2024 ツール・ド・スイス第5ステージ ゴールは驚きの結果に!

第4ステージを終わって、総合はアダム・イェーツがトップに。

総合2位は、チームメイトのジョアン・アルメイダなので、UAE Team Emiratesは、非常に有利。

Lidl – Trekのマティアス・スケルモースイェンセンと INEOS Grenadiersのエガン・ベルナルのアタックに期待したい。

 

第5ステージ   アンブリ～カリ   148.6km

 

アンブリからスタートしてアルタンカを登ったあとに、カリを北側から登る。その後、下りと平坦なので、多くのライダーが帰ってきそう。

だが、最後はカリを反対側から登って決着となる。

 

1. 2級山岳　レンコ (5.2 km・8.4%)
2. 1級山岳　カリ (7.7 km・9.8%)
3. ボーナススプリント　Tissot KM 1
   
4. ボーナススプリント　Tissot KM 2
5. スプリントポイント　Chiggiogna
6. 1級山岳　カリ (10.2 km・8%)

 

スタート

アダム・イェーツは、当然ジャージキープを狙う。

 

山岳賞はUno-X Mobilityのトースタイン・トレーエン。

 

ポイント賞はCofidisのブライアン・コカールが守っている。

 

新人賞はLidl – Trekのマティアス・スケルモースイェンセン。

 

第5ステージのスタート時の4賞ジャージ

• 総合　アダム・イェーツ　UAE Team Emirates
• ポイント賞　ブライアン・コカール　Cofidis
• 山岳賞　トースタイン・トレーエン　Bahrain Victorious
• 新人賞　マティアス・スケルモースイェンセン　Lidl – Trek

DNSは

• アルベルト・ベッティオル　EF Education-EasyPost
• リチャル・カラパス　EF Education-EasyPost
• ジャコポ・グアルニエーリ　Lotto Dstny

 

ニュートラルスタート。

 

8人の逃げ

残り147kmで8人が逃げに。

1.  アクセル・ローランス (Alpecin – Deceuninck)
2.  シモン・グリエルミ (Arkéa – B&B Hotels)
3.  アレクセイ・ルツェンコ (Astana Qazaqstan Team)
4.  シモーネ・ヴィラスコ (Astana Qazaqstan Team)
5.  ベン・ツボィホフ (BORA – hansgrohe)
6. ヨハン・プリースパイタースン  (Bahrain – Victorious)
7.  ローソン・クラドック (Team Jayco AlUla)
8. ダミアン・ホーゾン (Q36.5 Pro Cycling Team)

 

2級山岳　レンコ (5.2 km・8.4%)

ポイント獲得順位は

1. アレクセイ・ルツェンコ (Astana Qazaqstan Team)　6ポイント
2. ダミアン・ホーゾン (Q36.5 Pro Cycling Team)　4ポイント
3.  ベン・ツボィホフ (BORA – hansgrohe)　3ポイント
4.  アクセル・ローランス (Alpecin – Deceuninck)　2ポイント
5. ステューブン・ウィリアムズ　Israel – Premier Tech　1ポイント

 

1級山岳　カリ (7.7 km・9.8%)

ポイント獲得順位は

1. アレクセイ・ルツェンコ (Astana Qazaqstan Team)　12ポイント
2. エガン・ベルナル　 INEOS Grenadiers　8ポイント
3. ブランドン・スミス　 INEOS Grenadiers　6ポイント
4. トム・ピドコック　 INEOS Grenadiers　4ポイント
5. アイザック・デルトロ　UAE Team Emirates　2ポイント

 

 INEOS Grenadiers勢が逃げたので、下りでUAE Team Emiratesのアダム・イェーツも合流した逃げができる。こうなると意味がないので、逃げは消滅。

 

4人の逃げ

新たな逃げができる。これもトップとのタイム差が少ない二人が入っているので警戒されるだろう。

1.  ナンズ・ピーターズ (Decathlon AG2R La Mondiale Team)
2.  エイネルアウグスト・ルビオ(Movistar Team)
3.  ステューブン・ウィリアムズ (Israel – Premier Tech)
4.  アレクセイ・ルツェンコ (Astana Qazaqstan Team)

 

残り69.3kmで逃げは5人。Team Visma | Lease a Bikeのヨハネス・シュトーネ＝ミテットが加わっている。

1.  ナンズ・ピーターズ (Decathlon AG2R La Mondiale Team)
2.  エイネルアウグスト・ルビオ(Movistar Team)
3.  ステューブン・ウィリアムズ (Israel – Premier Tech)
4. アレクセイ・ルツェンコ (Astana Qazaqstan Team)
5. ヨハネス・シュトーネ＝ミテット　Team Visma | Lease a Bike

 

集団は1分58秒差。

 

集団はUAE Team Emiratesが引く。

 

Movistar Teamのエイネルアウグスト・ルビオは、2分23秒遅れで最もタイムが良い。

 

残り41.8kmで1分35秒。UAE Team Emiratesの後ろは、 INEOS Grenadiers。

 

残り28.4kmで1分23秒差。

 

ステューブン・ウィリアムズはどこかでアタックをかけないのかな。

 

残り22.7km。少しずつ登り始めた。

 

ボーナススプリント　Tissot KM 1

1回目のボーナススプリントに向かう。

 

ここはペール・ストランド・ハーゲネスがトップ通過。

 

獲得順位は

1. ヨハネス・シュトーネ＝ミテット　Team Visma | Lease a Bike　3秒
2. エイネルアウグスト・ルビオ(Movistar Team)　2秒
3. ナンズ・ピーターズ (Decathlon AG2R La Mondiale Team)　1秒

 

ボーナススプリント　Tissot KM 2

ここはエイネルアウグスト・ルビオがペール・ストランド・ハーゲネスを大きく引き離して獲得。

1. エイネルアウグスト・ルビオ(Movistar Team)　3秒
2. ヨハネス・シュトーネ＝ミテット　Team Visma | Lease a Bike　2秒
3. ナンズ・ピーターズ (Decathlon AG2R La Mondiale Team)　1秒

 

残り18.0kmで1分40秒差。

 

ナンズ・ピーターズが遅れそうだけど、追いつく。

 

Israel – Premier Techのステューブン・ウィリアムズは集団に戻っていく。今日は攻撃しないようだ。

 

昨日のステージ優勝者のBahrain Victoriousのトースタイン・トレーエンが切れてしまう。

 

集団はUAE Team Emiratesのマルク・ヒルシが引いている。

 

スプリントポイント　Chiggiogna

ポイント獲得順位は

1. ヨハネス・シュトーネ＝ミテット　Team Visma | Lease a Bike　10ポイント
2. ナンズ・ピーターズ (Decathlon AG2R La Mondiale Team)　6ポイント
3.  エイネルアウグスト・ルビオ(Movistar Team)　3ポイント
4. アレクセイ・ルツェンコ (Astana Qazaqstan Team)

 

残り12.8km。40秒差に。

 

集団が迫ってきたところでエイネルアウグスト・ルビオがアタック。

 

エイネルアウグスト・ルビオが単独となる。

 

後ろに集団が迫る。

 

エイネルアウグスト・ルビオに集団が迫る。

 

エイネルアウグスト・ルビオは捕まった。これで逃げは消滅。

 

1級山岳　カリ (10.2 km・8%)

後方から次々とライダーが脱落していく。

 

アダム・イェーツは前方に。

 

 INEOS Grenadiersのオスカル・ロドリゲスが先頭に。

 

二人が抜けだす。

1. マッティオ・バテラッティ　Q36.5 Pro Cycling Team
2. マシュー・リシテーロ　Israel – Premier Tech

 

マシュー・リシテーロが単独に。

 

5秒を稼ぎ出す。

 

マシュー・リシテーロは、UAE Team Emiratesのアイザック・デルトロの引きで捕まってしまう。

 

アイザック・デルトロがアダム・イェーツを引く。

 

今度はジョアン・アルメイダが引き出した。

 

マティアス・スケルモースイェンセンが切れてしまった。総合3位が遅れるとは。Team Visma | Lease a Bikeのシアン・エイテブルックスも遅れている。

 

人数が絞られた。アダム・イェーツの後ろはトム・ピドコック、エガン・ベルナル、マシュー・リシテーロ、エンリク・マスと続く。

 

BORA-hansgroheのセルジオ・イギータも切れた。

 

 INEOS Grenadiersのトム・ピドコックも切れた。

 

もう5人だ。

 

Movistar Teamのエンリク・マスが残ってきた。Israel – Premier Techはマシュー・リシテーロ。

 

ジョアン・アルメイダは、一定ペースで引くと最も強い。

 

残り2.1km。誰がアタックをかけるか。

 

残り1.7kmでアダム・イェーツがアタック!

 

アダム・イェーツに、エガン・ベルナルが反応する。

 

エガン・ベルナルは一旦下がってエンリク・マスにつく。

 

あ～、エンリク・マスも離れてしまう。

 

残り1.4km。アダム・イェーツが先頭を引く。

 

あ～、残り1kmでエガン・ベルナルが切れてしまう。

 

エガン・ベルナルが離れる。

 

ジョアン・アルメイダは死んでいない。マシュー・リシテーロを抜いていく。

 

ジョアン・アルメイダが見えてきた。

 

ジョアン・アルメイダが迫ってくる。

 

アダム・イェーツが単独でゴールに向かう。

 

あ～、なんとジョアン・アルメイダがエンリク・マスとエガン・ベルナルを抜いていった。なんということだ。

 

アダム・イェーツは残り200mを切った。

 

アダム・イェーツの後ろには、ジョアン・アルメイダが見えている。なんというスーパーチーム。

 

アダム・イェーツは、ついにステージ優勝だ。

 

UAE Team Emiratesは、ワンツーフニッシュ。

 

これだけ強い選手が二人共、ツール・ド・フランスではタデイ・ポガチャルのアシストとなるのだから、どれだけ強いことか。

 

アダム・イェーツは、今シーズンの3勝目となった。

 

2位には5秒差でジョアン・アルメイダ。通常エースのためにあれだけ引いていたら、精神的にも引き終わったら切れてしまうのが普通のはず。

ジョアン・アルメイダは総合2位をがっちりとキープ。チームに存在感をアピールしている。

 

エガン・ベルナルは最後に力を見せて3位に滑り込む。4位にIsrael – Premier Techのマシュー・リシテーロ。エンリク・マスは5位に終わっている。

エガン・ベルナルは総合3位に浮上している。

 

リザルト

アダム・イェーツのコメント

序盤、 INEOS Grenadiersが最初の登りで僕らをはじこうとしたんだ。中間ステージでは、再編成して整理しなければならなかった。

チーム全体が1日を通してよく働いてくれた。平坦でできることはすべてやって、長い逃げ集団を射程圏内にとどめ、そして自分たちのペースを押し付けた。登りではハイペースになることはわかっていた。

確かに、ジョアオ（アルメイダ、ジョアオの愛称）はとても印象的だった。良いチームパフォーマンスだった。

アルメイダがこれほど強いと予想してましたか?

ジョアオがまだ私の近くにいたとは知らなかった。エガン・ベルナルかエンリク・マスを予想していたんだ。もちろん、ジョアオも調子がいいことは知っていた。

明日待ち受ける42kmの短いステージについては?

今は総合3位に1分の差をつけている。僕らにとってはいいステージだけど、同じような選手が出てくると思う。

もしマスやベルナルが今日、長い時間持ちこたえることができれば、明日もそうなるだろう。でもモチベーションは保っているし、もっと勝ちたい。今日と同じ脚を期待している。

 

 

4位　Israel – Premier Techのマシュー・リシテーロ

 

第5ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞