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2024 ヨーロッパ選手権男子エリートロード マチュー・ファンデルプールは勝利したのか?

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Photo credit: wwilliamm on Visualhunt.com
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ヨーロッパ選手権ロード。European Continental Championships ME – Road Race(CC)

1995年から選手権は開催されているが、エリートロードは2016年から始まっている。

 

過去の優勝者

  • 2023   クリストフ・ラポルト
  • 2022   ファビオ・ヤコブセン
  • 2021  ソンニ・コルブレッリ
  • 2020  ジャコモ・ニッツォーロ
  • 2019 エリア・ヴィヴィアーニ
  • 2018 マッテオ・トレンティン
  • 2017 アレクサンダー・クリストフ
  • 2016 ペーター・サガン

 

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ヒュースデン・ゾルダー~ハッセルト 220km

コースマップ photo limburg2024

 

ヒュースデン・ゾルダーからスタートし4周回。その後、リンブルグサーキットが3周回。ここで逃げが決まらなければ、ゴールスプリントとなる。

 

コースプロフィール photo limburg2024

 

  1. 残り4周
  2. 残り3周
  3. 残り2周
  4. 残り1周
  5. 石畳 Printhagendreef (0.5 km)
  6. 石畳 Manshoven (1.3 km)
  7. 石畳 Op de Kriezel (1.55 km)
  8. 山岳 Kolmontberg (0.6 km à 4.5%)
  9. 山岳 Zammelenberg (0.7 km à 4.2%)
  10. 石畳 Manshoven (1.3 km)
  11. 石畳 Op de Kriezel (1.55 km)
  12. 山岳 Kolmontberg (0.6 km à 4.5%)
  13. 山岳 Zammelenberg (0.7 km à 4.2%)
  14. 石畳 Manshoven (1.3 km)
  15. 石畳 Op de Kriezel (1.55 km)
  16. 山岳 Kolmontberg (0.6 km à 4.5%)
  17. 山岳 Zammelenberg (0.7 km à 4.2%)
  18. 石畳 Printhagendreef (0.5 km)

 

注目のライダーは

  • オランダ マチュー・ファンデルプール、オラフ・コーイ
  • ベルギー ジャスパー・フィリップセン、ティム・メルリエ
  • デンマーク マッズ・ピーダスン
  • フランス クリストフ・ラポルト、アルノー・デマール
  • イタリア ジョナサン・ミラン、マッテオ・トレンティン
  • ノルウェー ソーレン・ヴァーレンショルト、アレクサンダー・クリストフ

 

スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

残り215km。まだ、逃げも出来ない。

 

残り211km。少し集団の前に出てきた。

 

5人の逃げ

5人が逃げに成功だ。

  1. マティス・ルベール フランスArkéa – B&B Hotels
  2. ニルス・ブルン スイスTudor Pro Cycling Team
  3. ヨナス・ルッチ ドイツEF Education-EasyPost
  4. イヴォ・オリヴェイラ ポルトガルUAE Team Emirates
  5. フェリックス・リッツィンガー オーストリア

 

集団はオランダが引く。マチュー・ファンデルプールもアルカンシエルを着用して前方で走っている。

 

残り3周

最初のサーキットの残り3周。どうも狭いハンドルバーが気になる。

 

集団はフランスのレミ・カヴァニャが引いている。だから、先頭にいるマティス・ルベールは、先頭交代に入っていない。

 

残り2周

タイム差は42秒。

 

フランスは、手前のクリストフ・ラポルトか、アルノー・デマールがスプリントを狙う。

 

残り1周

これで一旦サーキットから離れる。

 

オーストリアのフェリックス・リッツィンガーは、幅の狭いハンドルを使っている。

2024 ヘイストス・ペイルでヤン・ウィレム・ファン・チップが失格となった日に、ツール・マロポルスカで勝利している。

 

石畳 Manshoven (1.3 km)

先頭は石畳に。

 

残り120.9kmで32秒差に。

 

石畳 Op de Kriezel (1.55 km)

先頭は25秒差。

 

先頭からオーストリアのフェリックス・リッツィンガーが切れた。

 

集団から二人が追走に。

  1. マッズ・マウロ・シュミット デンマークIsrael – Premier Tech
  2. アーサー・クルッカーズ ルクセンブルクTudor Pro Cycling Team

 

おおっ、マチュー・ファンデルプールが動いた。

 

さあ、追走が追いついた。

 

追走は、マチュー・ファンデルプールが引き連れている。

 

先頭にいた誰かが、パンクしている。オーストリアの誰か。

 

マチュー・ファンデルプールのグループには、マッズ・ピーダスンもいる。これは強力。是非、逃げ続けて貰いたい。

 

あ~、ダメだ。先頭共々集団に追い付かれてしまった。

 

山岳 Kolmontberg (0.6 km à 4.5%)

新たな逃げは出来るのか。

 

集団から抜け出しつつある。だが、少しして集団がつながる。

 

4人が少し前に。決まるか?

 

4人は捕まる。このまま逃げは出来ないのか。

 

石畳 Manshoven (1.3 km)

この短い石畳では抜け出すことは出来ない。

 

マチュー・ファンデルプールが3番手に上がってきた。

 

マチュー・ファンデルプールがアタックだ。

 

マチュー・ファンデルプールが先頭に。

 

さあ、逃げが作れるか。

 

あ~、ダメだ。マチュー・ファンデルプールは足を止めている。

 

石畳 Op de Kriezel (1.55 km)

ここは1.5kmの石畳。

 

フランスのユーゴ・パージがアタック。

 

またも、マチュー・ファンデルプールが仕掛ける。

 

3人で抜け出しそう。

 

マッテオ・トレンティンと共に少し抜け出した。もう一人はミッケル・ビョーグだ。

 

残り85.1kmで20秒離れた。

 

タイム差は開かない。

  1. マチュー・ファンデルプール オランダAlpecin-Deceuninck
  2. マッテオ・トレンティン イタリアTudor Pro Cycling Team
  3. ミッケル・ビョーグ デンマーク UAE Team Emirates

 

カスパー・アスグリーンが集団先頭に。

 

集団は割れている。

 

マチュー・ファンデルプールは追走に追い付かれる。

 

山岳 Kolmontberg (0.6 km à 4.5%)

先頭は23人に。

 

山岳 Zammelenberg (0.7 km à 4.2%)

今度はオランダのマイク・テウニッセンが攻める。

 

強力な3人の逃げに。

  1. マイク・テウニッセン オランダ Intermarché – Wanty
  2. マッズ・ピーダスン デンマーク Lidl – Trek
  3. マッテオ・トレンティン イタリア Tudor Pro Cycling Team

 

マチュー・ファンデルプールが追いついた。

 

マチュー・ファンデルプールは足を止める。

 

ルイ・オリヴェイラが抜け出したが、オランダのダニー・ファンポッペルが先頭交代してくれない。

 

ルイ・オリヴェイラは足を止める。

 

マッズ・ピーダスンは逃げたがっていて前を引く。

 

今度はデンマークのカスパー・アスグリーンが引く。

 

マチュー・ファンデルプールは先頭グループにいる。オランダは、パスカル・エーンクホーン、ダニー・ファンポッペル、マイク・テウニッセンと4人。

 

集団が10秒まで迫ってくるとマッズ・ピーダスンは抵抗する。

 

石畳 Manshoven (1.3 km)

集団は一つになっている。

 

マチュー・ファンデルプールは5番手に上がってくる。

 

マチュー・ファンデルプールは後ろを確認中。

 

石畳 Op de Kriezel (1.55 km)

残り55.6km。スプリントは避けようがないのか。

 

マッズ・ピーダスンはどうしても逃げたい。

 

これはメンバーがいいだけに逃げれそうもない。ダニー・ファンポッペル、クリストフ・ラポルト、マッズ・ピーダスン、マチュー・ファンデルプール、ヨナス・ルッチ、アーサー・クルッカーズ。

 

12秒離れた。

 

22秒までタイム差が開く。

 

山岳 Zammelenberg (0.7 km à 4.2%)

残り40.8kmで17秒差。

 

残り36.7km。集団と27秒差。

 

残り32.8km。集団はイタリア、ベルギーが引いている。

 

マッズ・ピーダスン、マチュー・ファンデルプール、クリストフ・ラポルトといても逃げ切れない。

 

かなり派手に落車。一回転していた。

 

石畳 Printhagendreef (0.5 km)

これが最後の石畳だ。

 

7秒差に。

 

残り25kmでマチュー・ファンデルプールは捕まってしまう。もうスプリントだ。

 

マチュー・ファンデルプールは最後尾まで下がっている。

 

残り1周

ジャンが鳴って残り1周に。

 

残り9.7km。デンマークのカスパー・アスグリーンがアタック。マッズ・ピーダスンの脚がなくなったのでスプリントが狙えないからか。

 

残り7.4km。まだカスパー・アスグリーンが逃げている。ただ、タイム差は開かない。

 

残り6km。そろそろ捕まる。

 

カスパー・アスグリーンが捕まる。

 

カウンターアタックで今度は、セーアン・クラーウアナスンがアタック。

 

残り3km。集団はイタリア先頭。

 

残り1.7km。オランダ先頭に。

 

残り1kmでイタリアのマッテオ・トレンティンが外れる。

 

残り900mで中央からベルギーのトレインが上がってくる。

 

イタリアとベルギーが平行して走る。

 

ベルギーは、ジャスパー・フィリップセンなのか、ティム・メルリエで狙うのか。

 

中央からノルウェーのアレクサンダー・クリストフも上がってくる。

 

アレクサンダー・クリストフとティム・メルリエが先頭に。

 

ティム・メルリエが先頭に立った。

 

ジャスパー・フィリップセンは後ろだ。ティム・メルリエが先頭でゴールに向かう。

 

オラフ・コーイが後ろからまくりに出る。

 

ティム・メルリエとオラフ・コーイの一騎打ちだ。

 

オラフ・コーイが追い込んできたが~。

 

勝ったのはティム・メルリエだ~!

 

途中パンクしていたティム・メルリエがヨーロッパ王者となった。

 

ティム・メルリエは今シーズンの14勝目となった。

 

ティム・メルリエはゴール手前から勝利を確信して身体をおこしている。

 

3位にはマディス・ミケルス、ジャスパー・フィリップセンは4位となっている。

 

リザルト

優勝したティム・メルリエ

信じられない。最初の2時間は本当にすべてがうまくいかなかった。レースが長引けば長引くほど、勝利を信じられるようになった。

ラインまであと300mというところでチェーンが外れてしまったんだ。でも、チェーンが元に戻って、またギャップを見つけることができた。

いいタイミングで抜け出すことができた。ベルギーで2つのタイトルを獲得した私にとって、これは大きな意味がある。このためにハードワークし、最近も2度転倒した。でも信じ続けて、今ここにいる……。

 

2位 オラフ・コーイ

 レースがあったので完全なリードアウトにはならなかったかもしれないし、調整もした。

最終的には、それをある程度制御することもできる。しかし、どこかで間違いを犯し、何かから遠ざかりすぎてしまったんだ。残念ながら、ゴールラインが早すぎた。

現時点では失望が支配している。2位は悲しい。頭の中でスプリントをあと数回再生してみる。私はまだ22歳だが、自分に合った良いコースがいつ現れるかはわからない。

そして、数年後にはどうなるかわかない。得たチャンスは活かしたほうがいい。私たちはレースに参加したいと思っていた。

チームとして良いレースができたと思う。丘陵地帯では多少のレースがあったが、集団が追うのは簡単だった。だからこそ、スプリンター自身が冷静さを保っていることがわかる。それをコントロールできる人間が常にいるからだ。

 

4位 ジャスパー・フィリップセン

勝つために自分から来たのに、うまくいかなかった。でも、できることはすべてやった。

今日は最高のスプリントができなかった。スプリントの準備は順調だった。ジョナス・リカールトとヨルディ・メイウスをラストマンにして、かなりうまくいった。

でもアタックしたら、ティム・メルリエとオラフ・コーイがすぐに追いついてきた。

最高のフィーリングではなかった。残念だけど、それが現実なんだ。

当初、あなたがベルギー選手団の唯一のリーダーであり、その後、メルリエがメンバーに加わりましたね。

今日は優勝にふさわしい選手がいた。チームとして勝てたこと、全員にチャンスが与えられたことをうれしく思う。ティムは明らかに最速だった。

 

6位 マッズ・ピーダスン

今日はこれ以上得るものはなかったと思う。レースをご覧になった方は、デンマークのチームが可能な限りタフなレースにしようとしていたことをご存知でしょう。

できるだけ多くのスプリンターを降ろしたかったけど、最近はみんな上手いから、それは簡単じゃなかった。今日のレースでこれ以上の結果は出せなかったと思う。それでも6位でフィニッシュできたことは、これまでの努力の賜物だと思う。

マチュー・ファンデルプールとの逃げについては?

強力な逃げだった。僕たちは皆、全力疾走したんだ。もしベルギーとイタリアが誰も連れていなかったら、彼らは逃げ切りを図るだろう。彼らと私たちのグループとの戦いだった。彼らは間違いなくその戦いに勝利した。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 MERLIER Tim
Belgium 250 4:37:09
2
 KOOIJ Olav
Netherlands 200 ,,
3
 MIHKELS Madis
Estonia 150 ,,
4
 PHILIPSEN Jasper
Belgium 125 ,,
5
 KRISTOFF Alexander
Norway 100 ,,
6
 PEDERSEN Mads
Denmark 90 ,,
7
 BITTNER Pavel
Czech Republic 80 ,,
8
 ANIOŁKOWSKI Stanisław
Poland 70 ,,
9
 LAPORTE Christophe
France 60 ,,
10
 KIRSCH Alex
Luxembourg 50 ,,
11
 DÉMARE Arnaud
France 40 ,,
12
 WALSCHEID Max
Germany 35 ,,
13
 MILAN Jonathan
Italy 30 ,,
14
 KUBIŠ Lukáš
Slovakia 25 ,,
15
 LIENHARD Fabian
Switzerland 20 ,,
16
 WÆRENSKJOLD Søren
Norway 15 ,,
17
 BOHLI Tom
Switzerland 10 ,,
18
 MIQUEL Pau
Spain 5 ,,
19
 TEUNISSEN Mike
Netherlands 5 ,,
20
 MEEUS Jordi
Belgium 5 ,,
21
 KOGUT Oded
Israel 5 ,,
22
 PELLAUD Simon
Switzerland 5 ,,
23
 EINHORN Itamar
Israel 5 ,,
24
 ŤOUPALÍK Adam
Czech Republic 5 ,,
25
 LAUK Karl Patrick
Estonia 5 ,,
26
 BISSEGGER Stefan
Switzerland 5 ,,
27
 ZANGERLE Emanuel
Austria 5 ,,
28
 NORSGAARD Mathias
Denmark 5 ,,
29
 CONSONNI Simone
Italy 5 ,,
30
 VAN DER POEL Mathieu
Netherlands 5 ,,

コメント

  1. ソルト より:

    ベルギーはメルリエとフィリップセンを共存させるとは無茶しますねw
    しかし、これでベルギーは今年の五輪ロード、欧州選手権ロード優勝。
    ここに世界選手権ロード優勝を加えられるか、あるいは同一年トリプルクラウンを狙うあの男がそれを阻むか、注目ですね。

    • ちゃん より:

      ベルギー代表監督のスヴェン・ヴァントーレンハウト(Sven Vanthourenhout)は、Soudal – Quick Stepのパトリック・ルフェーブルにアドバイスを求めたそうです。

      落車で背中の傷が開いていたティム・メルリエは、身体は痛いけれど脚の状態は良かった。パトリック・ルフェーブルは加えるべきだと。二人のスプリンターを使って見事に勝利したので結果オーライでしょうか。

      あとは、おっしゃる通り世界選手権の行方ですね。もし、彼がアシストに回ればクラウン制覇もありかと。

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