Team Visma | Lease a Bikeの予告写真はあっていたようだ。
当初は100%でないとヨナス・ヴィンゲゴーの出場はないと言っていたけれど、ベストではなくてもヨナス・ヴィンゲゴーは出場する。
そして、オリンピックを目指していたワウト・ファンアールトも出場だ。
Team Visma | Lease a Bikeのメンバー
The moment we have all been waiting for. We are very happy to announce our Tour de France line-up. ⚜️🔹#limitlessthinking pic.twitter.com/Qmj2H9JinE
— Team Visma | Lease a Bike (@vismaleaseabike) June 20, 2024
1.ヨナス・ヴィンゲゴー
2.テッシュ・ベノート
3.マッテオ・ヨルゲルソン
4.ウィルコ・ケルデルマン
5.クリストフ・ラポルト
6.バート・レンメン
7.ヤン・トラトニク
8.ワウト・ファンアールト
ヨナス・ヴィンゲゴー
¡Todos los ojos estarán sobre Jonas #Vingegaard y su nivel tras la lesión! 👀 pic.twitter.com/wuCpawwXQX
— ESPN Ciclismo (@ESPNCiclismo) June 20, 2024
全てはヨナス・ヴィンゲゴーの仕上がり具合にかかっている。集中治療室から出て高地トレーニングを続けているが、今のコンデションは誰もわからない。
昨年はタデイ・ポガチャルがリエージュ〜バストーニュ〜リエージュの落車で手首を骨折。キッチンで仕上げた。
だが、それでもスロベニア選手権個人タイムトライヤルとロードで調整してからツール・ド・フランスに臨んでいる。
比べて、ヨナス・ヴィンゲゴーはどうだろうか。プリモッシュ・ログリッチやレムコ・エヴェネプールも同じイツリア・バスクカントリーで落車したが、しっかりとクリテリウム・デュ・ドーフィネで調整。
プリモッシュ・ログリッチは総合優勝、レムコ・エヴェネプールは個人タイムトライヤル優勝と結果を残している。
準備レースなしで、臨むヨナス・ヴィンゲゴーが万全であるとは誰にも言えないだろう。三連覇となるのかは走り出してみないとわからない。
ヨナス・ヴィンゲゴーのコメント
ツールをスタートできることに興奮している。この数ヶ月は決して楽なものではなかったが、家族とTeam Visma | Lease a Bikeの揺るぎないサポートに感謝している。
この瞬間を迎えるために一緒に働いてきたし、もちろん、自分の立ち位置を確認するのがとても楽しみだ。気分はいいし、モチベーションも高い。
ワウト・ファンアールト
**Jonas Vingegaard and Wout van Aert Confirmed Fit for Tour de France as Visma-Lease a Bike Reveal Strong Squad**
Defending champion Jonas Vingegaard and nine-time stage winner Wout van Aert are confirmed fit for the ..1/2#TourdeFrance #Cycling #Vingegaard #VanAert #VismaLeasea pic.twitter.com/GEqIjorlId
— Freedom Square News (@Freedom_Square_) June 20, 2024
オリンピックという目標があり、今年のツール・ド・フランスは出場しないはずだったワウト・ファンアールト。
しかし、ステフェン・クライスヴァイク、ディラン・ファンバーレが落車ででれず、ヨナス・ヴィンゲゴーは未知数。そうなるとチームを救うためにワウト・ファンアールトが出場しない訳にはいかない。
ワウト・ファンアールトは、ジロ・デ・イタリアに出場する予定だったが、ドワルス・ドール・フラーンデレンでのクラッシュによる複数の肋骨、胸骨、鎖骨骨折で、その予定に暗雲が立ち込めた。
ワウト・ファンアールトは、ツアー・オブ・ノルウェーでカムバックを果たした。その後、高地トレーニングキャンプのためにティーニュへ向かっている。
まだ、100%ではないがディラン・ファンバーレのかわりとしてヨナス・ヴィンゲゴーのアシストにあたる。
ワウト・ファンアールトのコメント
ツール・ド・フランスを本当に楽しみにしている。もちろん、これは当初の計画ではなかったけれど、ここ数週間の僕の成長ぶりを見て、どうしても出たいと思ったし、チームも賛成してくれた。
私たちの最大の目標は、もちろんヨナスと一緒にトップクラスを走ること。素晴らしいチームでそれに貢献したい。
マッテオ・ヨルゲルソン
“Ihr seid durchgeknallt” – Matteo Jorgenson über Domestiquen-Rolle für Vingegaard https://t.co/42ujU2W7Wv
— Radsportaktuell (@radsportaktuell) June 20, 2024
セップ・クスが本調子でないのは、今シーズンの成績をみてもわかる。そうなると、セカンドエースはマッテオ・ヨルゲルソンか。
パリ~ニース総合優勝、ドワルス・ドール・フラーンデレンの勝利、そして、クリテリウム・デュ・ドーフィネでは、プリモッシュ・ログリッチを8秒差まで追い詰めた。
マッテオ・ヨルゲルソンは、グランドツール出場は3回。2022ツール・ド・フランスでは総合20位でゴール。これが、最も良い成績だ。
しかし、思い出すとヨナス・ヴィンゲゴーがツールを初制覇した2022年はプリモッシュ・ログリッチのアシストとして出場していた。しかし、落車によりプリモッシュ・ログリッチは遅れ逆にヨナス・ヴィンゲゴーのアシストに。
こうなることがあるかもしれない。それは走り出してみないとわからない。とにかく、チームは一丸となってヨナス・ヴィンゲゴーのアシストに回る。
これにどこまでヨナス・ヴィンゲゴーは答えることができるのか。注目の開幕まであと少しだ。
コメント
1週目(特に最初の4ステージ)をどう乗り切るか次第になりそうですね。3週目になればヴィンゲゴーの本領を発揮できるか。
総合厳しいようなら、ワウトは2週目でリタイアして五輪に備える可能性もありそう。
レース当初は、慣れるのに必死でしょうけど、ここでタイム差をつけられると厳しくなるでしょうね。
どこまで、ヨナス・ヴィンゲゴーをアシストできるかにもかかっていそう。ヨナス・ヴィンゲゴーは、ブエルタは家庭の事情で出場できないので、ここで頑張るしかない。