2024 グランプリ・サイクリスト・ド・モントリオール タデイ・ポガチャルの復帰第2戦の走りは?

カナダのワールドツアーレース第2戦。グランプリ・サイクリスト・ド・モントリオール。Grand Prix Cycliste de Montréal(1.UWT)

モントリオールの市街地を周回するサーキットコース。

 

過去の優勝者は

• 2023    アダム・イェーツ
  
• 2022   タデイ・ポガチャル
  
• 2019　グレッグ・ファンアーベルマート
• 2018　マイケル・マシューズ
• 2017　ディエゴ・ウリッシ
• 2016　グレッグ・ファンアーベルマート
• 2015　ティム・ウェレンス
• 2014　シモン・ゲランス
• 2013　ペーター・サガン
• 2012　 ラーシュ・ペター・ノードハウグ
• 2011　ルイ・コスタ
• 2010　 ロベルト・ヘーシンク

 

モントリオール～モントリオール　　209.1km

 

カナダの都市モントリオールを通るサーキット。12.3kmのサーキットを17周。昨年から1周少なくなっている。

1周の獲得標高は269m。合計4,573mの獲得標高となる。昨年とコースは同じ。登りは3か所。最も長い登りはコート・カミリアンウード。

 

1. コート・カミリアンウード　1.8km・8%
2. コート・ド・ポリテクニーク　780m・6%
3. パニュエロ　535m・7.5%

 

注目のライダーは

• Lotto Dstny　アルノー・デリー、マキシム・ファンジルス
• UAE Team Emirates　タデイ・ポガチャル、フアン・アユソー、フィンフィッシャー・ブラック、ティム・ウェレンス
• Team Visma | Lease a Bike　マッテオ・ヨルゲルソン、ティシュ・ベノート、ウイルコ・ケルデルマン、ミラン・ファダー
• INEOS Grenadiers　ローレンス・デプルス、コナー・スウィフト、マグナス・シェフィールド
• Soudal Quick-Step　ジュリアン・アラフリップ、イラン・ファンワイルダー、ファウスト・マスナダ
• Lidl – Trek　バウケ・モレマ、クイン・シモンズ
• Decathlon AG2R La Mondiale Team　ポール・ラペイラ、オレリアン・パレパントル
• Red Bull – BORA – hansgrohe　ジェイ・ヒンドレー、マキシミリアン・シャフマン、マッテオ・ソブレロ
• Alpecin – Deceuninck　アクセル・ローランス、ジャンニ・フェルメルシュ
• Groupama – FDJ　ヴァランタン・マデュアス
• EF Education – EasyPost　ベン・ヒーリー、ミッケルフレーリク・ホノレ、ミケル・ヴァルグレン
• Bahrain – Victorious　マテイ・モホリッチ、ペッリョ・ビルバオ
• Movistar Team　アレクサンデル・アランブル
• Team Jayco AlUla　マイケル・マシューズ、サイモン・イェーツ
• Arkéa – B&B Hotels　ユエン・コスティウ
• Team dsm-firmenich PostNL　ロマン・バルデ、ワレン・バルギル、フランク・ファン・デン・ブルック
• Intermarché – Wanty　ビニヤム・ギルマイ、ロレンツォ・ロタ
• Cofidis　ブライアン・コカール、アクセル・ザングレ
• Astana Qazaqstan Team　ケース・ボル、シモーネ・ヴィラスコ、マックス・カンター
• Israel – Premier Tech　デレク・ジー、ステューブン・ウィリアムズ
• Uno-X Mobility　トビアスハラン・ヨハンネンセン

 

スタート

タデイ・ポガチャルは、昨日はタイミングを間違えたと。最後に待ちすぎてしまってスプリントができなかったと。さて、今日の結果は?

 

スタート前。

 

ジュリアン・アラフリップも先頭に。

 

さあ、スタートだ。

 

カナダのジェームス・ピッコリがアタック。2022年までIsrael – Premier Techに所属。

 

ピッコリに追走が追いつく。

 

先頭はすぐに追い付かれる。

 

二人が少し脱げたす。

1. ギル・ゲルダー　Soudal – Quick Step
2. マイケル・レナード　INEOS Grenadiers

 

タイム差が出ない。

 

残り187.5km。タイム差は1分35秒に。後ろからDecathlon AG2R La Mondiale Teamのドリース・デポンドがきている。

 

残り14周

2人はゴールラインを通過。

 

ドリース・デポンドは1分17秒差。

 

マイケル・レナードは2023年チーム入り。20歳のカナダ人。

 

ギル・ゲルダーは、今年Soudal – Quick Stepの開発チームから昇格。ツール・ド・スロバキア総合7位、ドイツツアー総合9位。21歳のベルギー人。

 

ようやくドリース・デポンドが追いついた。

 

残り13周

集団は4分差で通過。

 

集団は止まっているようだ。残り168.8kmで4分36秒まで開く。

 

残り158.4kmで4分32秒差。

 

集団はUAE Team Emiratesが引いている。

 

残り135.8km。タイム差は2分37秒差に。

 

昨日はタデイ・ポガチャルのアタックについていって、最後はスプリントできなかったアルノー・デリー。今日はどう走るのか。

 

残り125.3kmで2分17秒差。

 

Lotto Dstnyのアルノー・デリーは止まってしまった。

 

残り5周

残り5周で1分20秒差。

 

集団は大集団のまま。

 

Astana Qazaqstan Teamのアルベルト・ベッティオルはリタイヤ。

 

 INEOS Grenadiersのコナー・スウィフトがアタック。

 

コナー・スウィフトは捕まりBahrain Victoriousのマテイ・モホリッチが攻撃。

 

先頭からドリース・デポンドが切れた。追走で足を使っている。

 

先頭は二人に。残り54.1kmで30秒差に。

 

マテイ・モホリッチは単独で先頭を追う。

 

集団はUAE Team Emiratesが引いている。

 

マテイ・モホリッチが、もう少しで先頭に追い付く。

 

残り4周

マテイ・モホリッチが追いついたので、先頭はもう少し逃げれそう。

 

マテイ・モホリッチの引きで、 INEOS Grenadiersのマイケル・レナードがきれた。

 

マイケル・レナードは集団に捕まる。

 

マテイ・モホリッチは、タイム差を30秒に保っている。

 

9秒差となって集団が迫る。

 

残り3周

もう、6秒しかない。

 

マテイ・モホリッチが捕まった。

 

UAE Team Emiratesがそのまま前を引く。

 

昨日優勝したTeam Jayco AlUlaのマイケル・マシューズが切れた。

 

残り27.2km。UAE Team Emiratesは出来る限り集団を絞っていく。ラファウ・マイカとドメン・ノヴァクがタデイ・ポガチャルのアシストとして残っている。

 

残り2周

かなり人数は減っている。

 

UAE Team Emiratesのドメン・ノヴァクも引き終わった。

 

ラファウ・マイカが全開で引く。引き終わるとタデイ・ポガチャルがアタックするのか。

 

ラファウ・マイカが外れて、タデイ・ポガチャルがアタック!

 

あっという間に、後ろにいたマッテオ・ヨルゲルソンをちぎっていく。

 

すぐに後ろが見えなくなる。

 

このまま、最後まで行くのだろうか。

 

残り19.3kmで21秒差。

 

集団から3人が抜け出すか。

 

EF Education-EasyPostのニールソン・ポーレスが追走の先頭に。

 

ニールソン・ポーレスは捕まり、単独で追走となっている。

 

今度は、ジュリアン・アラフリップがアタック。

 

残り14.8km。タイム差は30秒に広がる。

 

追走は強力な4人に。

1. ジュリアン・アラフリップ　Soudal – Quick Step
2. ペッリョ・ビルバオ　Bahrain Victorious
3. バート・レンメン　Team Visma | Lease a Bike
4. アレクサンデル・アランブル　Movistar Team

 

残り1周

ジャンが鳴って、残り1周に。

 

タイム差は41秒となる。

 

追走からTeam Visma | Lease a Bikeのバート・レンメンが切れた。

 

残り8.7km。43秒差に。

 

追走はBahrain Victoriousのペッリョ・ビルバオ単独に。

 

ペッリョ・ビルバオが36秒までつめてくる。

 

追走でジュリアン・アラフリップが先頭に。

 

残り3.1km。タデイ・ポガチャルは、ペッリョ・ビルバオを44秒引き離す。

 

タデイ・ポガチャルがゴールエリアに。

 

スタッフとタッチ。

 

今度は、観客とタッチ。なんという余裕。

 

タデイ・ポガチャルは、ツール・ド・フランスからの復帰第2戦で見事な走りを披露。

 

これは世界選手権の有力候補であるのは間違いない。

 

タデイ・ポガチャルは、今シーズンの22勝目に。

 

2位はBahrain Victoriousのペッリョ・ビルバオ。

 

3位のスプリントは、根性でジュリアン・アラフリップが獲得。

 

リザルト

優勝したUAE Team Emiratesのタデイ・ポガチャル

ここでのレースは楽しかった。チームのみんなは素晴らしい仕事をしてくれた。チームがいなければ、こんなことはできなかった。

脚もとても良かった。タフで暑いコースでの勝利にとても満足している。この勝利は、2週間後に向けて弾みと自信を与えてくれる。ワールドカップが待ちきれないよ。

今残っている予定は?

スロベニアに戻ることだ。そこで、ワールドカップに向けた準備につなげる。もちろん、準備はできている。

 

2位　Bahrain Victoriousのペッリョ・ビルバオ

これは本当に素晴らしいことだ。強いチームでスタートしたし、自信もあった。みんな本当によくやってくれた。

すべてが完璧だった。チームメイトのおかげで、レース中のエネルギーをかなりセーブすることができた。決勝では、すべてを出し切るだけだった。ポガチャルに追いつくのは不可能だった。自分のレースをした。

自分のペース 「すべてが完璧だった。チームメイトのおかげで、レース中のエネルギーをかなりセーブすることができた。決勝では、すべてを出し切るだけだった。ポガカーに追いつくのは不可能だった。自分のレースをした。

シーズン終盤のこの表彰台フィニッシュは、今後の世界選手権に向けて大きな後押しとなる。

 

 

3位　Soudal – Quick Stepのジュリアン・アラフリップ

彼が加速したとき、すぐに大きなリードを奪った。いくつかのチームとチェイスを試みた。一時はいけると思ったんだけど、それでも近づかなかった。

モントリオールでは、ただ表彰台に上がればいいというものではない。そのためにはコースが難しすぎる。

ワールドカップは、2週間弱後に開催されますが。

タイミング的には問題ない。ツアー・オブ・ブリテンで頑張ったし、カナダではいい感じで走れた。

ワールドカップへのさらなる飛躍は？

来週末のプリムス・クラシックにはまだ乗る予定だ。でも、今やるべきことは休養と回復だ。時差ぼけは今すぐ解消しなければならない。