まさか、この移行ステージで動くとは思っていなかったのだろう。

 

リザルト

ステージ優勝したEquipo Kern Pharmaのウルコ・ベラデ

この勝利は私にさらなる名声をもたらすでしょう(笑)。チームマネージャーから何かするように言われていたんだ。彼は私たち全員にそう言った。僕の家に一番近いステージなんだ。家族も友人もみんなここにいる。信じられないよ。

登りでは、速い選手を降ろそうとした。ここでトップになるために、準備に全力を尽くした。成功は偶然ではない。

 

第18ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞

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